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聖闘士星矢 冥王神話 二章前 感想   [アニメ]

長旅の道中は仲間同士の和やかな雰囲気で進みますが、待ち構える敵の陣地に入ったとたん、その空気は一変します。
愛する者をたてにとられての戦闘。
みせつけられる、懐かしき人々、亡き人達の姿。
今を生きるか、過去に生きるかの選択。
人って、ずっと変わらずに生きられるものじゃない
過去の人を思う気持ちはあるけれど、生きていれば新しい出会いがあり、新しき大切な人達が出会う。
過去を綺麗な思いでにするには長い時が必要だけてども、それでも人は生きていかなければいけない。
そして、肉体を失った魂は決して蘇らない。
どんなに言葉を語り、その身を動かすことが出来ても、彼らの肉体、何より大事な心は、もうこの世にいない存在。
そして、それが、死者の望まぬ行いだとすれば、それは魂への冒涜。
愛する人が愛してくれた者に手を伸ばすはことがを望むはずもないのです。
だから、苦しいけれど、辛いけれど、それを乗り越えなければならない。
守られる側ではなく、守る側であればなおのこと・・
そう、尊い命を奪われたのは、けして一人ではない。
勿論戦うべき立場の人と、ただ何も知らぬままにまきこまれ、被害にあう人達とでは受け止め方が違うのは当たり前。
ただ、悲しいのは、彼の真実を知る人が多くはないということ・・
アテナのために、民のために、彼は大人の都合によって、いい餌にされている。
恨みたく思うのは、きっと家族を奪われたテンマ自身。
そして何より、彼の責任ではないということ・・・
そんな誤解が生まれているということ・・
それと同時に、そんなテンマを信じてくれる同士もちゃんというるということ・・。
なんだかんだで、人付き合いって、傍にいる、いないで、こんなにも大きくかわるものだな・・
と、改めて思わされたものです。
そして、戦いにおいて必要なのって、力だけではんく、運と相性・・
というのも必要・・。
力が同じならば尚更のこと・・
そう、思わしておいて・・
敵の能力の秘めたる力というのはやっかいなものですね。
本当に、発する力は、まさに光と闇というもので・・
人の生き方とは様々・・
恨み、憎しみを抱きながらも、どう生きるか・・
奪われたものと、守るべきものの存在の重みなんて、私には語ることも出来ないのでしょうけれど・・。
ただ、彼らは前を向いて歩き続けるしかないのです。
にしても、彼らが立ち向かうべき敵となる大物たちの強さは半端ないですね。
まあ、神と呼ばれる方々ですからね・・・
絶対的な存在。
かれらにしてみれば、人という存在はどれほど小さく感じるだろうか。
神なんて存在しはしないでしょうけれど・・
もし、存在するとするならば・・・
彼らからみればちっぽけな人間にだって、魂はある。
輝きはある。
生きたい、守りたい、そのために戦うという強気思い
それは、絶対的な力を持つ神には、決してもつことのできない思い・・。
どんなに絶望的な状況でも、それでも諦めない思い。
絶望とは何なのか。
這い上がれる、微かな光が届く場所ならば、まだそれは絶望といえないのかもしれない
私は、人生、地に落ちたことは何度かあったけれど、それでも多分絶望と思える経験はない。
戦争なんて悲惨な物は経験したことがない・・
無残にちっていく命を目のあたりにしたわけでもない・・
悲惨な情景を見せられたことはない・・
楽な道ではなかったし、悲しいことも苦しいこともありましたが・・
それでも、家族がいて、毎日3食のご飯と、暖かな寝床がある、当たり前のことの幸せを今はかみしめなきゃいけない・・
そんな中だったからこそ、長い年月をかけて、ここまで這い上がってこれたのでしょう。
心挫折したことは何度かありましたが、それでもこうして生きていられる。
生かされてきたし、私なりに必死に生きてきたつもりではあります。
弱くて、小さくて、何も出来ない。
彼らのように、誰かに何かを託すような力も、助ける力なんてないけれど・・。
だからこそ、彼らの生き様に涙せずにはいられない。
若き命が年老いた命よりも先にいかれてしまう気持ちは、どんなものなのでしょう。
私は、自分よりも年上の人間が、寿命と共に散りゆく姿しか知りません。
親しき友人を先に失った経験も・・。
だから、多くは語れない。
それでも悲しいとは思う。
そして、その死が病ではなく、無慈悲に奪われてしまったものだとしたら・・
それは、悲劇としかいえない・・
無暗に命を奪う行為は、本来あってはならないことだから。
そんなの、誰も望まないし、幸せになれるものではないでしょうから・・。
それにしても、魂って不思議なものです。
肉体を失った物はこの世には存在しないけれど、ふとした時に感じさせられる不思議な感覚はなんなのでしょう。
お供え物のお酒がなくなっていたり、急に写真が倒れたり・・
人によっては、気配を感じたり・・
久しぶりに夢を見たら、亡き人の姿だったり・・・
と、本人にしかわからない、不思議なこと・・
でも、そういうものがあっても、信じても悪くないな・・なんて思います。
思うくらいならいいと思います。
何もかも論理的に考えなくてよいと思いますし・・。
そんなこと思いつつ、物語を見ていてふと思うのは・・・
達観視できている黄金騎士と違い、銀や銅の見ならないの騎士達のまっすぐすぎる故の無垢さ・・
どんなに力になりたいと、師匠を思っていても、彼らはまだ未熟。
多分、きっと彼らには荷が重い。
無駄に命を散って欲しくない
これから強くなるであろう、弟子達はもっと育って欲しい。
死を簡単に口にする言葉は、決して覚悟ではなく無駄死にでしかないということ・・
彼らは、まだまだ未熟故に理解出来ていない・・
信じて待つというのも戦いだということ、幼き戦士達には学んで欲しいな・・
なんて思わされます。
実力があるからこそ、命の尊さを知っているからこそ、死への恐怖を感じることも出来るでしょうし・・。
そして、更なる神々の存在・・。
聖闘士達は、とても強い。
強いけれど、無敵というには程遠い・・
と、新たに立ちはだかる神々の存在が、改めて思い知らされる。
けれど、それでも傷つき立ち向かおうとする彼らだからこそ、共感出来るんだろうな・・
なんて思わされつつ・・
今日の感想はこのあたりで♪

タグ:聖闘士星矢
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