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エイティ シックス 3~4話 [アニメ]

今回は、なんとも穏やかで賑やかな雰囲気・・
彼らにとってのひと時の休息。
兵士であり、仲間である前に、彼らも一人の男と女なんだな・・
なんて、女子の水浴びに異常なまでに興奮する男子達の様子が・・・(笑)
そして、ここからは又、地味に違和感のある感じに・・
あんなに、彼女のことを毛嫌い・・
とまではいかなくとも、受け入れがたい存在だと思っていた彼ら・・
何時の間に、こんなに穏やかに、和やかに会話出来るのだろう・・
毎日の日々の積み重ねだけで、自分達を家畜のように扱ってきた組織の人間に対し、そんな簡単に心許せるものなのだろうか・・
勿論、全ての人間がそうだとはいわないけれど、戦場での出来事を笑って話すなんて、長い間共に戦場で戦いあってきた仲間でなければ出来ないものではないのだろうか・・
と、少なからず思います。
そして、この優等生でいい人だけど、世間しらずな彼女・・・
きっと、過去、自身を助けてくれた人の存在と言葉だけを信じ、信じるが故に、こんなにも穢れのない眼差しや志・・
一つ間違えれば綺麗ごと・・
とさえ囚われるである危うい言動が出来るのだろう・・
と・・・。
理想主義・・
理想は高い程に岳ければ良いけれど、それを実現するには、広い世間をもっと知らなければ叶えることは出来ない・・。
彼女の考える思想と、彼らの思想とはことなりすぎる・・・
生きるか死ぬかの戦場で戦う者達には綺麗ごとは通用しないし、立派な志で戦えるものなんてごく限られた人達だろう・・
誰もが死にたくないから戦う・・・
戦わなければ死を待つだけ・・
家族を守りたい・・・
そんな思いであって、赤の他人のために生きようと、戦場をかける聖人君子な人は粗いないだろう・・・。
本当に、世の中には知るべき物事と、知らずにおいた方が良いこと・・
関わるべき人物、関わらない方が良い人物・・・
そういう関係や物事というものが存在していて、一線をひくべき時や相手・・
そういうものが存在する・・。
それを、彼女は知りうるべきなのでは・・
と、心底思う・・・。
彼女は彼らのために何かしたいという思いから必死だけれど、本当にそれが彼らのためになる行為なのか・・
彼らが心から求めているのか・・
多分、きっと彼女はそんなこと、考えたこともなくて・・・
人間、良い人だけでは生きてはいけない・・・。
そして、良い人だというがゆえに、相手を傷つけかねない・・。
そして、その結果が、彼女自身の心を引き裂くことにもなって・・
自業自得・・・
とでもいいましょうか・・
鬼滅の刃でも思いましたが、綺麗ごとだけしか言えない人間は、現実見えてなくて、現実性のないことしかいえてない・・・と、思います。
TVの報道のニュースとかみていると・・
そして、だいたい、そういう発言する人って、偏ったものの見方しか出来ていないんですよね・・。
何を根拠にそんなこといえるの?
と、突っ込みたくなるといいますか・・
けれど、彼女は学びます。
痛い所をつかれ、逃げるのではなく、自身の過ちを受け入れ、必死に考えて・・・・
生まれて初めて、ちゃんと、現実と向き合える覚悟と知識を持てるようになる・・
自分はどれだけ叶いもしない夢物語を理想と唱えようとしていたのか・・
努力で叶えるものが理想であり、それを成し遂げようとするものを尊い人間・・
そして、理想と現実をはき違えた夢を追う者を愚か者という・・
人間、誰とでも理解しあえるのなんて無理があるし、相手と同じ場所に立つというの時と場合によっては限界があることもある。
どんなに相手に近づきたくても、生きる場所が真逆すぎれば不可能なことだってある
そして、まったく同じ世界を見れないからこそ、自分達は平等ではないということを踏まえたうえで、対話することこそ、分かり合える一歩であり、対等でなければ友達になれない・・
そう、思うことこそが、差別の一つなのかもしれない。
自分には自分の世界があり、相手には相手の世界がある
それを踏まえた上での交流・・。
だって、戦争を知らない人間に戦争の恐怖を知ることは出来ない
けれど、戦争は知らないけれど、悪いことだと、人の命を奪うことだという認識を持てるのと、持てないのとでは大きく違う
何もかも恵まれて、それが当たり前だと思っている子供に、不自由をしいたげられる中で育てられた環境の子供の気持ちなんて理解できない・・。
それこそ、理解できないがゆえに、して欲しくもない同情をされる苦しみ・・。
妬みとか色んな感情を完全に消すことなんて不可能でもあり・・・
無理やり消し去る必要もないのかもしれない・・。
そういう、複雑な感情を抱きながら、それぞれの使い方、距離感を学んでいくものだ・・
と、今回の話で、改めて思わされた気がします。
そして、人それぞれの思いって、表面上だけでは、本当にわからないんだな・・
と、いうことも、今更ながらに感じたりもして・・・
彼の言動、理解はできても共感は出来ない・・・
そういう感情こそが、差別の一つだったのかも・・
なんて思います・・・
ああ、そういう理由だったから・・
そう、思えた瞬間・・・
ヒロインが一つ、現実を学びつつ、本当の一歩を踏まえた瞬間・・
この作品を、ほんの少しだけ好きになれてきたかも・・
と、思い始めた所です♪
にしても、やはり、綺麗ごとの言葉だけじゃ、本当だめなんなだな~
と・・
再認識させられる展開が、今回は本当に多かったです。
最後の衝撃う劇的な展開・・
彼女と、彼の繋がりが・・・
という所にて今回のお話は終わり~~~
この作品の好きな所は、主人公の彼の心情・・・
ラストに、口元の笑みと、その後の一言で彼の心情を物語ってくれる・
そういう演出嫌いじゃないですよ♪
作り物の皮肉めいた笑顔なのか、喜びの笑顔なのか・・
一瞬、どっちだろう・・・
と、ドキドキさせられた瞬間、彼の一言で、ああ、彼の気持ちは今こういう状態なんだな~と・・・
目は口ほどにものをいう・・
といいますが・・
目元をあえて見せないからこそ、キャラの心情を表現してくれる・・・
そんな演出が・・
嫌いじゃないです・・・
次回の展開が少し楽しみ・・
なんだか、ちぐはぐだった彼らの心に切れそうな程に細い糸が、ようやくつながった・・
という展開も嫌いじゃなければ、それが余計に、今後の話深みを出してkるえるのかな・・
と・・
だって、ちぐはぐの心のままなら、お互いに好き勝手していればいいいだけ・・。
けれど、少しでも、細くても、1本の糸で結ばれてしまったのならば、きっと、そういうわけにはいかないでしょうから・・
なんて、思ったのでした♪

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