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フルメタルパニック TSR 視聴感想 [アニメ]

こちらは、シリーズの三期になるでしょうか・・
フルメタルふもっふという、完全なギャグオンリーの後作品・・
ということですが・・
よくも悪くも新しい色合いが加算された感じの作風です・・♪
第一印象としては・・
流石、15禁指定されているだけあって、お色気シーンの要素&雰囲気が強い・・
そう、新キャラである謎の凄腕美女の双子がかなり怪しい雰囲気をかもしだしていて・・
この人達、ガチでレ〇〇アン?
いや~
嫌いじゃないからいいんですけれどね・・
問題なのは・・
新たな敵キャラがウザっぽいハゲ親父というのが問題~
いや~
こういう、意味不明なテンションの親父って苦手なのですよ・・
後後~
アクションシーンが、微妙にグロイ・・
いいのよ~~
骨とか血管とかリアルに描かなくて~~
監督が変わったせい?
なんて思ったのでした・・
でも、そういう部分抜いて面白いのは面白い・・
ただ、前半は、ヒロインかなめちゃんの登場が極端に減っているのが残念です。
宗助と彼女のやり取りは、私的にはかなりのお気に入りなシーンでもあったので・・
そんなシーンが、ようやく6話にて登場~
という感じで・・
今も昔も変わらない、相変わらずの宗助ですが、まったくわかっていないわけじゃない・・
彼も空気が読めないわけじゃない・・
ただ、戦争という死と隣り合わせの生活が当たり前すぎる彼には、日常こそが非日常の現場であり・・
そんな所での生き方なんて誰にも教わったことがないから、何をどうすればいいかわからない・・
条件反射で体がどうしても動いてしまってしょうがない・・。
この平和な日本で、心許せる日本人って、唯一、かなめだけなのかもしれない・・
そんな風に思わされる夕焼けを見つめる宗助と、そんな彼を見つめるかなめの姿と・・
そんな生き方しかできない宗助の身を案じるミスリルの仲間と・・
恋敵であるにもかかわらず、そんな二人のことを心配する可愛い館長と・・
そして、二人だけの特別な時間。
他の人間相手だと、多分きっと背後とられるだけでも普通でいられない宗助ですが、かなめ相手は特別で・・
今までの中で一番静かで、ゆっくり話し合えている時間かもしれない・・。
彼の髪をいじりながら、少し少し話をして・・
本音で話あおうと、必死に歩み寄ろうとする健気な、ちどりの姿・・
彼だけは何があっても、信じているといってみせる彼女の言葉と、何気ない無防備な態度に、すっかり安心して寝入ってしまう宗助・・
そう、軍人である彼が人前で眠るなんてこと、きっと今までではありえなくって・・
そんな彼に口づけを施すかと思ったら・・
流石ありえないにそこまで素直にも大胆にもなれない初心な心・・
そんな彼女の傍にいることを心の底で願っていた宗助は・・
とうとう、かなめ以外の女の子を泣かせてしまう。
本当に乙女心には鈍いといいますか、かなめ以外の女の存在を眼中にいれていないといいますか・・
仕事とはいえ、離れ離れにひきさかれて思う気持ち一緒ですが・・
上司である彼女も、かなめと同じ年齢で・・
宗助に思いを寄せている少女でもあり・・
部下を守らなきゃいけないという責任、年齢に不似合いにも肩にのしかかる重みは、決して、働かされている側の宗助にはわかりもしないこと・・。
いいたいことを言わず、表面上は事務的にいいつつも嫌みを言いたそうな雰囲気を醸し出しているのって、はっきりものをいうよりも、ずっと達が悪い・・
一方、取り残された、ちどりの方はというと・・
健気ですね・・
何時も自身を守ってくれる彼がいない。
彼は自分の目の前から姿を消した。
もう、誰も自分を守ってくれない。
いるのは護衛という名の監視役のみで・・
女がてら、必死に戦います。
なまじ、宗助の傍にいたせいか敵の資格やらなんやら、考慮する方法とか自然と彼の言動をうけつがれているといいますか・・
そう、そんな強かな彼女にくらべ、等の主人公は・・
これほどまでにヘタレな鬱男になるとは・・
今までの彼は、もっと強かった・・
それは、自身の意志による行動というものがなかったから・・・
それが、かなめ、という一人の少女によって彼の意志による行動が増えた・・
そこには今まで持たなかった、彼の意志というものが生ま・・
そう、自身の意志による行動というものには責任がともなうわけで・・
その重圧に、完全に彼の心は折れてしまった・・
一人の少女がいたから、今の彼が成り立っている・・
と同時に、彼女がいなければ、今の彼はなりたたない・・
彼女なしでは生きていけない、頼りない男になってしまった・・
勿論、彼女にとっても、彼はなくてはならない存在・・
何より信じているし、彼がいるから怖くないし頑張れる・・
そんな存在ではあるけれど、けして彼無しでは生きていけないわけではない・・
そういう意味では、宗助よりもずっと心強い少女なんだな~
泣いて震えながらも、それでも一人でどうにか切り抜ける・・・
切り抜けるしかないという決意を持てる娘・・
という所は本当の意味での強さなのかもしれない・・
そして、もう一人強い少女が一人・・
見た目はこんなに華奢でか弱そうなのに・・
彼女の言動は、確かに綺麗ごとのようにもみえるけれど、ただのきれいごとんじゃない。
何を持って、相手を信じ、信じるに値する人間かをちゃんと見定めている
彼女自身、彼に対して異性としての想いは確かにある。
けれど、今はそんな理由なんて関係ない。
彼が自分達のために何を思い、どんな功績を罪、同時に誰が彼にどんな重荷を彼に背負わせているか・・
それらを理解した上での発言であり・・
本当、凛々しくなったものです。
その分、主人公宗助の方がなんともいえない状況化に・・
そして、その描写が地味にグロイ・・
どんな環境化におかれようとも、どんな残酷なストーリーになろうともグロテスクさを感じなかったフルメタという作品の雰囲気が一変してしまったな~
という感じでしょうか・・。
そうして、最後の最後になって、ようやく宗助が宗助らしくなる・・
そう、一人の少女の登場によって・・
彼女が苦労して、無理して頑張って彼の元にやってきてくれた・・
そうして、弱っている主人公の尻を叩くのを通り越して、蹴り、殴り飛ばし・・・
彼の欠点を洗いざらいにして・・
そう、自分が完璧な人間だと思っていたけれど、弱くて意気地なしでダメな男・・
けれど強くて優しい・・・
それが宗助という男・・
そこまでいわれて、ようやく彼は、なぜ機体を操縦できないのか・・
無意識のまま完全に乗りこなし、圧倒的な強さを見せ完全勝利をしてみせる。
そうして、仲たがいというわけではないけれど、可愛い上司とも和解すると同時に、ただの部下と上司ではなく・・
命令する、される側ではなく、それ以上の信頼を築きあげるといいますか、今までの彼では絶対にしないような思い切った発言を、汗だくになりながら告げたのと・・
軍に縛られない自分は一人の男だ!
という断言を軍相手に口にできるようになった・・
人間、本当の強さを得るためには、一度丸裸になって弱い自分をさらけ出し見つめ直してみなきゃダメなのかな・・
なんて思わされましたね♪
最後の最後、かなめ、との二人の関係は進展していないといいますか、相変わらずですが・・
前よりも、彼女の歩み寄りといいますか彼女の彼への気持ちが素直に伝えられるようになったかな・・
そんな風に思わされたラストです。
なんだかんだで嫌いじゃない終わり方でしょうか・・♪

☆☆☆  キャラ
☆☆☆☆ 作画
☆☆☆☆ アクション
☆☆☆  恋愛
☆☆☆☆☆成長
☆☆☆  お色気
☆☆☆☆ シリアス
☆☆☆  ギャグ
☆☆   共感
☆☆☆☆ 構成、完成度
☆☆☆  満足度
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