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かつて神だった獣たちへ 4話 [アニメ]

かつて神だった獣たちへ4話となりますが・・
この作品、当たり前であるし、仕方のないことなのですが・・
1話ごとに、ハンクの仲間の命が散っていく・・・。
その重みに惹かれて視聴している筈ですが・・
やはり、ハンクも奪いたくて仲間の命を奪っているわけじゃない。
だから、切なくも、いたたまれなくなってしまうのです、見てるこちらとしては~~~。
でも、それがこの作品の魅力なんですけれどね!
彼にとっては、どんな姿で何をしていようとも、仲間であることにはきっと代わらない。
だからこそ、その命を奪うことに苦悩する・・
多分、数年前の私ならば、そこに萌え~を感じていたのでしょうが、年を重ねると共に、視聴した際の感覚も変わっていくものだな・・
なんて思いつつ・・。
そして、毎回見ていて思うのは、命奪われていく皆優しい心根の人が多かったのかな・・
心優しい人たちだったからこそ、かつては神だったのか・・
優しいからこそ獣の心に支配されてしまうのだろうか・・
なんて、勝手に、ふと思わなくもないですが・・。
そんな雰囲気にとらわれている私の心は裏腹に、旅の同行者である少女の無邪気な笑顔が眩しい!
好奇心一杯のキラキラしてる瞳を見ると、ああ、この子も普通の娘さんなんだな・・と、思わず心癒されます(笑)
そして、汽車に揺られる中、車掌さんらしき人の言葉に、少し複雑な心境になります。
人を運び、物を運ぶ。戦争は終わった・・これからはこの鉄橋とともに幸せな未来へと続いていく・・
そう、笑顔でいえるのは、有難いこと・・
だって、それは今、彼らの人生は幸せに満ち足りていて、戦争の傷跡というものも、彼らにとっては既に遠い昔のこと・・。
人間、そんなものなのでしょうね・・。
過去を思い、ずっと抱えながら生きていく人もいれば、過去を忘れ去っていく人もいる・・。
知ることなく生きていこうとしている人も少なくないでしょうし・・・。
今の若者は戦争の恐ろしさ・・て、どう思っているのでしょう?
人の命が無残に奪われていく・・そういう出来事をどこまで感じ、考えられるのでしょう。
私でも祖父母や学校の教科書、邦画に・・
今では子供に悪影響だから・・と、いわれる漫画のはだしのゲン・・
そして、アニメ映画の火垂るの墓・・
こういう作品を拒む親が、戦争を知らない子供に戦争の非道さと、命の尊さを教える機会を失い、無知な子供を育てているようにしか思えなくて・・。
こういう、目を背けたくなる事実にふたをすること程、浅はかなものはないのに・・
でなければ、何が罪で善なのか理解できぬまま大人になってしまう。
それが不安でもあり、怖くもあり、悲しくもあり・・。
流れ行く時の中におきさられていった人の思いが切ない・・。
でも、だからこそ、幸せにくらす人々は今をちゃんと守らなきゃいけないものでもあり・・。
てか、そういう自覚を今の現代の人は気づいて欲しいな~と、思いつつ・・。
それにしても、今回の戦闘も又、切なく・・。
昔の仲間を、せめて、苦しまず一思いにいかせてやりたい・・・
というのが一番強く感じた回のような気もします。
そう、目の前にいつ元仲間である彼には、まだ人としての理性がまだ残っている・・。
だからこ、ハンクはできるだけ痛みを負わせない形で処理と・・。
ある思いを遂げさせてやろうとした・・。
そう、実際、獣の姿である彼にも少女の言葉が耳に届いているのです・・
それは正に、姿形がどうであれ、彼の心はまだ獣に落ちぶれてはいないということで・・。
けれど、外部の人間たちには、そんなこと知るはずもなく・・・
姿の変わってしまった仲間を、化け物だからさっさと始末しろ・・そういって見せる彼らを、ハンクはどんな思いで聴いているのだろう・・。
少女は訴えます。
貴方は何を求めているのか教えて欲しいと・・。
人と、獣が共に共存することが出来ないのでしょうか・・。
少女は知ってしまった。
彼らはなんらかわらない自分と同じ生き物だということ・・。
だから助けたい・・・
けれどそれは、彼女が彼らがどういう存在なのか知っているからこそいえることで・・。
真実を知らぬものからすれば巨大な化け物・・・
実際いつ暴れて、何されるかわからない恐怖の存在でしかなく・・
どうすることも出来ないのです。
そして、市民の私利私欲による勝手な行動が、ハンクの計画から大きくそれてしまい・・
結局は深い傷を再び負わせなければならなくなる。
強靭で硬い肉体だからこそ、手加減なしでは到底楽な死に方を与えてなどやれず・・
深い、深い傷をおい、血を流しながらただ一点を見て歩き・・・
いきついた先で、涙を流しながら息絶えていく・・・。
ハンクが彼にしようとしていた・・・
してやりたかったことはこれだったんですね。
最後を遂げる前に、せめて・・と・・。
そうして、そんな彼を見る少女の瞳は酷く優しい。
人って、そういうものなんですよね。
どんなに憎くて仕方なくても、その人の人となりを知ってしまうと、ただ単純に憎む相手ではなくなってしまう
勿論、それですべて許すわけでも、憎しみを忘れるわけでもない・・
ただ、別の勘定が芽生えざるおえないといいますか・・。
見知らぬ人間も、名前や顔を・・会話をしてしまえば見知らぬ人間ではなくなってしまいますしね・・。
ネット上で平気で他人を傷つけられるのって、相手の顔が見えないから罪悪感薄いいんだろうな・・
なんて、ふと思ってもみたりして・・。
ハンクという男は別に悪人ではない。
むしろ優しい男であり、だからこその今の彼の行いなのです。
そう、一人の人を知るのに、時間なんて関係ないのです。
一瞬で理解できる人もいれば時間かけても理解できない人もいるし・・
人付き合いってそんな感じ。
ただ、理解できなかった人が理解できるようになる


そして、そして・・・
初登場のキャラ~~と、思っていた人物は・・
そう、1話で出ていたあの彼だった~~~(笑)
てか、私って本当、リアルな人間の顔覚えるのも苦手なので・・
いいやはや、恥ずかしい・・
そして、予告の雰囲気ではシャールの心は、人の心をもつ獣たちへと深くよりそっていくように・・
回をおうごとに面白くなっていきます♪

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