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最遊記 RELOAD ZEROIN 10~13話 総合感想 [アニメ]

人の運命とは何でしょう
決められたものでも、まして選ぶものでもない
気が付けばそこにある・・
それって、命の誕生がまさにそうなのかな・・
人が生きていく上での運命なんて、実感あるようでないような・・
でも、命が生まれる瞬間がそうなのかも・・
私達は両親を選び生まれてきた、という考えを捨てたわけではないけれども、でもそれって自身で考えて出した決断とは又違う。
人が生きたいっていう本能なのでは・・
なんて、ふと思わされたりもするのですが・・
そうして、私達は気が付いたときには、この世に誕生していて、親がいて・・・
そういう意味では。この言葉にも頷けるし・・
旦那との結婚も、今だから運命だったんだろうな・・
なんて振り返らされたりもします・・
運命って、もっと劇的な物に見えるのかもしれないけれど、そうでもないのかもしれない・・
彼にとっての運命の出会い・・
出来事・・・
命を一つ、二つと数えているからこそ、この男は罪を犯してしまったのかもしれない・・。
そして、人の命をまがい物に出来てしまったのかもしれない・・。
命の在り方を間違えてしまったから・・。
失った命を取り戻したいと願うのは罪ではない。
けれど、それは人間がどうこうしてよいものではない。
もしかしたら、行うことよりも、出来しまうことが罪なのかも・・
奇跡って、自然の摂理に逆らわない範囲で行えるからこそ軌跡であり、自然の摂理に逆らった地点で罪になる・・・
人が人の命を、運命を背負うなんてのは、けして軽い気持ちで出来るものでもなく・・
きっと、本当の意味で運命を背負うというものがわかっていなかったのだろうな・・。
彼は、自身の持つ罪という名の奇跡に縋る哀れな男・・・。
それでも、だてにエクソシストではない。
普通に強かった・・
というか、あのネックレスが死者をよみがえらせていたのかと思っていましたが・・
どうやらそうではなかった・・
あのネックレスに執着するのは・・
彼のモンスターへの憎しみ・・
それを継続させるためのものでしょうか・・
人の力だけで奇跡を起こし続けるのには限界がある。
限界がなくちゃおかしい。
人は過ちを繰り返す生き物。
でも、学んで成長していくことが出来る
それは、人の出会いだったり、己自身の失敗だったり・・。
自分が正しいと思い信じてきたものが、本当に正しかったかどうか・・
あの時、あの人の言葉に耳を傾けていれば・・
と、大人になって初めて理解出来る・・
というより、考えられるようになれる・・
とでもいいましょうか・・。
本当、この作品が好きな所は、キャラの魅力も勿論ですが・・
彼らの言葉・・
いえ、彼らの言葉に心を感じられるから、彼ら立に魅力を感じられる・・。
そう、人間みっともなくて当たり前
みっともない所のない人なんていない。
もしもあるとすれば、それは上辺だけの付き合いしかしていない。
又は、ずっと一緒にいないから気づけていない。
それだけのこと・・
夫婦なら・・
家族なら・・
本当の友ならば、みっともない所が見えて当たり前。
共に長い時間を過ごしているのですから・・
と、悟空の最後の言葉の説得力は半端ないな~
本当に友と呼べる人って、マジで喧嘩しても、時間が解決して元に戻れちゃうんですよね・・
そんな絆を感じさせてくれる、最遊記という作品が本当に好き♪
語られる、残酷で悲しい物語も・・
大切な人がいて、守りたい人がいて・・
だからこそ非力な自分が憎くて、みじめで悔しくて・・
それゆえに過ちを犯してしまうことも、心を奪われることもあって・・
それも又人生・・
自身の中にある弱さに勝てるか負けるか
結局、人の人生って、自分自身との戦いなんだな~
力だけが勝敗を決めるものじゃない。
意思の強さ、心の強さがなければ・・・・
簡単に心折れ、乱されるような相手は三蔵一行の敵ではない・・
ということでしょうか・・。
あの男の強さは、その身についている力もですが、自身の絶対的力へのゆるぎない思い。
あの男の心は、多分簡単に折れない・・
心と力の強さがあるから、あそこまで無敵なのだろう・・
そう、三蔵一行は無敵ではない。
彼らよりも強い存在なんて、もしかすれば広い視野で見れば沢山いるかもしれない。
それでも、彼らにはどんなにボロボロに傷つき倒れても立ち上がる、諦めない心の強さの根源には、絆がある。
仲間への強い思いがある。
例え過去の行いに誤りがあったとしても、次の選択で正しき道を選べばそれでよいのだろうと思う。
失った命は取り返せないのならば、今目の前にある命に対して全力で向き合うこと・・
それでも救えない命がある・・
けれど、だからこそ人の命は尊いもので・・
そしてようやく、ここにきて初めて師匠の言葉を理解する。
最後の最後に・・・
結局、目の前の敵には、まったく敵うこともなく・・
それでも、その口元に笑みは消えることなく・・
寧ろ、悪態つきながらも、おかしくなる程にいつも通りで・・(笑)
そんな彼らの生き方が好きでたまりません♪
余裕ない時にこそ、余裕いってみせられるのがイイ男の象徴とでもいいましょうか・・
こうして、一つの物語が終わる。
けれど、彼らの旅は、まだまだ終わらない・・
寧ろ、現実という物を見せつけられ、新たな旅の始まり・・
とでもいいましょうか。
という感じにて最遊記の新たな物語もここで完結~
いや~
こうして又、最遊記のアニメが見れるなんて思わなかったので・・
こんな感じで、又再アニメ化してくれないかな~
なんて思いつつ・・
改めて五つ星つけるのもどうかな~
とは思うものの、とりあえずつけてみるとこんな感じ?

☆☆☆☆☆キャラデザ、作画、キャラクター
☆☆☆☆ 演出
☆☆☆☆☆アクション
☆☆☆☆ 感情移入
☆☆☆☆ 男女兼用
☆☆☆☆ 構成
☆☆☆☆☆完成度、満足度

という感じで~
女子の出番が少ないという点のみ、目をつぶっていれば、男性でも普通にアクションアニメとして楽しめる作品かと♪
なんといっても、ヤロー同士がベタベタしていないのがいいですね~♪
不必要に干渉しあわないし、普段喧嘩ばかりだけれど、本当に助けが必要な、いざって時手を差し伸べてくれる・・
そういうのが男同士の絆がカッコイイかな~
なんて・・
そろそろ、今期の深夜アニメも始まるでしょうから・・・
懐かしアニメと一緒に感想UPさせて頂く予定です♪
タグ:最遊記
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