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PSYCHO-PASS サイコパス 再編集版 7話 [アニメ]

幼き頃の記憶・・
まだ、彼が目の前の人物を父親と慕っていた遠い、遠い記憶・・
今となっては現実の出来事だったのかあやふやだけれど、それでも彼にとっては大切な記憶・・
そんな風に思えるのは、彼女の存在が多いのか・・
経験が浅くとも、資質のある有能な警察官・・
というのが宜野座の彼女への評価であり・・
そして、今回、その彼女の身におきたこと・・
シビラシステムを否定せざるおえない事件・・
それは何を意味するのか・・
決して表だってはいけないこと・・
人生設計、欲求不満ですらシビラシステムをすがらざるおえない世の中・・
そんな他人まかせな人々に、正しくも意志の強い、自己判断などできるだろうか・・
この世界における刑事という存在は、しょせんはシビラシステムのサポート役。
シビラシステムという完成なシステムではなく、シビラシステムでは補えない穴埋め程度の物で・・
必要な判断や決断は必要だが、けしてそれは必要最低限なもの・・。
上が必要とされなければ、勝手に動くことなど許されない・・
こういうのを聞かされると、狡噛という男の、刑事という仕事が何なのか、今の世の中と向き合えば疑問も持つし、納得いかないことも多いだろう・・
それに反して、シビラというシステムに反抗できないのが宜野座という男・・・
決して無能な男ではない。
ただ、狡噛程に、世の中に逆らえない。
それは、要領がいいとも、器用貧乏ともいえる性格であり、この世界のシステムに必要なのは、そんな男なのだろう・・。
狡噛のような男であれば、何処までもシビラシステムにかみつき邪魔な存在でしかないでしょうから・・。
不思議なものです・・。
狡噛と、朱と、宜野座・・
彼らは同じ職場で働き、同じく人の命を背負っていながら、持っている正義があまりにも違いすぎる。
そんな中でも、柔軟な姿勢を持てているのは、朱・・。
宜野座と同じくシビラシステムに嫌悪感を抱きながらも、シビラシステムを必要としている・・。
それは、彼女が経験させられた悲惨な事件・・・
それにより、彼女の視点は前よりも広くなっていく・・。
そうして、彼女は狡噛と同じ思いを経験し、同じ物を見、同じ目的に向かって進むことができる・・。
そう、何よりも強い信念と覚悟によって・・
自分の身を犠牲にしてまで成し遂げようとしする。
取り逃がした犯人を今度こそ仕留めるために・・。
そう、それは狡噛何より抱いてきた同じ思い・・。
だからこそ、狡噛という男には、止める権利なんてない。
自分だって、そのために無茶ばかりしてきた・・そのことをたなにあげるなど・・・。
それでも、自身の実体験があるからこそ、止めなければならない・・。
過去の犯罪により、監視官から執行官へと落ちた身だからこそ・・
けれど、どんなに周りにとめられても、心配されても彼女はその意志を貫く
彼女しか手がかりを持っていない・・・
上が動き、その結果を出すまでには余りにも時間がかかりすぎて待っていられない・・
そう、彼女の刑事としての執念・・
本当、彼女は公務員課として、シビラシクテムに選ばれた理由がわかるような結果といいますか・・。
彼女の肝が据わっているのか、生まれ持っての資質なのか・・
惨殺なシーン、友人を目の前で殺される・・
そんなシーンを再現させられ、それでも彼女のサイコパスは濁らないのですから・・。
決して、狡噛だけが叶序の身を心配していたわけじゃない・・
けれど、彼女にとって彼が特別ならば、それは又ぎゃくもしかり・・
今までの監視官とは違う、彼を犬として扱わない・・
同時に、見た目以上のタフさと、刑事として持ち得ているプライドや執念・・
そして、彼と同じ目的を持って進んでいける・・
そんな風にいってみせた彼女は、彼にとっては理想の刑事とでもいいましょうか・・
もう、彼女はひよっこ警察官ではない・・
立派な、一端の刑事・・
そう、認めさせる程に成長してしまった朱ちゃんがすごい・・・♪
多分、世の中の良い部分も、悪い部分も知っている・・
そのうえで、物事の現状を認めて、受け入れて、危ない橋を渡っていく
己がどんな目にあおうとも、そうなることもいとわずに・・
そう、ただ周りや世間にながされることなく、刑事が刑事であること・・
警察官が何を優先し、大事にするべきかを疑わずに信じて突き進める・・
そんな強い子・・・。
きっと、若いゆえの柔軟性・・
というのもあるのだろう・・・。
私の世代だと、やはりたたき上げの刑事・・
刑事は汗をかいて、自らの足を使って動く・・
裁くべき人間を、機械のいいなりになって捕まえて裁くなんて・・
彼が言うように、そんな世の中は存在して欲しくないし、それに疑問を抱けるのは根っからの刑事魂があるからなのだろうか・・
なんて思わされる。
家族を泣かせて、嫌がりながらも刑事の仕事をして・・・
人って、結局は矛盾の中で生きている・・・。
何が間違って正しいかなんて、今更わからなかったりもして・・
ただ、サイコパスをクリーンなままでおくには、危険な仕事だということだけはわかっていて・・・。
人の欲望は、自己顕示欲・・
最もやっかいな・・
この犯罪者が、何をしてもサイコパスがクリーンなままなのは、その精神・・
厄介な欲望を持っていないからなのか・・
そして、彼のいう退屈の反対は興奮・・。
憎しみという感情ですら喜びに変えると・・
個人的には、憎しみという興奮がアドレナリンとなって、人の理性を奪う・・
薬により麻痺してしまった状態と似ているのかな・・
なんて思わされつつ・・。
今回の事件は本当に怖い・・
あからさまにおかしな人間がいても、サイコパスが正常というだけでグ問を抱くことなく受け入れてしまう・・。
なんともおかしな世界・・
というよりかは、狂っている・・・。
人が人としての感情、認識を持たなくなると、何が善悪なのか、何がおかしいのかおかしくないのかすら理解できなくなるとは・・
末恐ろしい世の中ですね~
そして、それが又決して遠からず、近からず~
な現代とリンクしそうで、しなさそう・・
そんな、妙なリアリティのある状態が怖い・・。
セキュリテって、怪しいと思える人間に反応するからこそのセキュリティであり、それをなくしてしまえば、もはやセキュリティではなくなる・・。
サイコパス、シビライクテムに頼り切った世の中だかこそ起こってしまう、末恐ろしい事件・・
目の前に女の人が、大の男に馬乗りにされ、殴られ続けてもなんの疑問も思わないなんて・・
そう、事件や事故を目の前に携帯片手に写メや動画を撮ろうとする非常識な人減の塊が、この世界。
シビラシステムという世界に汚染された・・。
そう、私や、狡噛からすれば・・ですが・・。
こんな異常な犯罪をしてしまうものだけでなく、それを何も言わず見守っている人達ですら・・
そして、その犯罪の実行犯にとっては、人の命ですらおもちゃにしかすぎない・・
そんな彼の思考を読みとめるのは、狡噛信也という男であり・・
そして、こんなシビラシステムに染め上げられた世界、そこに生きる人達を理解し受け入れているのは朱だけで・・。
本当に、この子は世の中を受け入れ、認め、その上で物事を巻上げていられるんだろうな・・。
一番視野を広く持てる人事かな・・
だからこそ、狡噛ですら気づけなかった疑問を、朱一人が目ざとく気づくことができる。
そうして、そこで狡噛の推察により、とうとう実行犯を捕らえることができるが~
ということで、続きはすでにUPされている8話の感想にてどうぞ~
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