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ファントム phantom of inferno プレイ感想4 アインルート [ゲーム]

最後の選択・・
彼は、彼女と・・
エレインと名を改めた少女と生きることを決意した・・
最後の別れ・・
少女の残した言葉に打ちひしがれる間もなく、静寂が銃声とともにぶち壊される。
数えきれない手勢に無勢・・
きっと、彼だけならばのりきることは不可能だったかもしれないけれど・・
そう、敵は数でこなそうとしてくる相手ではなく、もっとやっかいで姑息で悪趣味な奴の存在が・・
そして、今の彼女は昔のような戦闘マシーンではない。
心というものを持った人。
人ならざる常任の動きを見せるには限界というものがあり・・
けれど、だからといって、目の前にある強敵に対して手を抜くなんてことはない・・。
殺される前に倒す・・
相手の骨を砕き、内臓をつぶす勢いで戦わなければか・・
そうしなければ、彼とともに生き残ることはできない・・
共にあることを約束したのだ・・
だからこそ、彼女は選択する。
今まで、命令でのみしか行動できなかった彼女が、初めてマスターである彼の意に反し、彼女の意志で引き金をひく
愛する男を思い・・
罪を背負って生きるために・・
そう・・
彼女にとっては、あまりにも重い罪・・・
過去の記憶を一切もたず、人の心を芽生えたばかりの彼女は人としてはまだ赤子同然で・・
どんな人間よりも儚くももろい精神。
人間、誰かに命令されて動けるのは簡単
それは、そこで何があっても、自身ではなく他者への責任転嫁ができてしまうから・・。
だから、自身で動こうとしない人間は弱くもろいのだ。
今の時代、努力でどうすることもできないと全てをあきらめきる若者たち・・。
世の中には、そうせざるおえない暮らしをしている人は、多かれ少なかれいるのだろう・・
その数が多い、少ないと言い切れないのは、私の周辺にはそういう人たちが目立たないから・・。
けれど、確かにいえるのは・・
何もかも全てにおいて恵まれている人なんて世の中にはいない
何もかもを恵まれた人生にしたいのなら、そこで努力をすべきだし、何の努力もせずに自分は恵まれない・・なんて気軽にいってみせるのは、恥ずべき行為だと思うんですよね。
確かに、親に恵まれず、友達にもめぐまれず、会社にもめぐまれず・・
て、ないわけではないと思うんです。
私もその一人だったので・・
ただ、親に恵まれていないけれど、明日をも知れない生活を強いられていたわけではなかった・・。
友達には恵まれていたけれど、まったく問題のない友達ばかりというわけでもなかったですし・・
会社での上司や同僚ハラスメントにも恵まれなかったこともあった・・
それは結局、今の生活を手に入れることで回避できたし・・。
それら全て、自身の努力だと、自負はしているんです。
ただ、自分一人だけでできたこともあれば、身内のちょっとした協力があってこそのこともあるし・・
したくもない喧嘩をして、腹を割って話しあえたこと・・
両親との距離を置く決意をして、改めて向き合う努力をしてきたこと・・・
多分きっと、金銭的なゆとりが一切なければ、どうなっていたか・・
ただの一人も友達がいなければ・・・
なんて、人生でもありえたかもしれません・・
そう思えば、私という人間は、ギリギリ救われていた人生なのか・・
けれど、そう思えるように努力したのは確かであり・・・
胸をはっていえます・・。
だからといって、自分はなんでもできる人間だなんてこれっぽっちも思っていない。
何もできない人間だからこそ、根性という長所のみをひきのばしてここまでこれたのかな・・
なんて、元安倍総理暗殺事件と、宗教団体のニュースを見て思われたりもして。
結局、彼女は、マスターという存在に依存しすぎることで、自身に救いを求めていた。
自ら笑うこともなく、思い出したようにベッドの上で泣きくずれて・・
そんな日々をクラス毎日・・
そして、同時にそんな彼女を見守ることしかできない青年・・
だからこそ、あきらめずにあゆみ続ける・・
どんなに年月がたったとしても、彼女の求めていた彼女の過去を見つけるための旅。
そして、そのいきつく先は・・
全てを手に入れたわけじゃない・・
多くのものを失いすぎたけれど・・
彼女は求めていたもののかけらを手にした・・
それだけでいい・・
自分がこの地のどこかでう生まれたこと・・
今を生きていること・・
思いでは確かにある・・
彼という少年に出あい、ここにたどり着くまでの確かな日々が・・
そうして、新たな思いでを作りあげていくことも・・。
なにもかも全てにおいてハッピーエンドというわけではないかもしれないけれど、彼女は初めての笑顔がみれたのだから・・・
ということで、アインルートはこれで終了です~
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