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若草物語 ナンとジョー先生 37~40話 最終回 総合感想 [アニメ]

子供達は、子供達なりに成長していく・・
いつまでも守られているだけじゃない・・
小さな籠の中囚われた蝶や小鳥ではいられない・・
子供はいつか大人になる・・
一人立ちするために・・
胸に秘めた夢をかなえるためには、いつか大人達から守られ、閉ざされた世界から飛び立っていかなければならない・・
それぞれの夢を抱き、それぞれの道を自ら作り・・
気づかないうちに成長していく子供達・・
そんな自分よりも幼き同級生達の姿を見て、彼の中に眠っていた感情が動き出す。
自分も、外の世界にいきたい・・・
今よりも大きな世界で、今知らないことを沢山知り学びたい・・
彼は、そういう時期がきたのです。
まだ、一人立ちできない、したがらないナンのことが気がかりではあるだろうけれど・・
私は、親元をいつか離れたいと、子供ながらにずっと思い描いていたので、ナンのような今もこれからも、ずっとこのまま大人の庇護のもとでいたい・・
今の友達と、ずっと一緒にいたい・・
なんて思いを描いたことがないので、ナンの気持ちに共感はできないのですが・・
けれど、それだけ大好きな場所や人がいるってのは、凄く素敵なこと・・
だけど、今が好き、今もこうしていたい・・
という思いだけではいられない・・
それが成長というもの・・。
悩んで、悩んで、悲しんで苦しんで、そうして子供は大人になっていく・・
自\分の未来は自分で切り開いていく・・・
そして、大人は、そんな子供達の背中を押してあげること・・
今いる場所も素敵だけれど、今よりも又違う素敵な場所がみつかるかもしれない・・
本当の友達は、どこにいっても友達・・
旅立つ場所があると同時に、いつでも戻ってこれる場所がある・・。
迷うなとはいわない・・
悲しむなともいえない・・
自分が本当に求めるもの・・
本当に彼のことを大事に思うなら、好きな相手のことを思うなら、どんなに悲しくても背中を送ってあげて欲しい
引きとめても、きっと彼の心に後悔という名の思いを抱かせるだけか・・
いや、ただの無駄な努力になってしまうか・・
だって、そんな生半端な思いでは夢なんてかなえることできないもの・・
そう・・
特にこの時代においてはそう・・
女のくせにとか、女だからとか、そんな言葉がうたい文句のように存在したであろう時代。
女が自転車をのることすらハレンチだといわれて・・
どこの世界でも男女の差別は昔から存在していて・・
だったら、その例外を作ればいい
女だから無理だと笑われるなら、見返してやればいい・・
子供の小さな夢を、大人だけの価値観で壊してはいけないから・・
自分が悲しいからはなれたくないとか、離れるのが悲しいから友達の門出を笑顔で見送れない・・
そんなことをいっていた、小さな少女じゃもうなくなった・・。
友達が大事だからこそ、相手にとって一番いいことは何か・・
そういうことを学んだナンは、又一つ成長する。
大拙で、大事な友達の別れを目の前に・・
皆一緒に過ごしてきた場所を旅立つ日・・
寂しくないといえば嘘になる。
けれど、彼らは、この学園で大きくて沢山のことを学んだ。
勇気を、優しさを、夢を抱くことを・・
沢山の勇者がいて、それぞれの正義を抱いて・・
重ならない、それぞれの素晴らしい個性が一つになる・・
それぞれの道に向かいながらも、何かあったときはいつでも帰ってこれる、同じ場所に・・
さよならは悲しいことじゃない・・
旅立ちは嬉しいこと・・
きっと、彼らはそれぞれの道で、それぞれの世界を歩んで大きくなる・・
そして、そんな子供達を見送った後、大人達も寂しがってばかりはいられない・・
小さな小鳥たちが飛び立った後は、又新たな子供達を迎え入れ、未来に向かって羽ばたけるよう育てていかなければならないのだから・・
そうして、最後の最後まで意地っ張りなナン・・
喧嘩口調で笑いあって・・
次、いつ会えるのだろう・・
そう思うと、覚悟していたはずなのに、やはり寂しさはぬぐえない・・
すっかり女の子になって・・
喧嘩して、笑いあって、色んなことがあって・・
見送りはしないなんていっておいて、だけど、本当は心残りで、見えなくなった彼の背中を必死においかけてはしていって・・
複雑な乙女心・・
深夜アニメのような、燃えや萌え的な物はないけれど、教育番組としては悪くない作品。
男勝りで、元気で意地っ張りで・・
そんなナンの最後の成長は、女心に目覚めた所・・
でしょうか・・
恋をして、女の子は女になる・・
ともいいますしね・・
そうして、すっかり大人になったナンは、とても綺麗で大人っぽくなって・・
彼女は子供の頃の夢をかなえて・・
皆もそれぞれの道を歩み・・
再び彼女は返ってきた・・
ふるさとに・・
もう、あの頃の子供の自分に戻ることはできないけれど、あの時、仲間や先生達と歩んできた人生を胸に抱いて・・
感動の再会しておわり~~
この作品の続きはさすがにないかな~
第二のジョーそのものですし・・
最近は、こういう教育番組的なアニメが、すっかりなくなってしまったので、本当よいな・・
世界名作劇場はやはり良い・・
といっても、若草物語までは・・
ですけれどね・・
ロミオの青い空は、どうしても最後まで見れなかった・・
レ・ミゼラブル・少女コゼットは、わざと主人公達をピンチに陥れるために、ありえないだろ、それは・・
的な展開と、上手くいったと思ったら、又同じような問題がおきて・・
の繰り返しで話が、ちっとも進まない~
三歩進んで二歩下がる~~
な展開はどうなんでしょう・・
という感じでしたので・・
そういう意味で、この若草物語の続編は、世界名作劇場だな~
という感じですね♪
子供達の破天荒っぷりに、ハラハラドキドキさせられる所はあるものの・・
それも、このラストにたどり着くための通過点。
最初からできのイイ子供なんて、なかなかいないといいますか、失敗から学んでなんぼなんdねしょうね~
という感じにて、5つ☆評価としてはこんな感じでしょうか~

☆☆☆☆ キャラクター
☆☆☆  キャスト
☆☆☆  感情移入
☆☆☆☆☆成長、絆、感動
☆☆☆☆☆教育番組
☆☆☆☆ 物語構成
☆☆☆☆ 総合感想
☆☆☆  満足度

萌えは非常に少ないですが、教育番組としては非常に良い作品だと思います。
最終的には、どのキャラもよい感じで成長し、大人になって夢をかなえ、頑張れているのがいいな・・
という感じです♪
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