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月姫 プレイ感想3 [ゲーム]

理性と本能。
生きるために目の前の生き物を殺すことは出来ない。
かといって、自我を保つためにここで殺されるのもゴメンこうむりたい・・
ならば他に選べる選択肢とは何か・・・
迷う時間も命もないまま、更なる巨大な敵が目の前に現れる。
残っているはずの傷後のない体・・
燃えるように熱いのに燃えない体・・
その哀れで壮絶な姿・・
異常なまでに恐怖心をあおる謎の存在・・・
伸ばされる手・・・
何度目かの死を覚悟した瞬間、彼の身は・・
それをきっかけに、彼の意識が変わる・・
恐ろしい化け物としか思えていなかった人物に対する意識・・
安らかに眠る横顔に感じてしまう安堵感・・
けれど、彼のおかれた現状だけは変わらない・・
本当に謎だらけで・・
彼は本当に事故により生死の境目となったのか・・
又、死んでいなかったのか・・
あの記憶に残る壮絶な状況は何なのか・・・
そして、非現実すぎる出来事の確かなる痕跡・・
身勝手で残酷すぎる事実。
そんな中、救いのある出来事といえば・・・
二人の関係は確実に変化していく。
利用し巻き込もうとするものと、後ろめたさのまま巻き込まれてしまったもの・・
結果的には互いを守るために、意識的にしろ無意識的にしろ動いた結果が今あるわけで・・。
彼という男は、本当に地に足をつけた生き方・・。
自分の不始末で起こした責任は自身でとるべきであり・・
己が考え行動した上での結果は事故責任
誰かにその責を背負わせるべきではない・・・
と・・
責任転換のなすりつけあいばかりしている政治家さんに、爪の垢でものませて差し上げたくなりそう・・♪
彼という男は自問自答の繰り返し・・
多分、おかれた状況が状況故か・・
己自身の能力に蓋をしていたということもあり・・
ふとした瞬間、彼女とのやりとりで思い出す。
自身の異常な行動。
気が狂っていると思われても致し方ない行動を、この手で彼女に犯してしまったこと・・
そんな行為を犯してはならないと、遠い昔教えられたというのに・・
彼女があまりに無邪気に自分へと笑いかけてくるから・・
かけられる言葉が、空の境界と被っていて・・
人の命を傷つけるとは罪
これは間違いのないこと・・
けれど、そうすると他の動物は?
自身が快楽を求めるためだけに奪うことと、生きるために命を奪うというのとは又違ってくる・・・。
彼は、別に好きでこんな行為をしたわけでも、他の人間以外に行ったわけではない・・
そして、何より彼の持つ能力は人ならざる物だから・・・
それを知らないものには、罰せられる権利はあっても責める権利はない・・
と、言葉にすると非情にややこしいですけれどね・・
被害者が相手のことに対してどう思うと、それは本人の自由であり誰にも咎められることが出来ない・・。
だって、本人にしかわからない気持ちですし、思うだけでだし・・
特殊と通常・・
て、どこで境目をつければいいのか・・
なんて、時と状況においても色々でしょうか・・
それを具体的に表現してといわれても、なかなか難しいですが・・
法律だって、緊急事態には特例を出すことが法律上なっていたりもするわけで・・
普通の人には、お決まりの処罰でいいけれど、普通じゃない人には普通は通用しないし・・
と、こういう例とは又真逆・・
例えるなれば、生命の危機に面した際、自分の身を守るために相手に危害を加えてしまった・・
とか・・
というのとも、ほんの少し違う。
心が止んでいたから・・・
という理屈も、私的には許されないことだと思うし・・
と、考えると、たとえ話を持ちだして表現するのは難しいですね。
この作品のいいたいことも凄くわかるけれど、言葉の表現って非常に難しい・。
戦争にいってストレスためて引き籠りになってしまう人と、ただ単に会社で人付き合い上手くできずに引き籠っている人とは違う・・
というのが、私的に一番近い表現になるのでしょうか??
いい大人が職場復帰できない現状において許されるのと、そうでないものと・・
会社でちょっと問題とか上手くいかない・・
こういうので引き籠りは社会人としてどうかとは思いますが・・
戦争によるストレスにより仕事復帰が難しい・・
等いったものは特例・・
かな・・
なんて思います。
仕事のストレス等は私dめおわかりますが、死と隣り合わせ戦争を対円された方の気持ちを理解するのは私には難しいですし・・。
う~む難しい・・・(苦笑)
何はともあれ、罪を犯した後、罪を罪と認め、それを背負っている限り問題はない
起こってしまったことは取り消せないのだから・・。
許されないのは、人一人の命を奪っておいて平然としている人・・
そういう人こそ、罰せられるべきであり、生きる証も価値なんて・・
と、つい思ってしまう私なのですが・・
この作品はファンタジー
だからこそ生まれる問題定義・・
人と人の社会。
化け物には化け物の社会があり・・
それらには統一されるものは一つもない。
人に危害を加えた化け物が人に処罰されるのは、人間にいう命を奪うから罪なのではなく、命を奪われたくないから先に始末する・・。
そこに、社会の秩序というものはなく・・
この化け物は、彼らが思っていたよりも残酷で。理性のない本能の塊・・・
その風景には、当たり前の日常もなければ生きた人影もなく、あまりにも無残でむごたらしく・・
そんな中を突っ切ろうとする一人の少女の姿・・
そう、建物つたいに夜空を舞うシーンなんかは、まさにフェイトの凛ルートのアニメの映像を凄く彷彿とされたりもして・・♪
後、衣装やらなにやら・・
まさに姫・・
という感じで、本当に美しい・・・♪
同時に主人公の戦う姿も・・
殺さずを通して倒せる相手ではない。
逃げきれる相手でもなく、背を向けることは死を意味する。
そう、生きるために逃げるという選択は大きな誤算で、生きるために戦うという選択こそ生への最後の選択・・
けれど、相手も一筋縄ではいかない・・
だからこそ、出来るできないではなく、やらなければならない
決して彼は強くはない。
特殊な能力がある、ただの男。
けれど、彼は諦めない。
死んだ後のことよりも、他に優先すべきものがある・・
そういう彼の判断が果たして正しいのかどうか・・
生きるを優先か、勝利を優先すべきか・・
非情に難しい所・・・
その決断しか他にはない、最後の切り札。
そうやって乗り越えていく・・・。
本来勝ち目がないのに、ギリギリの限界まで頭と体を使ってボロボロになりながらも・・な。
そういう戦い方を見ていると・・
ああ、フェイトの作者様なんだな・・
この人の生き方の価値観を物語ってくれているようで・・
なんだか、本当、物語として最高に面白い・・・
という感じにて、一つの山場をとりあえず迎えたのかな?
という感じにて、今日の感想はここまで♪
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