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赤い砂堕ちる月 永祥  プレイ感想 [ゲーム]

永祥先生は、風属性でプレイしてみましたが、これが又、凄い天然娘で・・(笑)
子供の頃読んでいた少女漫画な主人公キャラってこんな感じでしょうか?
年頃といえば年頃ですが、悪くいえばオツムが弱くて、よく言えば前向き思考?
良くも悪くもマイペースで・・
そんな彼女への汪明の何気ない一言といいますか、会話が妙にツボ?
天然ボケもここまでくると、魅力になってしまうのか・・・
空気読めないのも、時と場合によりけり、良くも悪くもなるといいますか・・(笑)
共通ルートは、ただひたすらにギャグパートといってもいいくらいに、面白可笑しいノリで物語が進んでいき・・。
けれど、そんな彼女も何も考えていないわけではない。
家族のこと、自身の記憶のこと、ちゃんと知っておくべきだと、知りたいと願うようになる。
そして、彼の口から真実の一部を聞かされる。
春霧が記憶を戻せば、今の生活を失ってしまうこと・・・
今の幸せな時を求め続けてよいのかどうか・・。
そうして、個々ルートでは永祥視点にて、彼と彼女の出会いの真実・・
永紅の深い思いが語られる。
それは、彼の狂おしいまでの長き思い・・
限られた人としての一生・・
それとも、人の生に逆らった道で永遠の愛を得るか・・
彼の、そんな思い悩む胸の内・・
そして、春霧への思いに悩むのは彼だけではなく・・
長い間友として、ライバルとして競いあうような、支えあう家族のようにくらしてきた少女の思い。
身近な存在だからこそ思うことがあって・・
負けたくない、けれど彼女ならば・・
そんな反する二つの複雑な思い。
今まで、彼女の内に秘めた恋心は、当たり障りなくしか描かれていなかったけれど、ここではっきりと語られることになる。
父親というには近く、兄というには遠すぎる・・
どんなに優しい微笑みをくれても、優しい言葉を向けてくれても、心は届けられない。
彼の心先にあるのは・・
知らない方が良かったかもしれない思い。
けれど、もっと深く知りたくて・・
同時にそれが怖くもあり・・
彼女にとっては道の世界。
恋なんてしたこともないし、ずっと身内として慕ってきた人間を、急には別の目で見ることも出来ない。
けれど、彼女を見る、切なくも真剣な眼差しは郁子にすることも出来ない。
愛情があるかないかといえば、きっと前者。
それが彼の求めるものかどうかはわからないけれど、彼女は彼女なりに真剣に向き合うこと・・
それが、今彼女に出来る何よりも誠意・・。
けれど、そんな覚悟を打ち砕くような事件が起こる。
国の平和か、愛しい少女の存在か・・
彼にとって、何が大事かなんてことは一目遼前でしょうが、それを許す程に世間は彼らに甘くはなく・・。
又、春霧達にも同じく重い選択がかせられる。
命と引き換えに信念をつらぬくか、全て覚悟の上で信念をつらぬくか・・
けれど、彼女が選んだのはどちらの選択でもなく、第三の選択。
大事な人を助けるために貫く信念
二択よりもはるかに難しく、重い覚悟の選択。
けれど、それを成し遂げるにいは、彼女達ではまだまだ力不足・・
そこに、予想外な人物が手を貸すことになるけれど・・
悩む時間も立ち止まっている猶予もない・・
後先のことばかり考えていては、助けられる命もない・・
怖がっていても何も変わらない
彼女の楽観主義も、時と場合によっては、この上もなく頼もしく思える存在♪
ためらう仲間を強くひっぱっていく・・
普段は頼りなく、ボケーとしているけれど、こういう時はなによりも強い。
人間、いざという時にとれる行動こそが・・
と、よくいいますしね♪
そして、最後の決戦の後・・
大切な人の命を助けるためとはいえ、本当に主人公である春霧が人の命を奪う形になる・・
これは、元がPCゲーだからこそできた展開・・
とでもいうのでしょうか・・
最近は、どうしても、ライトノベルな雰囲気の乙女ゲーばかりが大量生産され・・
何、この尻軽展開は~
と、新規のゲームに手を出すことが年々へってきていた私・・・。
それゆえに、中古とはいえ・・
いえ、中古だからこそ、久々に手ごたえのあるシナリオに出会えたといいますか・・
奥深い物語展開に感動しつつ・・
なにより、主人公がちゃんと命の重みを感じてくれているのが良いな・・
そして、そんな未来ある少女に手を汚させるのはまだ早いと、さりげなく守ってくれる大人達・・。
人を守るのって、時には綺麗ごとでは通れないときがある
けれど、それを決断するには、まだ彼女達には足りないもの・・
それを成し遂げても良いと思える主という存在・・。
この人になら、己の手を汚し、命をささげることになっても構わない・・
そう、思える程の存在・・・。
それは、春霧にとっての・・
その決意を改めるかのように、今回の決着がついて・・
いわゆる大ボスを倒すことはできたけれど・・
その、倒すべき、彼女らにとって敵となるべき相手がやっかいだったというか・・
これでめでたしめでたし・・
というわけではなく、問題はまだまだ山積みだけれど・・
この先どうなるかもわからない・・
けれど、今だけは・・
そんなつかのまの、なんとも賑やかな馬鹿騒ぎ・・
ホノボノとした時間・・(笑)
そして、その後の本当の平和・・
物語的に上手くいきすぎているように見えるけれども、嫌悪感や疑問は浮かばないnおは、キャラ作りがしっかりしているせいか・・。
同じような思いを抱いていたのは、彼女達だけではなく・・
勿論、全ての人が味方というわけでもない・・
けれど、敵というわけでもない・・
そんな複雑な立場ではあるけれど・・
それ以上に、今まで通りの環境で、今までと変わらぬ平和を取り戻せて・・
そんな中、唯一の変化は新たな進展。
そして、多くの記憶を取り戻すことのできた彼女の過去・・
その記憶は全てではないけれど・・
失うものもなく、得るべきもの、望むものを手に入れられたのは、彼女の覚悟と運命が味方をしてくれたのかもしれない。
そうして、本編のその後は・・
甘い雰囲気ではなく、ただひたすらコミカルモードにて、何時もの天然の春霧にふりまわされる永祥の姿が・・
でも、幸せそうだからいいか・・
皆とも変わらず仲睦まじそうだし~
という感じで~
バッドEDは、短いながらに切ない・・
大切な物を失いたく画ない故に選んだ選択は、師匠の意思を・・
術師としての信念を曲げてしまったが故の、後悔の残るフラグED・・
これはこれで悪くない・・
ということで・・
のこるは杏と、追加シナリオ収集のみ~~
という感じで・・
後もう少しです♪
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