昔懐かしの少女漫画

うるきゅー　全９巻

ミラクルガールズでお馴染みの秋元奈美先生のラブコメ作品。
他の少女漫画と違って特徴的なのは、とにかく主人公がパワー全開できもちがいい。
恋の悩みも女子高生ならではだけれども、若いからこそのエネルギー感が非常に好感持てて好きだな～と・・・
大人になると、変なしがらみや立場があって、こういう勇気や前向き加減って難しい・・
でも、彼女はそれをやってのけちゃう。
勿論、一人じゃなくって、友達の存在や仲間がいて・・
背中押されてガッツを何時もの100マン馬力にして・・
けれど、女の子は女子です・・
恋に真剣になれば成程、恋に臆病にだってなるし、それは真剣の現れ・・
普段から美意識に努力して、振り向いてもらうための努力をして・・
彼氏をゲッドしようと、日々ライバルであり、女友達と競争し、女の戦いを繰り広げながら・・（笑）
物おじしない勇気で面と向かっていく・・
そんな女の子の本気の恋愛・・
そう、消して受け身にならない主人公のラブパワーが凄く好感持ててしまうと・・・。
読んでると元気が出るし、強力な恋のライバルにかき回され、もみくちゃにされながらも、落ち込んだ後はちゃんと立ち上がっては、目の前の壁へと突進していく・・・（笑）
彼に、他に好きな女の子がいたとしても・・
気にせずにはいられないけれど、めげてばかりはいられない・・
無理だからと口にする前に、出来る出来ないではなく、やるかやらないか・・
その、有り余るエネルギーと、片思いへの彼への熱量で振り向かせちゃう・・・。
一緒にいて飽きさせない女・・
気にせずにはいられない・・
見た目の綺麗さだけではなく、怖いくらいの真剣な想い・・
散々な恋愛を経験してきた、男のガラスのハートを、がっちりつかませてしまう。
過去は過去、今は今・・・
そうやって、ようやく振り向かせることが出来るのですが・・
恋の波乱はまだ続く・・・。
そう、恋愛ってリアルでは結ばれてからの方が勝負！
両想いになったらなったで、問題やライバルは出てくる・・
そう、両想いになったからこそ、絶対だと信じていた絆が壊された瞬間・・
信じたい、必死で信じようとするけれど・・
女の子の本気をちゃかされて・・
信じて欲しかったのに信じて貰えなくて・・
今まで何度か喧嘩はあったけれど、それでも仲直りして乗り越えてきたけれど・・
優しさとお人よしの境界線ってどこだろう？
二人とも、大事にしたい本命の相手がちゃんといるのに、目の前で苦しんでいる相手を見ると放っておけない・・
それが恋敵だろうと関係なく手を差し伸べてしまう・・
よく言えば優しさ・・
悪く言えば人が良すぎる・・
けれど、そんな二人だから、最後までハラハラどきどきさせられつつも、読み終えることができたんだろうな～
恋人よりも他の人を大事にしたり、気遣ったりしているシーンや、喧嘩別れの理由も・・
決して嫌悪感わかず、二人の気持ちが痛い程伝わってきたから・・
だから、どちらかを嫌いになれない・・
寧ろ、恋仇である女の方の肉ったらしさが半端なく感じたのは・・
本気の恋じゃない、相手が羨ましくて邪魔して、手に入らないものを欲しがるだけのお嬢様だったから、こんなにも腹がたったんだろうな～
体ボロボロになるまで、無茶なこともやってのけそうなパワーで全力でぶつかっていく主人公と比べれば、どちらを応援したくなるかは明白であり・・
結局は、そんなヒロインあみと、彼氏トモヒロの最後の最後、あいつは渡さない！
の熱意が恋敵たちの負けを認めさせたというか・・
最後はスポ根漫画な終わり方で勝敗がついた～
てのも気持ちよい終わり方だったな～と・・♪
そして、そんな彼女達の有り余るパワーに押され気味ながらも・・
とんでもない彼女達だけれど、だから他の女じゃ物足りない・・。
夢中にさせるし、夢中にさせる、今日も今日とて全力で恋にぶちあったていく彼女達のラブパワーに乾杯（笑）

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