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花咲ける青少年 21~24 [アニメ]

物事の真意を見抜き、的確に指摘する目・・
だてに王国相手に起業家としてわたりあっていただけのことはある男・・
そんな彼は、一見完璧に見えるのですが・・
むしろ、財閥の次期総帥として完璧な教育を受けていたからこそ、他の男達にはかけているものが彼にはある・・・
花鹿への思いは確かにあるし、決して薄いものではない・・
けれど、彼は一人の男の前に次期総帥としての立場がある・・
それを捨てきれないでいるうちは、どんなに花鹿が他の男を選べずにいたとしても、彼に可能性は与えて貰えない・・。
そして、そんな青年達の恋心とは別に、国家をゆるがす波紋はどんどん怪しく、着実に大きく広がってていく・・。
希望の象徴、指導者として王でも、毒にしかならない王もいらない・・
ただ、自分達の思うまま操れる王を求める臣下達と・・
汪の資質を求めてこそ、新の王を求めるものと・・
王宮の間で揺れ動く政治的物語がどんどん膨らみ・・
それらは、いやおうなく花鹿をその世界へと引きずりこんでいく・・
その渦中に己がいるというこを知らないのは彼女だけ・・
彼女がわかるのは、リーレンのわずかな変化・・
社会状勢が非常に難しい状況だということ・・
そう、彼女が選ぶべき夫は誰かで、運命は又大きく変化していきそうです。
そして、そうさせたのは花鹿の父親でもあるダットであり・・。
国王の部下だから・・・
父親の息子だから・・
そんな理屈では通らない策略と陰謀が加速していきます・・。
国民のための国家ではなく、国家の私利私欲のために国民が存在する・・
そんな国を市民が認めるわけもなく・・
目先の欲にばかり目を奪われていいように扱われる王宮の存在も又、堕落している7割方の国家公務員達と似ていて、本当にいつの時代も・・
という感じでしょうか・・・
個人的には、お金につられる人なんて、まともな人ではないといいますか、目先にことしか見えないオツムの弱い人間か・・
という感じでしょうか・・・。
楽な儲け話につられては、騙されて泣きを見る・・
というの、最近では情けないことに流行してしまっているようですからね・・。
なんで上手い話しには裏がある・・て、思えないのか、今だに私個人としては謎です。
器が多きれば、そんな物には踊らされないでしょうし・・
自分が本当に向かうべき場所・・
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない・・
無垢な少年は、一人の青年から、一人前の大人になっていく・・
人って、周りと同じである必要はない・・
弟だから兄に従順なふりをする必要もない・・
肉親であろうが、友であろうが、間違っているのならば、寧ろ肉親だから、友だからこそ身を呈して止めに入っていかなければなら
ないこともある・・。
あえて憎まれ役を得たりとか・・・
そういうの、凄くよくみえてくるようになりました、この少年は・・♪
そして・・
OP映像が2クール目から変化~
そのラストは、この物語のラストを物語っているのか・・♪
だって、彼女にとって、異性等関係なく、何よりも一番樋津陽な存在は、なんだかんだいってリーレンという男・・。
どんなに辛くて苦しくても、彼がいれば少なくとも花鹿の支えになっていることは確か・・
他の誰とも替えの利かない存在なのですから・・。
そして、それはリーレンも同じ・・
だから苦しい・・
彼は、面と向かって彼女が欲しい、他の男に近づくな・・
とは、決していえない男だから・・
例え他の男に彼女の唇を奪われようとしも・・
又、友達ではない恋人のキスを与えられた花鹿にも、やはり決断できない気持ち・・。
まだ恋ではない・・
好きは好きだけど、彼女は恋人への愛を知らない・・。
愛にも色々な形があることも・・
欲する愛・・
それは時に独占欲になる・・
逆に見守る愛・・
自分の愛する人が幸せならばそれで良い・・
そんな愛だって実在する・・。
だから、自分も周りと同じでなければいけなんてことはない・・
100人いれば100通りの愛があるのならば、自分なりの愛し方がある・・・
という彼の言葉は、まさにその通りだな・・
と、思わされずにはいられなく・・
同時に、リーレンなりの花鹿への愛の貫き方ってどうなんだろう・・
彼が心の底から求める彼女への愛し方・・
この作品の恋愛事情は、色々複雑かつシンプルに絡み合っている。
好いた女を奪われる悔しさと同時に、自分にはない、まっすぐすぎる愛情表現が妬ましくもあり、愛おしくも感じる・・。
又、愛する女と一緒になりたいけれど、欲しいのは彼女だけではない・・
恋人への愛と家族的親愛と・・
そして、愛すべき祖国・・・
大人になった彼には愛すべきもの・・
守りたいもの、欲するものが本当に多くなって・・
けれどそれは、彼が大人になった証拠だろうな・・・
とも思います。
子供の頃は、好きな物はあれど、守るべき存在はまだない・・・
誰かを守りたいという思いよりも、欲求芯ばかりが強いのが子供時代ですからね・・
けれど、そういうのも社会のなんたるかを知って、学んで大人になっていく・・・
そういう理性が持てないのは、まだまだ社会人として学ぶべき物を学べていないお子様なんだろうな・・
なんて、ふと思ってみたりもして・・・
政治的なシビアな展開の中に含まれる男女の恋模様が非常にバランス取れていて、その絶妙なバランスが又、よりリアリティを深めていて、本当に良いな・・
なんて思わされます・・
というか、物語はどんどん盛り上がっていき、全然中だるみしないのが素晴らしいですね♪
今後の展開に、ますます期待を膨らませつつ~
という感じで、今日の感想はこのあたりで・・♪
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