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吸血姫美夕 16~20話 [アニメ]

女導師・・
血の気が強く、激しいともいえるむき出しの感情・・
家族を、恋人全てを奪われた悲しき戦う女・・
数少ない、美夕が興味を持たせた理由は・・
生命にあふれた人間だからか・・
彼女が目にする人間は、基本的に生きることに背を向けた人達で・・
また、彼女に刃を向けてくる人間なんて、めったにいないでしょうし・・
けれど、その感情のままに敵討ちをとるには、彼女はまだ未熟。
導師としての腕だけでなく、心も又未熟で・・
彼女は倒すべき相手に翻弄される・・
仇を撃つまでは死ねない・・
そう、思ってはいるものの、思いだけではどうにもできないのが世の中という奴で・・。
そんな未熟な彼女の最後は・・
何時もの美夕ならば、その血で永遠の夢を与えたであろう・・
けれど、彼女の答えはそうではなかった。
生きる意味を無くし絶望しているのではなく、目的をはたし満足げに微笑む彼女を見てい夕は思ったのでしょう。
彼女はまだ夢を与えるには早い・・
と・・
その言葉の伝え方は美夕独特のもので・・
貴方みたいな気の強い人は嫌い・・
だから、血を与えない変わりに、その悲しみを背負って生き抜いてみなさい・・
と・・
こんな言葉を向けるのは、彼女の気まぐれにみえてそうじゃない・・
そう、彼女が血を与えるべきだと思っているのは・・
夢を追うあまり、現実から目を背けて生きる者・・
大人なのに、仕事もせず、若い女の子に養ってもらっている姿は、はたから見ればどう映るのか・・
けれど、それを彼女は苦には感じていない。
多分きっと、社会からはじかれてしまった孤独な二人だからこそ、救ってあげようとしているのだろう、
とはいっても、中には・・
彼女は明るく元気で何も、こんな年老いた男なんて相手にしなくても・・
なんて思わなくもあり・・
けれど、その孤独の理由は・・
人に害を与えないのならば様子を見ておこう・・・
けれど、二人が幸せになれることは消してない・・
その言葉だけを残し、美夕の気まぐれに一時は彼女達の前から立ち去りますが・・
そこに水を差すのが冷羽・・
そう、彼女がいうように、事件は起こってしまった・・
それは、悲しくも子供でいつづけなければ生きていけないまま大人になってしまった哀れな男の姿・・
それを見て、美夕が感じた思い・・
そして、同時に触れることになった、冷羽の複雑な心の心境・・
彼女は心の底から冷酷な少女ではない。
彼女にも心揺さぶられる存在があり・・
その胸の内は美夕と対して変わらないのかもしれない・・
求める温もり、人の心を・・
ただ、美夕よりも、情に動かされにくいというだけのことで・・
そう、蝶に心奪われてしまった男と、そんな父を思い続ける健気で危うい親子関係・・。
愛って強ければよいというものでもない・・
その強すぎる愛情は時に歪んだものになってしまって・・
それを理解できるのは美夕のような運命を背負っている少女だけなのかもしれなくて・・
結局、その結末もまた悲しい物に・・
美夕の望んだ結末ではなかった・・
彼女はただ、神魔を闇に返したかっただけなのに・・
そうして、最愛の人を失ってしまった少女の悲しみを、痛いほど理解していいる美夕には・・
どんなに心通じ合っている仲間であるラヴェでさえ立ち入れない領域があって・・
美しくも冷たい横顔が、たまにみせる悲し気な表情がなんともいえなくて・・
けれど反対に、現実から目を背けている人間にはクールなまでの眼差しを向ける少女でもある
人同同士ではなく、人ならざる物との偽りの愛・・
まがい物、幻に心奪われるなんて、悲しい人・・
と・・
そう、だって、どんなに思っても答えてくれない、ひとならざる物に心奪われても仕方がない。
しゃべることもなければ、動くこともない・・
まして、心を持っていない・・
そんなものに・・
美しい物に心奪われた悲しき女達の結末・・。
愛の果ては・・
な~んて・・
他にも、謎な物語がありましたが・・
こちらは登場人物がさえないおじさま・・
と、仏像と・・
という今も昔も謎な物語・・
そう、なぜ神魔は住処に、あんな場所を求めたのか・・
人間と関わってまで求める物かだったのか・・
あの仏像の構造とか、微妙にわかり辛く・・
又、この男の人がいる場所は現実なのか、謎の空間なのか・・
という、よくみると不可思議な背景があったり・・
この物語だけは、未だに謎めいたお話だな~
と、今も昔も思いつつ・・。
今日の感想はこのあたりで~
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