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私の幸せな結婚 2巻 [漫画]

私の会話せな結婚 2巻
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幸薄い少女の和風ファンタジーなシンデレラストーリー
異能の家系に生まれながらその能力を受け継がれなかったために、実の家族にしいたげられてきた美世。
冷酷無慈悲と噂される、同じ異能を持つ家系の久堂家に嫁ぐことになるけれど・・。
贅沢とは程遠い、名家らしからぬ彼女の佇まいに・・
本当、人の幸せって、どこに転がっているかわかりません。
私自身、数十年前の自分からは、今の幸せなんて到底想像もできませんでしたからね。
イヤイヤで受けたお見合いが、結果穏やかので平凡ながら、幸せな時間の中にある・・
なので、ある意味、美世となたりよったりな境遇、価値観を味わいながら、この本を読ませて頂いております♪
本当、自身の行動や考えに、地味に自身が持てないので信頼のおける人からの大丈夫、の一言は思いの他、強く背中を押してくれる。
そして、自身に価値がないと思いこんでいるからこそ、誰かのために何かをするという行動の一歩は大きな一歩・・
好意を抱いている相手ならばなおのこと、そんな自身に、無意識に嬉しく微笑まずにはいられない美世の気持ちも痛い程身に染みて・・
彼女の笑顔が本当にはかなくも華憐で愛おしい・・・
旦那様からの愛情ある言葉や仕草の度に、こちらまで幸せにさせてくれそうで、みていて心地が良いです・・♪
色々と、ワケありな人間ってのは疎外されがちですが・・
やはり、器の大きく、視野の広い人ってのは見る目が違うといいますか・・
色々ありましたが、あんなに気の弱く器の小さい男から離れられて美世にとっては、本当に幸せなことだった・・と・・
女を幸せにできる男って、上辺だけじゃない、真にその女性を愛しているかどうか・・
所詮、あのひ弱なぼっちゃんの美世への愛情なんて、薄っぺらで、その程度のものにすぎなかった・・
愛する女のために、自分の身を犠牲にできぬ男になど女を幸せにできる力はきっとない
と、登する場度、彼女のことを未練がましく思う男を見る度に思ってしまいます。
そして、自分は姉に勝った、自分の方が姉よりも幸せだ・・
なんて、物差しで幸せの在り方をはかる器の小さい妹に、本当の幸せなどわかるはずもない。
他人への妬み、恨みはそのまま自身へと跳ね返ってくるというのに・・
ただただ、愚かで醜くいだけの妹は、私からすればちっとも美しくも可愛くもないです。
外面だけかわい子ぶってる女って、一番好感持てないタイプなので(笑)!
その分、見た目地味でも心美しく花咲いていく美世の方が余程美しく、磨けば者になるもの・・。
旦那様に愛され、守られること程、女の幸せってないです。
勿論、子供のありなし~
もありますが、それは、それぞれの夫婦によりけりだと思いますし。
子供ができてからは喧嘩が絶えない・・
そんな夫婦も少なくないですしね・・。
にしても、この妹ちゃん・・・
結構どころか、かなり物を見る目がないというか、現代っ子らしく、人の表面しかみてないんだね~
と、心底呆れるほどに思えてならないのですが・・・
いや、美世の旦那は、そりゃ~美しいけれど、あれほど怜悧な目ですれ違ったら普通おののくはずが、美しい・・
と見とれているあたり空気の読めない娘だな・・
と、改めて認識させられつつ・・・
愛する妻のため、彼は彼なりのやり方で彼女を守ろうとする旦那様・・。
そう、多分そんな彼の姿を目の前にしていれば、女冥利につきますが、タイミング悪くすれ違ってしまったというか・・
彼が彼女のために動き、その間に美世はいわれなき言葉に深く心傷つけられ・・
旦那様は、彼女の自尊心のなさも、すぐに謝る癖もちゃんと理解している・・
けれど、今まで近くにそんな女性がいたことがないから、どう扱ってよいかわからない・・。
彼女を大切に思う気持ちは確かで、けれどこれが愛かどうかわわからない・・
そういってみせている地点で、きっと彼の中に確かな愛が存在し、でも、心から愛したことも愛されたこともないから、それがよくわからない・
そう、己が彼女に伝えたい言葉だけはしっかりあるのです・・。
けれど、そんな彼の言葉に耳を傾ければ傾ける程、美世は自身に自信が持てず卑屈になってしまう。
彼の愛を信じ切る程彼女は強くないし、愛というものを知らない・・
それでも、今という時間が幸せだと認識している・・。
だからこそ失いたくなくて・・
それが、怖くて、悲しくて、苦しい・・
そんな思いを一人部屋にこもりきりの彼女の元に現れたのは・・
改めて知る美世への旦那様からの想い・・
そして、踏み出す小さな勇気。
人間何かを手に入れるためには、勇気をださなきゃ手に入れられない
そして、その勇気が・・
今までの苦しみや悲しみを報いる結果となる。
人間、辛いことや苦しいことってあります。
でも、その苦しみは、全てはこの幸せにつながるためのものだったとしたら・・
全てが報われる・・
といっても、過言じゃないでしょう、今の彼女にとっては・・
傍にいたい、他の誰でもない彼の傍にられることに価値がある・・
旦那様の広く暖かい腕の中で、目を白黒させるようにして顔を真っ赤にさせている美世・・
本当に、ただの恋する少女そのものの表情が可愛らしく・・
そして、普段クールな旦那様の方も・・♪
初心な二人が初々しくて仕方がない・・・♪
けれど、この二人の関係がt確実に進めば進むほど、それに賛同できない人物というものが出てくるわけで・・
それはけして二人だけの問題ではなく・・
そう、彼も最初にいっていた美世を妻に迎え入れるのに問題はないが、彼女の背景にあるものの動きが気になる・・
その動きがいよいよ活発な物に・・
綺麗な着物に身を飾り、肌のお手入れ、髪も美しく整えた美世の華憐な姿・・
そう、美しいダイヤモンドだって磨かなければ輝けない・・
その姿に、旦那様も無意識のノロケが口をついてでてしまう・・・(笑)
最初は、単純に気になる・・
今までの女と違い、居心地は悪くない。
調べて知った、彼女のおかれていた立場・・
そんな、些細なきっかけが細い糸を結びつけて・・。
居場所がないなら置いてやっても構わない・・
そんな軽い気持ちだったのに・・
気がつけば自分の送った着物に自ら身を包み、自分の傍がいいといってみせる美世の姿に、目元を和らげ、自然と口元をほころばせる程に彼女に心をよせるまでになり・・
同時に、彼が思う以上に彼女の中に深く刻まれた傷後を改めて知り・・
その痛みから、彼女を解放させてやりたい・・
そう、切に願うまでに彼女を思うように・・♪
愛って、目に見えるばかりじゃない
そして、表面上では見えにくい優しさや温もりがあるからこそ、優しく微笑みかけられたり、スキンシップとったりする姿、凄く共感持てるんです。
そして、彼女が異能持ちかそうでないかは、彼には関係ないけれど、彼女のお家はそういうわけにはいかない、忘れちゃいけない事実があるということ・・・
そんな彼女の身を案じ、旦那様が手渡したお守り・・。
美世はそのお守りの意味を知らず大切に肌身離さず持っていたのだろうけれど、うっかりそれを置き忘れてしまった時・・
悲劇があおこる・・
そう、彼女の幸せを妬みとち狂った人物により・・。
本当、こういう時思うのは力・・
女を守れるだけの力が男になくては駄目だなと、本当に心より思う・・
そして・・
自分が彼女にしてやれることと、自分が彼女にしてやりたいこととをはき違えてはならないのです。
せっかく幸せになり始めたというのに、誰が好き好んで好いてもいない男に殺されることを美世が望むものですか・・
そんなお門違いな勘違い愛はいらない・・。
誰よりも美世の苦しみを知っていると、心の中で思い込んでいても、思うだけならば誰でもできるといいますか・・
実際、どんなに彼女を愛していても、彼女の苦しみがいかほどのものかは旦那様にとっては計り知れないのに、かのじょのために自身を犠牲にdえきなかった男に、本当の彼女の苦しみがわかるはずなどない。
そう、結局は全てを知るよりも、どれだけ相手の気持ちの寄り添い、それを行動にできるか・・
なんですよね。
なんだかんだいって、こちらの軟弱男は彼女のためとかいっておきながら自分のために動いているようなものだし・・
そんな視野の狭さだからこそ、美世の気持ちも、彼の気持ちにも気づけないのだろう・・
なんて思いつつ・・
美世が危険に陥った所で、待て次回~~という所です!毎回凄く気になる所で終るのが毎回切ない!
次巻が待ち遠しいです♪
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