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花咲ける青少年 10~17話 [アニメ]

ここから、物語は花鹿の祖父の過去の話・・
そう、彼女の出生、血筋の話になっていきます・・
そう、話しの合間合間に見せられていた、彼女が出会った王国の王子・・
決して容姿が似ているわけでもないのに、花鹿に彼の面影を見せられる大人達・・
その理由がわかってしまう・・。
それは決して、花鹿にとって喜べることではないけれど・・
けれど、その50年前の過去がある人物にとっては、何にもかけがえのない感動・・。
そして、だkらこそ密に思うこと・・・
裕福で、何不自由なくて、身分もあり、周りには自分より大人の人たちがいて、高い教育を受けること・・・
それは一見、それは凄く恵まれて見えるかもしれないけれど、そうじゃない・・。
廻りには自身にかしづいてくる大人達ばかりで、自分と同じ目線でものを見てくれる人がいない。
教育だって、どんなに高い知識でも小難しいことばかりではわからない。
だって、外での生活なんて、人から聞かされるだけでは事実はわからないし、感じることも考えることも出来ない
裕福で不自由がないということは、苦労を乗り越えるための知識がないということ・・・。
身分があれば、どんな我儘だって許され、間違いを間違いだと正してもらえない・・
そんな、世間を知らないまま大人になっていくことは、何よりも恥ずべきこと・・というか、いらぬ苦労を自身でせおわなければいけないし、他人にいらぬ迷惑ばかりをかける人間になってしまう。
一番の学びは、自分の手で触れて、見て感じること・・
食事だって、どんなに豪華な料理でも冷めてしまったものを一人りで食べても美味しくはない。
反対に、粗末な食べ物だって、暖かければ美味しくも感じられる・・・。
色んな人とふれあわなければ、人の気持ちなんてわかりっこないし・・・。
そう思うと、自由こそが何よりも恵まれたことなんだな・・
と、思います。
自分で悩んで考えて、結論が出せて・・
花鹿という少女には、それが許されない・・。
だからこそ、彼女は彼女らしさを忘れないし、貫き通す。
同時に、そんな彼女だからこそ、人の心を動かす。
生まれ持った身分等の魅力ではなく、自由な中でのびのびと育った彼女だからこその魅力・・。
そう・・
普通の日常の中にいれば、彼女は普通の女の子ではない、周囲の人間、異性問わず特別な存在に見えるだろうけれど、ただそれだけ。
中身はまだまだ普通の女の子。
一般的な女学生より、頭がよくて行動的で、財閥の娘というだけで・・
人一人の心を動かす魅力はあっても、決して彼女一人の力で国を動かしたり、戦争を止めることなんてことはできないし、権限もない。
そういう世界にいる人からすれば、小奇麗な娘もただの子娘にすぎない・・。
国という大きな組織が動き出した中では、彼女一人の存在はとても小さい。
大切な友人一人守ることも出来ない。
結局は守られる側でしかなく・・・
それでも、彼女は彼女に出来ることを何かしようと必死になる。
その結果、出会うべくして出会った人物・・。
運命とも呼べる、3人目の出会い。
彼女が出会う少年、青年たちは何かしら抱えている物がある。
立場的な物だったり、心の闇だったり・・・。
同時に、越えなければならない壁・・
人目見て、触れ合えば彼女の癒しで頑なな心を研ぎ解してしまうのですが・・・
今回はそれだけでは済まない確執が・・。
そして、その確執の渦の中心の少年のあまりに無謀で稚拙な感がと行動が・・
本当、上に立つ者ってのは、感情論のみで動いてはいけないと思うのです。
時には感情で動くことも大事でしょう・・
けれど、動いて良い時とそうでない時の見極めが出来なければ、取り返しのつかない事態になりかねないし、そんな身勝手な指導者の無責任な行動で他人を巻き込む・・なんてことになってはいけない。
自分で自分の身を守れるのならまだいい、それが出来もしない無知な子供が、勝手な行動を起こすべきではないのです。
というか、大人のいいこま・・。
相手の思うツボ、掌の上で転がされているだけだと、気づけないようでは・・
どんなに指導者として、人を従えさせるような、生まれ持った魅力があっても駄目だと思うのです。
花咲ける青少年に出てくる、候補の男達は、良くも悪くも皆大人の男ばかり故に、この無垢な少年の至らなさが返って際立っ杖しまって・・
リーレンが大人すぎるのですよね・・
まだ19歳という、未成年でありながら、迫力や貫禄を備えているゆえに・・
英才教育をそれぞれに受けているとはいえ、厳しい躾の元育てられたのと、甘やかされて育てられたのとでは大違いといいますか・・。
その結果の惨事の上、謝罪の言葉もなければ、自身のおかれた立場や責任を何も理解していない。
何が本当で、何が嘘なのかも見極められない・・
同じ年齢で、同じように型にはまらない価値観を持つ花鹿ならば、ここまで無知な発言はしなかっただろう・・
あの子の方が、物事考えていないようで、ちゃんと考えている・・(笑)
というか、自分の過ちはちゃんと認めて謝れる賢さがある・・
お金に苦労してきたわけではないけれど、つつましやかな生活を送ってきた花鹿と、何も考えずにただ贅沢三昧な生活をしてきた彼とは、本当に天と地程の差・・・
彼は、ないものねだりをしている、小さな子供・・
母親の温もりがまだまだ必要な、小さくて弱くて、一人で立ち上がることすら出来ない哀れな少年・・。
本来ならば同情すべきでしょうが、自身の役目や役割を、立場ある人間でありながらみじんも考えていない自分勝手な子供だからこそ、同情心が一切わかない~~~(笑)
本当、そんな彼のおかれた立場を理解した上で、彼の気持ちすら汲み取れるリーレンが素晴らしすぎて・・♪
そちらの方に感動しました。
彼も、幼い頃から倣家の次期総帥として厳しい英才教育を受けてきた見だからこそ、わかるところはわかるのでしょうね・・。
彼のように、我儘いったり泣いたり出来ない分、リーレンの方が哀れといいますか・・。
次期総師としてではない、本当の彼を知る人なんて花鹿しかしかいない・・
彼が一人の人間、まだうら若き青年だと理解しているのが彼女だけ・・
というのが、少女漫画特融の、ヒロインの特権~
というわけではありませんが・・
他の誰でもない、彼女にだけはちゃんと理解して貰えているのか、リーレンにとっての唯一の救い・・
というより、彼女の前だからこそ、見せられていた本当の彼の姿・・・
といいましょうか・・♪
やはり、大人の男の魅力の破壊力はたまりません♪
私だったら、ご無事で何より・・
なんて、いう前にひっぱたいてしまいそうです・・(苦笑)
けれど、そうしなかったのは、相手が花鹿じゃなかったから理性的に対応できたのか・・
いや、本当は心配のあまり、殴りつけたい所を理性で必死に抑えていたのか・・
というか、自分のために人一人の命が奪われたことに、見向きもしない彼の態度に堪忍袋の緒が切れた~
という奴でしょうか・・。
普段冷静な人間程、切れると・・
なんて、色々思わされた回でした~♪
この後、この我儘放題の少年がどんな風になっていくのか・・
成長して大人になっていくのか・・
変化するのならば、何がきっかけで、どんなことで変化していくのか・・
色々な課程がを楽しみに、気長に見守っていこうかな~という所であります(笑)♪
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