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私の幸せな結婚 3巻 [漫画]

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美世が幸せを勝ち取った巻~とでもいいますか・・
どんな境遇であり、親がどうであろうとも人の本質はやはりその人自身にあるもの・・
ということが体現させられた話のような気がします。
そして、結局は見た目がどんなに美しかろうが、心が醜く歪んでいれば見た目も醜く崩れ落ちていく・・ということ・・。
美世は見た目は、さほど美人ではないでしょうが、磨けば美しくなる少女・・
それは、直ぐ目の前にあるのではなく、多少の時間はかかれども、彼女の旦那様を思う純粋な心と、心の強さが幸せを勝ち取った・・
という形でしょうか・・。
彼女は今まで意志を強くみせなかったのは、決して意志が弱かったのではない・・
他者にどんなに痛めつけられても手に入れたいと、強く思うものがなかっただけ・・
そして、人は大切な物を見つけ手にしたときはじめて強くなれる・・
決して他人を卑下することなく、控えめすぎるくらいの美世だからこそ心地よい空間を与えてくれる彼女を夫である清霧彼は愛しいと思うし、守りたい・・
そう思える存在へとなっていったのです。
美世はけして間違ったことはしていない・・
ただ幸せを、愛しい人の傍にいたいと思っているだけ・・
妻として愛されているのだから、それを求めて何が罪というのか・・
だからこそ、彼女は折れない。
どんなに殴られけられても、自分の思いと行動は間違っていない・・
例えこの命がはてようとも、それだけは彼女にとって譲れない唯一の思い・・。
そんな彼女を助けに、かけつかた清霧はまさに救世主!
そして、見目は美しいのに、姉をねたむあまりに醜く縋りついてくる妹へと冷徹な眼差しで突き放す清霧の言葉!
徹底的な彼からの言葉に恐怖と絶望に陥った妹の姿が、こっけいで、又すすがしく・・(苦笑)
だって、世の中、どんな人にも幸せは与えられるべきだという人がいますが、他人の幸せを妬むのはともかく、気に入らないからと害をなすような人物に幸せなんて与える権利なんてないのではないかな・・
な~んて、聖人君子ではない、一人の人間としては、このシーン、凄くお気に入りといいますか、もの凄いすっきりしました(笑)!
そして、そんな彼に負けじと、美世を思うばかりで何もしてあげようとしなかった幸次の言葉も・・
まあ、今までいうべきことを今更になって~
という感じはしなくもないですが・・
ちゃんと、ようやく美世を守るべき言葉を発してくれて・・
殺したいくらい憎んでいるけれど、それ以上に愛しい人を君なんかのために泣かせるようなことはしたくないんだと・・・
本当、彼女が彼の傍にいる間に、そういうことをきっぱりといって彼女を守ってやっていれば・・・
と、思わずにはいられません。
そこでようやく気が付くのです。
自分は彼女にふさわしくない、彼女を幸せに出来るのは他の男で・・
美世自身も、確かに昔はこの男の存在のおかげでどうにか生きてこれた時期があった・・
けれど、彼女にとって一番の存在は、もう彼ではなく・・
ようやく、一歩、それぞれの生きる道へと踏み出した・・
という感じで。彼女のお家問題はこれでひとまず・・
という感じで、ようやく二人は本当の意味での夫婦となって、めでたしめでたし・・
と、いいたい所ですが、彼女の悪夢は未だ続いており・・・
そして、彼女自身の身にも気になることが・・
そう・・
物語は新しい展開へと~~
という感じにて、3巻が終わります!
そう、彼女の心の成長、恋愛成就~へと、ようやくたどり着いた~
て、感じなので、今後の展開は・・
美世の花嫁修業~
そして、夫婦の甘いひと時を味わいつつも・・
彼女の中にある消しきれない、深い心の闇と・・
彼女自身すら知らない何かが・・
おこる・・
ということで、楽しみに待て、4巻~
という感じでしょうか♪
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