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デビルマンレディ 14~最終話 総合感想 [アニメ]

わずかながらに残っていた平穏な日々がどんどん崩されていく・・。
とうとう、公で暴れだし始めた化け物・・
人の血肉を食らい、見るも無残な死体を人々の前に残して消えていく・・。
繰り返される惨殺事件・・。
そして、そんな出来事へと・・
一番まきこみたくなかった少女をジュンの運命に巻き込む結果になっていく・・
それも彼女の運命なのか・・
今までのように逃げることも、拒むことも出来ない・・・
そう、そんな彼女を守るため、ジュンは一番知られてはならなかったことを知られてしまった・・
元々、ある男の存在によって、疑いの眼差しを向けらr手いた純・・
何時もと同じようにジュンへと、不安げな瞳を向け、すがりついてきた彼女にジュンの体は、なぜか身動きが取れない・・
それが何故だかわからない・・・
分からないで戸惑っている所に・・
この、かけつけてきた男は、ジュンのことをどれくらい思っているのだろう・・・
と、ふと思ってしまいます。
少なくとも、化け物と戦うための道具ではなく、一人の女性としてみている・・・。
彼女が変身をといた後、裸体をさらしている彼女に上着をかけて見せる紳士的な姿とか・・
彼女が自身の力に不安に揺れている様子を、痛ましげな瞳で向け、何気ない配慮を向けてくれたり・・
自身の身を顧みず彼女を助けようとしてみせたりとか・・
マネージャにしろ、この男にしろ、この微妙な距離感が妙にくすぐられます♪
そんな彼のおかげで、ジュンは危機を乗り越え、自分のあるべき場所へと、背中を押されるように旅立ちます・・。
そして、その戦いに無事に勝利した淳は・・
失った大事なものとともに、彼女は今までにない覚悟を決めます。
けれど、その覚悟が裏目に出てくる・・
というべきか、彼女の中の殺戮を求める快楽が、より一層強くなっていく・・
守るべき物を自らの手で切り刻んだ血の海・・・
毎晩そんな夢を見て、うなされては目を覚ます・・
そして、そんな彼女を心配する男二人の視線も、今まで以上に強くなっていき・・
家族とジュン・・・
幸せな家庭を持ちながらも、ジュン一人苦しむジュンの姿が放っておけなくて、気が付けば家族よりも彼女への執着がどんどん強くなっていく一人の男の姿・・・。
そんな男をどんな風に思っているのか、組織としての立場か、苦しむ彼女の姿を間近で見ているが故の男としての独占よくか・・・♪
近年の深夜アニメでは、こういう大人同士の恋情~めいた展開の作品にはなかなかめぐりあえないので、こういうやりとりは妙に心惹かれるものがある・・・♪
本当、キャラの心の在り方が、それぞれに闇を抱えているといいますか・・
彼女を熱い眼差しで見つめる、同じ力を持つ男・・・
きっと、人同士の愛とはかけ離れた思いでジュンに囚われ心奪われたまさに獣・・・ですね・・。
個人的には、この男にも、もっとジュンを押したおすなり、激しい執愛的な物を心のどこかで求めていたのですが・・(笑)
その代わり・・
ではないですが・・
予感はしていた、マネージャーとジュンの関係が・・・
とうとう、家族よりもジュンを選んんだ彼・・
勿論、自分の本当の姿を知らないから、彼はそんなことがいえるのだと真実の姿を彼の前で見せ、そして飛び立っていくジュン・・
彼の変わりに、彼の家族を助けに・・
けれど、そんな彼女の行為を、化け物に襲われ死者に囲まれている少女にはわかるよしもなく・・
どんなに心が人であっても、はたから見れば獣と何ら変わらない・・・
その現実をつきつけられるだけなのです。
そうして、彼女は、何度も、何度も大事な者を失いかけ、心に傷を負い、それでも立ち上がろうとするけれど・・
とうとう、本当に、その大切な、守ろうとしていたものを奪われてしまうのです。
彼女だけは、これ以上まきこみたくなかった・・
彼女だけは普通であって欲しかった・・
けれど、彼女は、そんな距離感を求めていたのではなく・・
けれど、その少女の意志が、結局はジュンを悲しみに突き落とす・・。
何もわかっていなかったのです・・。
彼女と共に同じ世界で生きていくための方法を・・・。
人の進化とは何か・・
人とは違う力を得て、人とは違う生き方をし、人を見下す生き物がはたして人と呼べるのか・・。
彼女は本当の意味で孤独になっていく・・
彼女を慕ってくれていた少女・・・
彼女を美しいといってくれた同じ力を持つ物が、ジュンを守ろうとして散っていく・・。
そして、自身をこの世界にひきずりこんだ女の裏切り・・
心も体も傷ついた彼女がいきついた場所・・。
ささやかな幸せの時間・・
けれど、所詮その時間はまやかしのものなのか・・・。
静かな田舎に響く悲鳴・・・
無残な亡骸・・・
そして、傍らで無邪気に笑う少女の正体・・。
そして、彼女を裏切った、何よりも許せない存在・・
最後の戦いに向かうジュンが誓った思い・・・
その結末は・・・
好きだったからこそ憎んでいたのか・・
闇と光はついとなる存在・・
だからこそひかれあうものがあったのか・・
そして、全てを捨てて戦った結末に得た者は・・・
幸せに生きる人々と、人ならざるもの同士の共存・・
体の一部と、人並みの幸せを代償に得た世界・・
人々が幸せに笑いあう中、彼女はたった一人・・・
という感じの終わり方~
原作とは全然違うようですが、作画も非常に綺麗ですし、TV版独自の巨大化しての戦闘シーンなんてのも非常に面白かったですし・・
何より、演出が凄く良かったですね♪
微妙に、あれ、生きてたの?偽物?
と、わかりにくい部分はありましたが・・
全体的にみて、個人的には大満足でした~

ということで、総合的に見て・・

☆☆☆☆ 作画、演出
☆☆☆☆☆過酷、シビア
☆☆☆☆ 恋愛
☆☆☆☆☆友情
☆☆☆☆☆ダーク、エロテック、ユリ
☆☆☆☆ 物語構成
☆☆☆☆ 完成度
☆☆☆☆☆満足度

こんな感じでしょうか・・♪
生粋のデビルマンファンからは賛否両論~
とのことですが・・・
私個人としては、色んな萌え要素があって楽しかったです♪
という感じで、そろそろ10月、新作アニメの公表もしなければ~という感じでしょうか♪
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