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暁華薬殿物語 3巻 [漫画]

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2巻で千古と帝はめでたく夫婦となったものの・・・
なんだか、夫婦仲は悪くないものの募る思いを抱えるのは帝ばかりで、関係が進展しても千古は以前と変わらぬまま・・
甘い雰囲気よりも、彼女の頭の中は薬の研究のことばかりで・・・(笑)
鬼も妖も怖がらない。
女の命とさえいえる黒髪も惜しげもなく切り落とすわ、薬の解読のために平気で毒物を口にするという・・
既に女というよりは、男よりも男勝りでカッコ良すぎるヒロイン・・・(笑)
そんな彼女だから、夜の夫婦の営みの時間も色気よりも食い気・・
決して女としてみていないわけではないけれど、女としてどう扱えばよいのか戸惑いが血な帝に同情を寄せつつも・・
けれど、お互いのことは誰よりも理解し、尊重しあっている二人・・
夫婦というよりも、男とか女とか超えた一線で、確かな繋がりを持っている・・
そんな夫婦関係が、もどかしくも嬉しくもあり・・
本来なら、ここは嘘をついてでも危ないことはしないというべきだろうけれど、信頼している相手だからこそ嘘がつけない・・
そんあ千古が嫌いではないです♪
も少し女らしさを身に着けてくれれば・・
なんて思うものの、彼女が動かは破天荒に動くことで物語が動くわけですし~~(笑)
彼女でなければ、出来ないことばかり・・
そして、そんな彼女の言動に心配しながらも、無理に止めるのではなく、諭し学びを与え背中を押してくれる・・。
それは、信頼関係があるからこそできること・・。
そんな彼女の教育故か、彼女は無謀で無鉄砲なことをよくするけれど、決して無知ではない。
人よりも気づけること、又築くこともあり、そして聡い所もしっかりあって・・
凄く、独立した女なんですよね、本当に・・
そんな彼女だからこそ、帝という男に惚れられ、又好いて・・
自分の境遇に嘆くのではなく、自身の足りない部分をしっかり認め、それを努力で補おうとする
流れのままに身を任せれば洛だけれど、その流れに逆らってでも己の信念を貫き通す
自分さえよければよいのではなく、帝として、民を守る立場の人間としてのあるべき姿を心得ている・・
そんな男を、私も非常に好ましく思う次第です!
というか、この二人、似た者同士であり、互いにないものというより、同じ価値観をもつことでつながりあっているように、私には見えて仕方ないんですよね。
誰かに頼ったりこびたりせず、自分で出来ることは自分でするし、多少辛くても一人で耐え抜ける強さみたいなものをもっていて・・
相変わらずの女官の嫌がらせにもめげず、平然としている千古の逞しさは・・
幼き頃の私にも、彼女程、堂々とした立ち居振る舞いが出来ていればな~
なんて、密かに思わされます。
そして、自分のことよりも、まずは仲間のこと・・
着物が汚れようが焼けこげようが、仲間が傷つけられたわけでないのならばそれで良い。
仲間を守るために必死になれる・・・。
でも、迷惑かけるときは迷惑かけさせ、我儘や無理もいうけれど、なんだかんだと文句いいながらもいうこと気てあげちゃう千古つきの女官の成子に同情しなくもない・・
というより、彼女の方が余程しおらしくて姫様らしいといいますか・・(笑)
世の中のことなんて、知らなくていいはずなのに、千古は色んなことに首を突っ込んでいきます。
帝のためだったり、都の治安のためだったり、浮かんだ疑問は疑問のままにせず・・
そして、学んでゆきます。
弱い物が虐げられ、力ある物だけが生き残っていく世の中。
それは、当たり前に見えて、決して当たり前であってはいけないものであって・・。
恵まれた境遇を当たり前と思うことは無知という名の積。
そして、不自由だからこそ、見えるものがある
それは、金銭的なもの、家庭環境や友達づきあい・・・
上手くいかないからこそ、どうすればいいのかを考え学習し、対策を身に着けていく
勉強が出来ないのならば頑張ればいい。
親子関係上手くいかないのならば歩み寄ればいい・・
けれど、どうあがいても駄目な時はふと立ち止まって、何がだめなのかを考える・・。
それでも駄目な時は、それはしょうがないな・・
という時だってる。
勉強も、頑張れば頑張った分だけ身につく人もいるけれど、血のにじむような努力をしてもおいつけず限界を達する人だっているでしょうし・・。
大事なのは、見えないことが罪ではなく、見ようとしないことが罪
千古は正后という立場に重んずることなく、今も今までもやってきたけれど、けれどそれは外の世界を知らない彼女の視点にすぎなかった。
植えて苦しむ人達がいて、自分は何も知らず暖かい布団の中で寝て、困ることのない食事に毎日ありつけて・・
そんな自分だからこそ、厳しい外の世界に何もできずに蹲っているのが嫌で・・
強くなりたいと改めて彼女は思うようになる。
世を乱す鬼の存在を通して、又一皮むけて・・
そう、姫君という立場をどんどん超えていきそうな~~(笑)
普通なら、それは帝の正后がすることではないだろう~と、突っ込みを入れる所ですが・・
帝という立場であると共に、一般市民としての価値観、又、千古の気持ちを汲み取れてしまう帝は・・(笑)
付き人である女官の、姫らしい姫ではない何かに変わってしまう~~という突っ込みもなんのその、危ないことはさせない、ただ護身術として必要だ~
と、言ってのけちゃいます(笑)
でも、今後姫でありながら、外を足りまわるのならば、確かに護身術の一つや不たち身に着けtえおかなければ危ないというのも事実なわけで・・・。
それでも、姫は姫・・・
剣を学ばせるのはあくまで護身術であって、けいcて鬼退治のために身につかせたいわけではなく・・。
夫である帝の地位を揺るがそうとする輩に立ち向かう、血気盛んな姫儀を心配する言葉が・・・(笑)
止めたいのはわかるけれど、最早男女の会話ではなく・・
又、同時に、正后であるという立場を完全に忘れているのではないか~という千古との対話が・・
面白くてしょうがないですね♪
いや~止めるのは普通ですよ。
貴方の価値観が姫としては珍しくも、逞しすぎるからであって~
でも、そういうヒロインだからこそ好きでいられるし、四でいてあきないのも事実・・・♪
やっぱ、枠にはまっているのって、はまりすぎていると視野が狭くなるんだろうな~
なんて思わされつつ・・。
坊主の姿で庭先をウロチョロする千古・・
本当、神伸ばして十二単着ていれば、それなりに可愛いのに、男のカッコしても違和感ない程に色気のない彼女が、少し残念といえなくもなく・・・(笑)
はてさて・・
そんな彼女の身分も知らず、絡んでくる公達相手に困っているとp頃に助太刀に入ってきた帝は・・
さてはて、次巻はどんな展開になることやら・・
まて、次巻(笑)
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