SSブログ

魔法使いの嫁 二期 19~21話 [アニメ]

生まれた瞬間から罪な子供なんていない。
この子だって、今では大きな罪と不幸を背負わされているけれど、望んでこうなったわけじゃない。
だからといって、なんでも許されるというわけでもなく、全ての自由を奪う権利なんてどこにもなくて・・
そう、こんなにも幸せそうに、無邪気に笑っていられた彼女の子供時代が今まで信じられませんでしたが・・。
それを、知ることができ、ようやく納得させられたような気がします。
愛されていなかったわけじゃない。
むしろ愛されていたからこその、今ある悲劇なのだろうか・・
親が子供を守るのは、当たり前のことだろうけれど・・
その守り方が・・
子供の尊い人生を守るために失った命・・
その散りざまがあまりにも残酷で・・
愛情深く・・
二期の魔法使いの嫁は、色んな意味での残酷な描写が多い。
をれを否定しているのではけしてなく、だからこそこの作品に生きるキャラクター達の生き様がえがかれていく・・。
無垢で何も知らないゆえの残酷な子・・
知らないながらにも世の中の温もりを学び成長していく子・・
ただ親の温もりを求めるがゆえに、罪を背負い続けるしかできなかった哀れな子・・
そんな子供達を利用する大人に・・
そんな子供達の未来を思い、見守る大人に・・
同じ時を生きながらもこんなにも人の在り方は変わるんだな・・
家庭環境で子供の未来は決まるとはよくいったもの。
勿論生まれが悪ければ全て悪いというわけではなく、そんな環境の中でもどう生きていけるかを考えられるかられないかで多きく人生は変わっていくだろう・・・
けれど、そんな中でも、人は学んで成長して生きていかなければならないわけで・・
今、ここにいる子供達は、それぞれに、それぞれの目的のため一つになっている。
そうして、心の闇に囚われている一人の哀れな少女を何よりも思い守りたいと・・
そのためだけに存在しちえるとさえ強く思っている人がいるのに・・
こんなにも彼女を思ってくれている人がいるのに、その暖かさが彼女の心には届かないのか・・
そう、辛い思いをしているのは彼女だけじゃない・・
誤ればいいわけでも、怯えたままでいるだけでいいわけでもない・・
誰にだって怖い物はあるのです。
彼女は、彼女一人孤独ではない・・
そのことに気づける程に、目の前の少女は強くはない・・
その全てを受け止めることができるのは、彼女の孤独を理解しようとすることのできるチセ・・
心の奥底・・
恐怖に囚われ、バラバラになった彼女達の記憶・・。
幼い頃の姿の二人・・
チリジリになった彼女の記憶を探しながら、ゆっくりと二人は語らい心を通じ合わせていく・・。
辛い、遠くて悲しい記憶・・。
それを精一杯否定しようとするのは、大人がいなければ生きていけない幼児故の行いか・・
こうしてみると、二人の境遇はやはり似通っているのだろうか・・
チセ自身は自分なんかよりも、ずっと重い人生を追ってきたというけれど・・
ただ、いえるのは怖くて寂しくて消えてしまいたい・・
子供ながらに抱えていた、悲しい思い。
人は・・
誰かに何かをしたから、何かを返すんじゃなくって・・
自分のために誰かを助けたいのかもしれない・・
それで自分が救われるだけじゃなく、もう一人の同じような思いをしている誰かが救われるなら、それでいいと私は思う・・
だって、人間はそこまで偽善者ばかりではいられないし、利己的で自分本位で・・
でもそれでいい・・
誰かを傷つけないのなら、その思いは確かに誰かを救うし、救いたいという思いが嘘じゃないならば・・
なんて思いつつ・・。
自分がしたいように生きるから、相手も自身の好きなように生きて欲しい・・
それは、時に偽善であり、エゴになりかねないけれど・・
でも、そこに自分のためではなく相手を思うだけての気持ちがあれば・・・
て、前者と後者では真逆だけれど、唯一共通するのは誰かを救える、救いたいという思いがあるということ・・
人が人に何かをしてあげる方法って、何も一つじゃないから・・。
面と向かっていうことは、時に厳しくて酷なこともあるけれど・・
だからといって、その事実から逃げていいというわけでもなくて・・
誰かに助けて欲しくても、自分自身でなきゃ救えない物もある・・
人は求めてもいい・・
助けて欲しいと・・
そんな人いないからとそこで諦めちゃダメ・・
いないならいないで、声をあげて助けを求めなきゃ誰も気づいてくれない・・
世の中って、自分の思い通りにいくことよりも、いかないことが多いから・・
どうにかしなきゃいけない・・・
自分自身で・・
そして、それに気づかされた少女、ようやくここで救われるかと思いきや・・
彼女を捕らえて離さない存在が・・
という所で、今回の感想はこのあたりで~
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。