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懐かしの少女漫画 悪魔と ラブソング 全13巻 桃森ミヨシ [漫画]

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菜の花の彼-ナノカノカレ、愛が死ぬのは君のせいでおなじみの作者様の過去作品♪
美しい見た目と歌声を持つ、誰もが魅了し振り返るような少女、可愛マリア
洞察力が鋭く、怖い程に人の心情を読みは枯れてしまう観察力の持ち主
それゆえに、気づかなくていいことにまで気づき、思ったことを口にしてしまう
とても不器用で・・
そして悲しい過去を持った少女
県でトップクラスのカトリック系高校・聖カトリア女子に通いながら、とある事情で退学になり、偏差値やや低めの共学校十塚学園に転校するが、人との接し方を知らない彼女はまとえた言葉ゆえに相手に不信感や反感を買われ、孤立していく
けれど、そんな彼女に唯一手を差し伸べてきた少年
別に優しさなんかじゃない、ただの気まぐれ、おぜん立てにすぎなかった、その出来事から彼女の近辺は変化していく・・
という内容で・・
桃森さんの作品の中では、一番お気に入りの作品です。
真実を見抜く洞察力があるのに、それをうまくいかせない不器用な少女・・
そんな彼女が、人同士のふれあいを知り、成長していく・・
という勝てが非常に好きです♪
彼女が不器用なのは・・
過去のトラウマ・・
愛してほしい人にただ、愛されたい・・
好きな人のそばにいたい・・
そんな長名心を裏切られた衝撃の真実故に、心を閉ざしてしまったから・・。
もともと、悟りすぎて、不器用な所に、そんな過去が余計に彼女を普通の少女とは違う人格にしてしまったといいますか・・。
そんな環境なので、もちろん自分のことを好きにもなれないし、好かれる資格もない・・
そんな風に思っていた彼女・・
けれど、そうじゃない・・
本当は、そんな自分を変えたくて・・
そんな自分を好きになりたくて・・
誰かに好かれたくて・・
小さな子供が声に出していいたい言葉を、ずっと飲み込んで生きてきた。
だからわからない・・
どんな風に人と接したらいいのか・・
自分は誰かに好かれるに値する人間なのか・・
ずっと、目をつぶっていたことが・・
この学校にきて、そんな閉じこもった彼女のからを壊してくれる存在がいた。
飾らない言葉
正面から喧嘩できた初めての相手・・
心配してくれる人たち・・
自分の過ちを間違いだと指摘してくれる彼らの言葉が、彼女の心の中にあるわだかまりを溶かしていく
勿論、仲を深めていくからこそ起こる問題もある。
本当の友達だからこその、些細なすれ違いだってある・・
初めて好きになった人・・
本気の想いだから、間違うことも喧嘩することもあって・・・
彼女は周りによって変化し・・
又、そんな変化していく彼女見て回りも変化していく・・
気が付けば一人ぼっちじゃなくなっていた・・。
そんな彼らに支えられ、自身の生い立ちを知り様々な問題をのりこえ、友情、恋をはぐくみ・・
歌に思いを乗せることの楽しさを知って、彼女は自身の未来を考えるようになる・・。
彼女は凛としている。
言い訳をしない、逃げない・・
けれどそれは、強いのではなく、強くあろうとする彼女の姿・・。
知らず人を傷つけてしまう自分を反省し、学び成長していく
素直すぎるゆえに毒舌な言葉も、少し伝え方を変えれば受け手の印象も変わる。
作者の桃森ミヨシは「連載開始当時『空気を読む』ことが正義のように言われており、不器用でそれが出来ない人を描こうとしていた・・
とありますが、まさに、私の過去の自分であり、今の私に、まだまだ必要な結末・・
と、感じ、深く共感させられた、私にとっては神作品~とさえ思える作品です♪
タグ:少女漫画
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