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擾乱 8~9話 [アニメ]

愛する物を守るため・・
不条理を無くすために彼女らは戦っている・・
彼女を自分の物だけにしたくて、禁忌に手を染め力を得てしまった物の悲しき末路・・
殺したくなかった・・
これ以上失いたくなかった・・
大切な物を・・
命あるものを・・
それは、今の彼女にとっては何よりの苦痛・・
生きることは楽ではない・・
それこそ、地獄を・・
いばらの道を歩くようなものだと・・
私自身が経験しているから、よくわかる・・
それでも人は生きていかなければならない・・
それは、この世に命を産み落とされた瞬間与えられた責務
だから、私は虐め寺自ら命をたとうとする人を好ましく思えないし、死はただの逃げ・・。
残された物の気持ち全てを蔑ろにして、自身が傷つく以上に周りを傷つける。
自分を生んでくれた者達への・・・
自分を育んでくれた人達への、何よりの裏切り・・。
そして、思うのです。
自分の身を切られることにより、悲しみに明け暮れ命をたとうとする人と・・
大切な人の命を奪われて死を選ぼうとする人とは、大きな違いがあるということ・・・
私は前者は許せなくとも、後者は理解できる・・
勿論、命を自ら捨てる罪には違いないのですが・・
思うことくらいは許されるのではないか・・
自分を傷つけられることよりも、他人を傷つけられることの方が、ずっと苦痛・
それは、大切な人が・・・
自分の命以上に大切と思える、決して心の弱い人間が持てない心を持っているのだと・・。
人は奪われることを恐れます。
だから、大切な人を持とうとしない人は何よりも心弱き人だと私は思います。
勿論、傷つけられた傷みがあるからこそ、大切な物を作りたくないという思いもあるでしょうけれど・・
なんにせよ、命をたつということは、自身にかかわってくれた人への裏切りなのは確か
悲しみに負けて命をたつか・・
それとも、その悲しみを乗り越えて生きる道を選べるか・・
彼女は多くの物を失いすぎた。
両親を・・
身内を二度も目の前で奪われ・・
そして、新しく家族に慣れたかもしれない暖かな存在・・
自分をただの人として接してくれたものたち・・
そして、同じ闇に生きながらも仲間として歩いてきた大切な物達・・
けれど、そんな悲しみは彼女だけではなかった・・
かの男も、背っていた痛みは同じ物・・
彼女の苦しみは、彼には理解できなくても、愛する物を奪われる悲しみや理不尽にしいたげられることの傷みは・・
登場人物の言葉が重く、深く心に響く・・。
思いをなかったことにするな・・
生きていればいつか見つける・・
生きている意味を、一生模索して捜し続けるのが人生だと・・
そんな、彼の過去を知った瞬間、ああ、この男私の好みだ~
と、思えた瞬間・・・
どんな言葉を向けても、生きることを拒み殺してくれと訴える彼女の行為に・・
望まま殺すことの出来ぬ葛藤に・・
今まで多くの命を、妊婦さえ容赦なく命を奪ってきた彼の表情に、耐えきれない苦痛を浮かべる姿・・。
生きるために人の命を奪ってきた・・
そんな道しかなかった・・・
出会うことも、助けたことも、それは全て運命・・
どんなに後悔しても、それは理屈ではない、彼女の心、生き様だった・・・。
死は因果・・
長くは続かない・・・
進むことも、戻ることも出来ない道って、どんな物だろう・・
そんな風に思いつつも・・
この作品、ことごとく期待を裏切ってくれるのは・・
そう、亡くなったと思っていたキャラが、実は生きていた~
と、二度裏切られちゃいましたよ~~~(笑)
そして、そして、更なる裏切りの展開が・・・
そう、彼女の生きる意味・・
決して、それは明るい未来とはいえないけれど、再び彼女は歩くことを決意する。
まだ、彼女の戦いは終わっていない・・・
今の彼女にとって、それが唯一生きる意味で・・
新しい登場キャラと共に、生まれ故郷に戻り、そして覚悟を決める。
そして再び東京に戻り、幼き少女と過ごした、偽りの家族ごっこを暮らしていた住まいにて、見つけた秘密・・・
それは、あまりにも衝撃的な真実で・・
物語はどんどん盛り上がって行きます。
てか、本当に、とことん、いい意味で期待を裏切りまくってくれる作品です♪
でも、同時に、そうか、あの時、彼女に真実を話す、話さない~いっていたのは、このことか~
なんて思いつつ・・
10話も楽しみです♪
タグ:擾乱
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