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オルタンシア・サーガ 7~8話 [アニメ]

領主のあるべき姿・・
住民のためを思い紳士に対応するアルフレッド・・・
そんな彼を慕いついてくる住民たち・・
正義とは何か・・・
守るべき者を守るために、目の前にある現状を見捨てるべきか・・
そう、簡単に割り切れる男だったならば、こんなにもアルフレッドという青年に魅力を感じなかっただろう・・
義務と正義って、時には相反することがあります。
理論と感情・・
理屈では理解できても、心では納得できない・・。
というやつでしょう。
そういった葛藤のすえ、彼が選んだ選択・・
彼の領主としての立場を知りもしないで、軽率な発言をするマリウスには、正直好意をいうより共感は持てなくて・・
ようやく、それを知ることになる・・・。
だからといって、その行動が達観しされるものでもなく、やはり、どうしても感情に物をいわせて突っ走ってしまうキャラなので、いかんせん、ハラハラドキドキさせられてしまいますが・・
だからこそ、感化されてしまうんですよね、アルフレッドも・・
まだまだ彼も青い・・
同時に熱い・・
民も守るし、目の前で苦しんでいる仲間も守りたい・・
そうして、剣を再び構えたけれど、そこに立ちはだかった新たな存在・・・
相手が悪く・・
そして、話しのラストは、題名の通り、暴かれた真実・・・
マリウスの正体がとうとう・・
それ故に、物語は大きく変わります。
そう、変わるのは物語だけであり、マリウスとアルフレッドの関係は変わらぬまま・・
それ所か、余計強固なものに・・
それは、マリウスの正体を知ったからではない、マリウスがとらえられ処刑されそうになったとき、助けようとしたのは、仲間だったから・・
正体なんて関係ない、彼にとっては家族同然の存在であり、そこにあるのは事実以上の真実・・
という奴でしょうか・・。
そして、そんな真摯な彼だからこそ、マリウスも思い悩む。
自分は守りたい、助けたいなんていっているけれど、結局は守られているばかり。
マリウスが逃げているとき、アルフレッドは大切な者を失い・・
たった一人、残った家族すら守ることもできず・・
そう、あの少年が何故、あんなにも死んだ瞳をしていたのか・・
きっと、マリウスが逃げ出した後、色々あったがゆえに、人の心を捨て去ってしまったのでしょう。
それは、返られぬ罪であり、事実で・・。
本当に、思いだけではどうにもならないこともある
王国の裏側・・
母親の死・・
そして、その悲しみ故に狂い、犯してはならぬ罪を犯そうとるる王。
失った命は返ってこない。
それが自然の摂理であり、逆らってはいけない・・
そんな力が本当に存在するというのだろうか・・
けれど、本当にあるとすれば、ある出来事が納得できるものでもあり、又、そう見せかけているだけなのか・・
なんて、色々考えてしまいますが・・・
結局、力に溺れる物は狂った末路を歩んでゆく
自身の欲望にとらわれ、誰一人として幸せに出来ない所か、他者には苦しみだけを与える存在となる
そんな父親の罪・・
子供の罪は親の罪といいますが、親の罪は子供の罪なのか・・
と、ふと考えます。
駄目な大人なら、子供も駄目な人間になるとは限らない・・・。
と、私自身思ってしまいますし、私自身がそれを自負しています。
勿論、人間なので完璧ではありませんが、暴力や暴言で他者を制圧するような行いだけは絶対にしないと心に決めています。
それでも、世の中には偏見があるし、私自身も全ての人を平等に・・
なんて綺麗ごとは言えないのは事実。
犯罪者の親を持つ身内と付き合いを持ちたいなんて思わない。
それは、その人本人が問題以前であり、自身の周りへの評価だったりっ、巻き込まれるのが怖い・・
と、思ってしまうのが人なんですよね・・。
本当、綺麗ごとをどんなに並べても、結局は人って奴はそういう生き物であることはみとめざるおえない・・・
そして、全てが~とは言わないけれど、色んな形で、上辺が大事であり社会は成り立っているといってもいい。
それが許される時と、許されないときと・・
大事な時と、不必要な時と・・。
と、時と場合によって、思わされることでもあり・・
だからこそ、親の罪全てが子供が全て背負うべきともいえない・・
なんて、この物語を見ていると、ふと思い・・。
力を持とうとしないことは罪ですが、どう努力しても力を持てない状況ですら罪というのか・・
という疑問も浮かび始め・・・
罪とは何・・・
何が正しくて間違っているの・・・?
真実はどこ?
あの時、あの頃どうすれば良かったのだろう?
本当に守るべきものは失ってしまったの?
本当にその罪は命で贖うことができるの?
救われる価値がない人間なの?
世の中は、闇と光で成り立つ社会
けれど、そこには同じように光と闇の心があって・・・。
彼女がとるべき責任は、死を選ぶことではない。
親が犯した罪を背負い、誤った世界を正すこと・・・。
そうするだけの価値のある存在。
少なくとも、罪に苦しむ彼女を支えようと、心を一つにしてくれる仲間がいる。
すれ違っていた皆の心が、一つの光により一つに集まる。
想いだけでは駄目・・・
けれど、思いが力を与えることだってある・・・
そして、彼女の口から語られる真実・・。
今まで何もできなかったと、自身を責めるのならば、これから正していけばいい。
世の中には、やり直せる罪と、やり直せない罪がある
そして、彼女の背負った罪は、過去の過ちを繰り返さないため・・
狂った今という世の中を正すために立ち上がること・・・
といった感想です!
毎回、心揺さぶられる展開がたまりません、待て次回!

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