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サイレントメビウス 1~18話 [アニメ]

主人公の第一印象は・・
クールかつ過去を背負った孤独な少女・・。
父親の記憶はなく、母親の言葉によって伝えられていただけで・・・
だからこそ、真実をこの目で確かめたい・・。
そんな思いを抱きながらも、普通の社会人として働いていたけれど・・
ある出来事をきっかけに、彼女の生活が一般する・・。
目の前に現れた化け物、それらに追われ、追いつめられ、何をいっているかわからぬ言葉を浴びせられ、その結果、ある組織から、君には戦う力があるから共に戦って欲しいといわれ・・
勿論、そんな現実を受け入れられるはずもないのだけれど・・・。
やはり、父親の真相を追い求めるため、自分の運命を受け入れた彼女は仲間になることを決意します・。
が、だがしかし~
このヒロイン、なんともお転婆娘で・・
それゆえ、組織の一員として働かせるには、あまりにも協調性が低すぎて・・(笑)
教育をし直される過程で出会ったロイとの時間が、彼女の頑なな心を変えることになります。
それでも、頑固な面は変わらない・・
表面的には自分一人でどうにでもできるから・・
と、自身の力を誇示しているようなものの言い方に見えるけれど、そうじゃない。
ただ、彼女は仲間を巻き込みたくない・・。
そんな風に思っているが故のワンマンプレイにならざるおえなかっただけ・・
それゆえ仲間との衝突、壁を乗り越え、理解しあうことで仲間の絆を深めると共に・・
教官といっても良いだろう、ロイとの関係も少しづつ深みを帯びていく・・・。
そんな成長を見せるのは彼女だけではなく、他のメンバーも・・
彼女らにも、人にはいいにくい過去や生い立ちがあって・・
それらと向き合い、自分自身との戦いの末、一回り成長していく・・と・・。
そう、最初であった頃は、ほんの一瞬だけ見せられた彼女達の1シーンが、一人1話づつときあかされていく・・
そういうしっかりとしたキャラの背景の描きのあるなしで本当、感情移入しやすいかしにくか~ てのに出てくるので、こういうシーンは本当に大事♪
そうして、戦いの中でいつの間にか大きく成長していた彼女の力が逆流し、眠りについてしまう・・
なんて出来事があり・・。
操られるように足を赴いた先は・・
過去、彼女らと共に戦ったという人ならざる物・・
意思を持って、彼女をマスターと呼ぶべき存在に導く武器・・。
それを手にするべき時がきた・・
ということなんでしょうね・・。
けれど、強気力を得るためには代償というものがある・・
というより、この与えられる苦痛は、この武器を手にするため、苦痛に耐えられるだけの精神力のある人間かどうかを試すもの・・・。
という展開も、昔ながら~な雰囲気で凄く好きです♪
そして、長き眠りから覚めた彼と、共に過ごすうちに・・
なんだろ、凄く共感してしまう所が・・
当時は何も感じていなかったのですが・・
時代の流れ、時と共に人話変わり、町は変わっていく・・・
過去という思い出を壊しながら、新たな時代へと塗り替えていく人類たち・・・
今の私の心情と、凄くリンクしている気がします♪
本当、変わりゆく時代・・とはいっても、当時の日本には、まだ人情や道徳というものに深く触れていて、小汚いことを平気でする人間はごく一部というか・・
心無いクレームという名のイタズラ電話をかけたり、張り紙の嫌がらせ、車のナンバーへのイタズラ・・と、あまりに見苦しい行い・
あまつさえ、看護師さんに向ける差別とか、人のすることではありません!
、助けあうべきときに、人を平気で傷つける、血も涙もない愚かで、人ならざる醜い者達・・。
それだけでなく、救急車の走行の妨害、横断歩道歩いている人を平気でひき殺しかねない運転や、必要以上なあおり運転で人の命を奪ったり、暴力をあびせたり・・
日本は、いつから、こんなにも気の狂ったおかしい人間が目立つようになってしまったのだろう・・。
きっと、新しい物にばかり目がいって、過去という大事な物を忘れさられた、哀れで心失った人達なのだろうな・・
と、彼らの語りを見て、酷く感じたりもして・・。
にしても、この作品、シリアス一色に見えてかい間見えるコミカルなシーンが、微妙にシュールに見えるのは何故でしょう(笑)
以外とギャグ顔を見せてくれたり、ノリ突っ込みはないけれど、地味に笑えるシーンもあったりするんですよね~(笑)
でも、それはそれで丁度メリハリがついて良いかも・・
でも、ギャグはギャグで、以外にキャラ同士の関係性や、個性を作ったり、引き出していたりで、まったく意味のない話~というわけではないんですよね・・♪
過去、共に生きた仲間との再会の悲しい別れの話とかも・・
やはり、子供の頃って、自分の視点でしかものが見れないからズレが生じてしまい、それがいつしか大きな溝になっていく・・
勿論、そんなズレも、幸せで当たり前の時間を過ごしていれば、自然と埋まるだろうけれど、そうじゃない・・
子供の頃からの、異常な生活に、ただ一人置き去りにされたままならば、きっとその心は悲鳴をあげながら誤った道に進み、やがて壊れて消えていく・・。
あの時、その苦しみに気づき手を差し伸べられていたら・・
なんて思っても、もう壊れてしまった時間は取り戻せない・・・。
そんな苦しくも悲しい過去と対面しても尚、いつも通りに笑ってみせることができるなんて、並大抵のことじゃない。
今まで戦闘においては、サポート的立場でしか行えない彼女でしたが、これを見て、又印象ががらりと変わった感じかな♪
後、この作品の面白い所は、サイキックと魔法、そして、銃撃戦
それらが組み合わさっているのが面白い
そして、この時代で定番な、主人公に背負わされる過酷な運命と成長・・
て奴です♪
信じたくない、知ってしまった目の前の現実と、知らされた自身の事実・・
表面だけを追えば、それは残酷な話だけれど・・
そう、現実から逃げずに、ちゃんと向き合えていれば、こんなにもカツミを苦しめるものではなかったのかもしれない・・。
真実が必ずしも真実とは違う・・・
という奴でしょうか・・。
彼女の父親は確かに、結果的に残酷な行いをしてしまったが、そこに伴うまでのいきさつを知ればカツミも父親のことも、自身の中に流れる真実をも責めるものではなくなり、彼女は、ようやく過去のしがらみから抜け出すことができる・・と・・。
同時に、一皮むけた存在になれる・・。
こういう展開は、非常に好ましいですね。
主人公の悩みや葛藤が、もどかしいんだけれど嫌いになれない。
好きな相手ならば最後まで信じてあげれば・・
という思いを抱きつつも、大事な相手だからこそ信じるのが怖い・・
それも又人の心・・
日々矛盾と葛藤していくものでもあるのかな・・
と、思います♪
いってることと、やってることが100㌫正確な生き物なんて、野生の動物だけですね・・
きっと・・。
人には知識と感情がある。
野生の本能とは違う、多彩な感性・・
だからこそ、過ちもあれば、間違いもあって・・・。
そんな感じの物語が、1クールであり、続き物~としてまとめられたお話・・
それが過ぎてからは、新たな新キャラ登場とともに、1話完結なお話が少し続いていき・・
同時に、過酷な環境の中においても、色恋の話がやや深まっていく感じになっていきます。
個人的には、え、ここでカツミと新人の凄腕韓国娘との三角関係の話終わらせたまま話進んでいくの?
なんて、微妙に思わされる展開が、少しだけ残念でもありますが・・
代わりに、ラストスパークに向かう前の、カツミ以外のヒロインに向けたお話が1話づつつづくので・・
これはこれで、感情移入しやすい作りにはなっているのかな・・・
なんて思いつつ、今日の感想はこのあたりで・・♪
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