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スチームン プリズン アダージュ、プレイ感想 その3 [ゲーム]

スチームン プリズン アダージュルート~~
前回の続き~~
やはり、あの物音はこの青年だったか~~
合いも変わらず、運悪く盗み見しちゃう彼の行動もじょじょにパターン化してきておりますが・・・(笑)
キルスも罪ですね~
こんなに傍にいるのに彼の気持ちさえ気付けていないなんて・・年頃の女の子にあるまじき~て奴ですか(笑)
にしても、アタージュさんの何気ない態度・・
子供は親を選べない、愛せないなら生まなければ
という台詞、自虐的ではないけれど、普段から自分を卑下しているところがある彼・・
もしかしたら・・
な~んて思います。
少なくとも私自身そんな風に一瞬でも思った経験がなきにしもあらず~なので、勝手な想像~ですけれどね(笑)
そして、更にもう一つこの男はもしかして・・
と、アタージュの反応から予想をしていたのですが・・
彼の、論理的思考はこの男の存在がすべてなのかもしれない・・
働きてがないから働けない人たちというキルスの言葉に、彼の意見は働かなくても生活が出来るという甘えによる言葉だ・・
と、いってみせる彼・・
こういう物の考え方って、基本的、厳しい環境を生き抜いてきたからこそ感じる意見というか・・
私自身キルスのような女の子を憧れとしてはいるけれど、根本的考えというか、言動はアタージュに近いのかもしれません(笑)
なんだか、自然と同調してしまう部分があるといいますか・・。
それにくらべ、キルスは本当にまっすぐな子・・
まっすぐすぎて眩しく、少し憧れ感がでてきます。
家族でも理解しあえない家庭もあります。
命があるなら和解しええる機会は確かにやってくるかもしれないけれど、一度壊れた絆を取り戻すのは生半端な覚悟では難しくって、そう簡単には出来ないものです。
恵まれた環境のキルスには、きっと想像も出来ないことなんだろうな・・なんて思いつつ・・。
それにしても、アタージュは何故こうも下界のしくくみに詳しいのか・・
他キャラではわからなかった小さな出来事が細々と明かされる・・いや、教えてくれるというべきでしょうか・・
下界での配給制度に、体調っが悪くな症状・・そして薬の存在、それぞれの意味の真意・・
そんな語らいの中・・・
人って、やはり弱味を見せると心が近づきやすい・・
逆をいえば、それだけ相手に信頼感ああるから心の内を見せやすいとでもいうべきか・・
複雑そうな家庭環境の内面をアタージュがキルスへと語るたび、キルスとの距離感がどんどん縮まってきているような気がします。
それとは対照的に・・
彼女の元パートナーがとんでもない状態になっており・・
よりにもよって、キルスはその現場を見てしまうのです!
私だったら恐怖のあまり腰を抜かして身動きできなくなってるかもしれないな・・。
そして、そんな彼女に向ける彼の言葉と思い・・
何故だろう、何気ない言葉と理由付けが妙に胸の奥にストン・・と落ちていく・・
甘い口説き文句は一切いわない、飾り気のない彼の言葉はキルス同様に強い安心感や好感を生み出してしまいます。
彼は冷静沈着に見えるけれど、冷酷でもなければ強い人間でもない・・
どちらかといえば、勇気という言葉からかけはなれた保守的な人間。
だからこそ、会話、対応、ものの考え方があんなにも論理的になるのだろうと思います・・
こうしてみると、本当にキルスとは間逆です。
怖いとか不安とか、そういう言葉も遠まわしにしてかいえない不器用さ・・
そのアンバランスが妙に魅力的に感じていたし方ありません♪
人間、強さも弱さも両方あってこそ~なので・・
彼らしい、人間臭い一面は、私個人としては凄く共感できて良いな~なんて思いつつ・・♪
キルスというのはあくまで憧れであって、でも根っこ部分はアタージュに近い・・
そう、人は自分にないものに憧れてしまうもの・・・♪
そして、勇気とか踏み出す一歩とかは、自分だけの力ではなく回りの優しい人の力をかりて踏み出すことが出来る・・
最初は閉じこもった殻を突き破って外の世界に出てみたものの、どこをどう歩いていいかわからず不安に覚えているところに手を差し伸べてくれる人・・
人生の変化なんて、そんな些細な出来事・・・
今回キルスがアタージュのためにしたことは、結果としては最悪でしかなかったけれど・・
でも、その傷を背負ってでも前を向いて歩いていかなければいけない・・
彼のキルスに向けてのありがとうは、何処まで本心だったのか・・
泣きながらでも歩ければいい、後悔しながらでも進めればいい・・
そうやって、得るものは何かあるはずだから・・
人の温もりって、愛情以外にも好意ってものがあるから・・
私はその好意という物を沢山の人から頂、今は夫から多くの愛を頂いている・・
だから、こういうものの考え方ができる・・
けれど、それを失ってしまったアタージュにはそれが出来ない・・・
私も自身を否定していた時期も確かにあったけれど・・
でも、なんだかんだでギリギリの所で踏みとどまっていれたのは数少ない友達がいたから・・
本当に、人間って奴は強いのか、弱いのか、たま~にわからなくなるけど、ででも、その両方が人間って奴・・。
そして、自分を否定すればした分だけ、その思いこみは形として現れてしまうから・・
だから、人は人、自分は自分
血の繋がった家族でも自分ではない他人
そのことを理解しなきゃいけない・・・
父親の存在がどんなに大きくても・・・
過去ってのは無理やり切り離すのではなく、引きずりながらでも前を向いて歩いていけばいつかは思い出に変わる・・
その過去があるから今がある
人の命を助けたいと思えるようになったのは父親の存在だけではなく、アタージュ自身が感じ選んだ道だから・・
そのことを忘れちゃいけない・・
過去を忘れずにいても良い。けれど、囚われすぎちゃいけないんだよ・・
な~んて思いつつ・・
距離がちぢまったかと思えば冷たく引き離される~
そして、気づきます。
人間、大事なことって、本当、失ってからでないと気付けないと・・
こういう所は、本当人間で要領悪いというか、危機感がないというか、お馬鹿さん~といいたくなるというか・・
そして、一度でも誰かの温もりを感じてしまうと、一人でいることに寂しさを感じてしまうものですからね・・。
そんな不器用なまでの彼の慟哭が、たまらなく切ない・・と同時に男なら勇気持って行動しろ~~と、いいたくなる思いと、色々重なってしまいます!
そして、そんな状態のアタージュを他所に、ヒロインに最大のピンチが!
そして明かされる両親殺害という無実の罪をきせられた理由!
まさかこんな所で知ることになるとは・・
そして、二度の輸血で死に至る・・と、忘れそうになっていた所で、その秘密も明らかになり
やはり、この作品、どのキャラも全てコンプリートしてこそ謎が明かされる・・
とでもいいましょうか・・
そういう作りの作品いいですね♪
そして・・
本当に、この作品は先読みができません
まさか、こんな形で、あの彼がこんなことに・・
やはり、人の命を無意味に奪い続けた罪でしょうか・・
そうして、アダージュとキルスの関係は一変していきます・・
そりゃ、どんなに愛しかろうが、何でも許せてしまえるわけじゃない・・
好意を抱いていたからこそ許せないこともあるわけで・・
そして、どんどん話しは血なまぐさい・・というか、侠気じみた展開になります。
悲しみにとらわれるあまり常識を失って狂ってしまった男・・
そう、出会ったあの時から彼はキルスに目をつけ、ここまでにいたってしまった。
そして、アダージュはキルスをつき離すことで彼女を護ろうとします。
嫌われても憎まれてもいい、自分が出した決断だから・・
そのことに悔やみ苦しみながらも、同時に、現実から逃げてばかりではどうにもならないことにも気付きます・・
狂った男を哀れみながら、彼は考え決断します。
キルスか、それとも過去の思いでか・・
そして、思ったのです、彼にとって一番の呪縛は父親ではなく母親の言葉・・亡き人からの約束以上に人の人生縛るものはないんじゃないかと・・亡き人は二度としゃべらない、でも生きている人間は時と共に心は変化します。訂正することなく言われるがままに生きるのは、人が人らしく生きるには案外残酷では?と、感じてしまいます。言葉によりけり~ですが・・。
自分が自分らしく生きられる人生が最高です。愛する人がいて、過去も現在も受け入れて、受け入れてくれる人がいて・・。
そうして、自分という個性を確立できて初めて人は自身を持ち行動できる・。
そう、新しい人生の再出発はそうして生まれてくるもの~♪
二人の幸せは二人で作っていかなきゃ・・♪

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