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薄桜鬼 黎明録 真改 沖田プレイ感想1 [ゲーム]

彼という存在は、本当に、どこまでいっても危うげで、無邪気で純粋すぎるが故の怖さと不安定さ・・
昔は、多分異性として意識しつつ、彼をプレイしていましたが・・
気が付けば、母親的目線にて、母性本能をくすぐられてしまっている私がいる・・(笑)
いつの間にか、そんな存在になりつつある感じです。
決して腕は悪くない。
それ所か、県の使い手といわれるだけの腕前・・
ついでに口も達者で、悪態つくことを忘れない~
というのが本当、子供らしく・・
同時に、それ故に、彼は人の命を軽んじ奪うことをいとわない・・・
なのに剣には殺意がない。
自身の命も軽くみがちで・・
彼の剣に重みがないのはそのせいでしょうか・・
本当に、良くも悪くも無邪気で、思ったことをそのまま口にするし、表情を隠そうともしない・・。
そして、いっちょ前に負けん気が強い子供・・。
そんな彼に龍之介は振り回される・・
いい喧嘩相手レベルに見ているのか・・
心底本気で彼を毛嫌いしているのか・・
いや、近藤さんの味方でいれば、そう毛嫌いされることもないのか・・
そう、大好きな人のために、自分に出来ることをして、自分を一番に認めてもらいたくて・・
そんな思いばかりが先走り、大好きな人のための行為だと思って行ったことは・・
他の隊士達と共に行動するのではんく、一人で行方をくらました沖田の姿を探す龍之介・・
目の前につきつけられたのは・・
恐ろしくて声をかける所か、視線を合わせることすら出来ぬ恐怖・・
血まみれの姿、足元に転がる、身動き一つしない肉の塊・・
それが、どれ程の罪を犯したかなんて、本人は、これっぽっちも気にもしない・・
本当に、幼き子供そのものの言動・・。
けれど、それは彼なりの覚悟・・
そして、そんな彼の覚悟を面と向かって受け止められなかったのが、土方さんと近藤さん・・。
組織を大きくすること、それには常に責任を持った言動と、それゆえの覚悟・・
肉親を思う優しさだけでは、現実の荒波に逆らっていけないのが世の中・・
それを目のあたりにさせられた二人・・
芹沢さんのやり口は非道ではあるけれど、彼の言葉は何一つ間違いではないのがくせもので・・
資金面のことにしろ、何にしろ・・
無茶苦茶やらなきゃ、どうにもならない時がある・・
心を鬼にして悪とならなければならない時・・
誰に恨まれてもいい、この人を救うために方法がないのならば・・・
あえて恨まれ役を・・
てのは集団の中に一人は必要だったりもして・・
それを理解しているのが芹沢さんであり、又、他人に憎まれようが、どう思われようが気に留めないのも芹沢という男で・・
気に食わないけれど、頭があがらない・・。
そう、思っているのは、沖田も同じで・・
そんな彼を理解しているのは、以外と土方さんよりも芹沢さんだったりもするのかもしれないのですが・・。
そんなの関係なく、相も変わらず憎まれ口の止まらない沖田の傍に、なんとなしにいては後悔したりで、振り回され続ける龍之介でもあり・・
ほんの少しだけ、仲間に心配されたり、それを当たり前に受け止めている沖田が羨ましくもあったり・・。
けれど、ふとした拍子に思いだされる恐怖・・
その思考は、やはり彼には理解しがたいもので・・
近藤さん以外のこと以外はどうなっても良い・・
というわけではないけれど、特に彼にとっては気に留めるだけの価値がない・・
沖田の心、行動全ては近藤さんのためだけにある・・
彼自身の命は近藤さんのための道具・・
そして、人の命を奪う剣は彼にとって玩具に近いものであり、その剣を振るうことは遊びの一環・・
とでもいいたげなようで・・。
本当、こういう子供は、一度痛い目をみなければわからない・・
普段大人しく、穏やかな人程怒ると怖いといいますか・・
ミスは誰にでもあることだけれど、謝るだけで済まないようなものは別・・
そして、悪いことをしても、その意識がないままでは駄目であり・・
そこまでさせなければならない程のことを、沖田はしてしまった・・
そして、周りの止める声も聞かずに犯してしまった罪は、簡単にやり直し・・なんてわけにはいかない・・。
沖田も芹沢さんも、やってしまったことは同じでも、違うのは、その覚悟や認識
誰のために何をなすのか、何のために何を犠牲にするのか・・
前者は沖田の間違いにより起こった結末。
後者は芹沢さんなりの、武士としての覚悟を貫いたイ姿勢。
決して、前者が間違いで、後者が正しい・・とは一丸にいえないのが難しい所。
他人を傷つけることを過ちとする認識と、己の武士道をつらぬくために必要であり誰にでも恨まれることも覚悟のうち・・。
それぞれ、在り方が大きく違いすぎるのです。
どちらも真実には違いないこと・・。
そして、沖田総司という少年が、こんな風に育ってしまったのも・・
幼き身でありながら、誰も守ってくれない・・
自分を捨てるか、傷つけるかの存在でしかない大人や、上級生たち・・
弟子という名目で、下僕のように扱われては折檻させられ・・
与えられるべき時期に、与えて貰えなかった愛情・・
そういう人間が育つと、一つの物事への執着が異常に強くなる。
他に誰も味方がいない中での、自分に手を差し出してくれた人・・
それは、同情でも哀れみでもない言葉・・
彼がずっと心の中で求めていただろう言葉・・
私自身もにたようなこと、経験し、大人になった今も、ふとした瞬間出てしまう時があるので・・
沖田の過去を知ることで、今の彼の姿や、幼き頃の彼の感情、理解出来なくもないんですよね。
大人も、誰も信用できる人なんていないから、変に突っ張って、自分の殻に閉じこもって・・
けれど、そんな環境だからこそ、運命を呪うのではなく。自分の中で出来ることを探し考えて生きていく・・
その一言にはしっくりくる・・。
勿論、他人言われてもきっとしっくりこなくて、結局は自分自身で気付き学ばされた気がします(笑)
可哀そうとか、気の毒とか、そんな言葉に、ずるずる甘えるのではなく、今はいつか見返してやろう・・
それくらいの心意気で、虐めを自分で解決しちゃった~
という過去がありますからね・・・(笑)
一度でも親に捨てられた子供は、時がたってもその事実を忘れることは出来ない・・
まして、沖田の場合は病弱という難点があるからこそ・・
もっと、健康で頑丈な体をしていれば・・
こんなにも一人で何でもかんでも思い詰めるような生き方はしていなかったかもしれない・・。
本当に、無邪気で、どこまでもまっすぐで・・
過去があるから今がある・・
そう、思わされざるおえない沖田と近藤の昔話・・
そんな話を聞いた龍之介の思いも切実で・・
恵まれない環境に育ったからこそ、幸せになって欲しい・・
そう、思われているんだということを・・
そういう思いも、思ってくれる人の存在を、忘れちゃ駄目・・
て、ことなんですよね。
という感じで、今日の感想はこのあたりで♪
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