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新白雪姫伝説プリーティア 9~13話(最終回)&総合感想 [アニメ]

一人でいる方が楽。
誰も傷つかないし、誰も傷つけない。
そういって自分の殻に閉じこもってしまう哀れな少女。
けれど、それも致し方がないのかも・・
だって、部屋にひきこもっても、実の母親でさえ母親は何もしない。
あの子は一人で何でもできる子だから放っておいても大丈夫だと・・
決して愛情がないわけではない、信頼しているが故の放置・・
とはいえ・・
年頃の娘との親子関係の距離は難しい
放置しすぎも駄目だし、深入りしすぎてもだめ・・
きっと、娘の心の悩みも何もしらないし、気にもとめない母親なんだろうな・・・
旦那に夢中すぎて、娘のこと、ちっとも気にかけていないのはどうなのでしょう・・・
鈍い・・
自分の価値観を娘に向けすぎなのでは・・
この母親・・・
という感じで・・
そして、主人公の方はというと・・
一人孤独を抱えている時に駆けつけてくれた彼の存在が、彼女の中で確かに、特別な存在となっていく。
抱きしめられた腕、お前の変わりは他にはいない。
一人で無理をしなくていい、頑張らなくてももう十分だといってくれた・・
あの瞬間から、互いに互いを意識せずにはいられない・・・
そしてそれは、過去の過ちが起こるかもしれない、そんな危うい危険もあるという・・
けれど、明らかにそれだけじゃない・・・
もしかしたらそれ以上の何か・・・
彼には別の特別な感情がありそうに見えていたけれど・・
その、意味深な視線や行動が、確信へと変わっていく・・
9、10話の展開は、まさかそうきたか・・
と思わされつつも、納得できるものであり・・
けれど残念なのが、少しだけ会話のノリとテンポが速いというか、はしょっている部分があったのが少しだけ気になるかな。
仲間を裏切って愛へと身をささげようとした彼・・
けれど、あっさり拒まれて・・
でも、次の回では、あっさりと仲間になっては、留め砂州といっておきながら、気が変わったと身をひるがえす・・・
どう、何が彼女の心理に変化があったのかが、少し謎・・・
それでも、物語の雰囲気としては悪くはない・・。
というか、私は好きです♪
愛している人が他にいる・・
でも、それは叶わぬ恋・・
それを知っても尚、そんな自分を好いてくれる男が他にいる。
愛する女のためならば、その身を無くしてでも構わないといえる程に・・
孤独になった彼女が唯一縋れるものが他にいなければ・・
というのも、自然な流れでもあり・・・
主人公が家族を守るために姿を消した現世での、家族の様子は・・
ふと思う・・
この義母にとって・・
父親がいなくなった時、すがる相手とまではいわなくても、泣いて縋る母親に力強い言葉を向ける彼女は、心強い存在になってしまったのかも・・
子供ながらの精一杯の強がりと、気づくこともできずに・・。
残念だけれど、母親も一人の女で、いつでも強くあれないのも事実なのでしょうけれど・・。
母親がそんなだから、彼女はずっと亡き父親以外にすがる人がいなくなってしまった、哀れな少女に・・。
そして、そんな少女の心の隙をついて忍び込んでいた闇が止めをさすことに・・
手を差し伸べるふりをして、裏切りという絶望へと彼女を突き落とす、なんとも残酷で残忍な手口・・
そうして、世界が闇に閉ざされていくけれど・・
結局は、皆孤が不安を呼んで、人の心を傷つけたり奪ったりする・・。
そういう方法しか知らなくて・・・
自分が不幸なのを認めたくなくて、自分以上に不幸な人を見て安心する・・。
自分が裏切られたから、誰もがそうであることを願う・・・
弱いから・・
人を信じることを諦めた心はあまりにも幼くて諸いから・・
愛する人を憎みながらも、その心は揺れて乱れて・・
その、純粋すぎる愛に固執する思いがあまりに強いがゆえに、心が闇に歪んで・・
その結末は・・・
後悔という名の真実の愛・・
正気を取り戻したけれど、もう遅い・・
彼女すら気づいていなかった思い・・
あの時、彼女が咄嗟に助けを求めて叫んだ名前は、昔愛していた男の名前ではなくて・・
それに気づいた時が、真実の愛を失う時だったなんて、切なすぎる・・。
再び彼女の心は闇に囚われ、救われたかと思った世界は再び・・
そんな絶望の中でも・・
寧ろ、そんな絶望的な状況だからこそ、感じずにはいられないのかも・・
当たり前の日常では、きっと気づけなかったこと・・。
血のつながった一人娘が世界のために・・
いや、自分達のためにどんな思いをしていて、そんな彼女に親として、姉妹として出来ることはなんなのか・・
力を使うことだけが戦いじゃない
時には信じて待つことも戦いの一つ・・。
結局、自分の居場所なんて、自分で探して見つけるしかない・・。
人を信じて、傷つけあうこを恐れずに踏み込んで行く勇気を持って・・
そうやって、絆が生まれる
泣きながら、声を張り上げて、傷をおいながらも叫んで、走って・・
人は、人を愛するために生まれてくる・・・
どんなに綺麗ごとだといわれようとも・・
だって、誰だって幸せになりたいから・・・。
不幸になんて好き好んでなりたいと思う人がいないから・・。
誰も傷ついて欲しくない、大切な人を守りたい・・
何がなんでも・・
強い・・
強い思いが秦の目覚めを呼び起こす。
闇を消し、世界を救う光・・。
自身の身を犠牲にして・・
悲しみに囚われる仲間や家族達・・
かれど、そこに軌跡が起こる・・。
彼が彼女に残した約束をはたすために・・
そうして迎えたハッピーエンドド・・
最後の最後に、お涙頂戴系で終るのかと思いきや・・
久々に見た、完全無欠のハッピーED
な作品は、久々に見た気がします(笑)
多少、テンポが速いものの、置いてきぼり感~というものもなく・・
なんだかんだで、程よく感情移入できたのは、主人公の孤独を抱えながらも明るく前向きな性格や・・
キャラの心理・・
少年少女ならではの悩み・・
という所が非常に共感をえた感じだからでしょう。
自分にも、そういう経験あったな~
その気持ちは凄くわかるよ・・
なんて思わされるシーンや会話が少なくなかったのが良かったです。
前半部分や、ギャグシーンはどうしても幼さが残る部分もある作品ですが、そういうのをカバーできるくらいには、総合的には良い作品だったと思います♪
因みに、5つ☆評価だとこんな感じです。
☆☆☆☆ キャラ、声優
☆☆☆☆ アクション
☆☆☆☆☆ギャグ
☆☆☆☆ 共感、感情移入
☆☆☆☆ 演出
☆☆☆☆☆恋愛過程、絆
☆☆☆☆☆女子向け
☆☆☆  男子向け
☆☆☆  物語構成、完成度
☆☆☆☆ 満足度
男性の方にも楽しめるか~
というと、ギャグ要素も面白い所は面白いので、その部分の面白さはちゃんとあると思うので・。
りりかSOSが好きだ~て方ならば男性の方でも、そこそこいけるかも~
という感じでしょうか・・・♪

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