SSブログ

百千さん家のあやかし王子 全16巻 [漫画]

硝音あや先生の作品は、何気にシリーズ粗揃えていた口ですが、密かに一番お気に入り~の作品になったかもしれない1作品♪
DSCN0858.JPG
DSCN0857.JPG
内容は・
天涯孤独な百千ひまりは、16歳の誕生日に送られてきた遺言書によって百千家を相続することになった。
しかし、そこには謎の先住民、葵と紫、伊瀬という少年たちがいて・・
彼らから、百地家は、この世とあの世のはざまにたっているという・・
そんな話をきかされて・・
怪しい存在の百千家、そして、謎の少年たちには、何やら秘密が・・・
特に、彼らの中心人物となる葵という少年は特に・・
という、作者様らしき、キラキラした少女漫画風に、昔からよくあるような、けれど、それゆえに何処か懐かしくも、ほっこりとしたようなお話・・
そう、恋愛要素、前半少なく、その分謎の百千家から関わる謎の事件、あやしい出来事・・
そんな、短めの話が何本か入っている感じで進みつつ~
ちょっと恋愛要素によるトキメキも含めて、内容は薄目かな?
なんて思っている間に・・
6巻辺りから経路が変わってくる・・
よくある妖もののお話に、キャラクター、特に葵という少年の話が掘り下げられていき・・・
仲間同士の絆も深まりつつ・・
いつの間にか、謎の彼らと、共にいるのが当たり前の、家族のような存在になっていく、彼女の居場所・・
そこに、上手に深まっていく恋愛要素・・
時にはお邪魔虫な仲間達だったり・・
ときにはお膳立てしてくれる仲間達でもあり・・
気がつけば、相手のことを知って、相手のことに深くかかわっていけば自然とそうなっていくもの・・。
一度は、勇気出した告白も失敗してしまうけれど、その本当の理由が後半になってようやくちゃんと知ることが出来て・・。
何気なく、〇〇だから出来ない・・
その理由が何か・・
それは、葵が〇〇という存在だから・・
という感じで冒頭から進んできた話が、細やかに変化していく・・
とある登場人物により、真実が知らされていく度に、近づいていく二人の距離が引き裂かれて・・。
これで、何もかも上手くいった・・
と、思っていたのに・・・
真実を知れば知る程に、切なくなっていく二人の恋愛事情に・・
百千家という家の存在が・・・
やがて、不可思議な出来事は、ひまり自身にも起こっていく・・。
穏やかで幸せなくらし・・・
毎日学校にいって・・
そう、まひろ自身はそう思っていた・・
謎の教師の言葉・・
友達の何気ない言葉・・
けれど、家に帰ってみれば、その違和感の正体を知り、現実をつきつけられることになり・・。
それでも、彼女は諦めない。
彼の傍にいたい。
彼を救いたい・・
ただ、一審で・・
仲間に背中をおされて・・
けれど、最後の最後でその願いは叶わず、彼女一人時が流れる。
やがて大人になりながらも、何処か歪に歪んでしまっている過去による現在。
彼のいたはずの場所・・
自分の居場所だった場所・・
そして、生死をさまよう事故により、出会った二人・・
歪だった時間が正常な物へと戻り、再び時が流れていく・・
そうして、二人の新しい人生が・・
という、なんとも綺麗でまとまりある内容にて完結
因みに、当時この作品の表紙を見たとき・・
ああ、今流行りの獣耳系の作品か・・
主人公のビジュアルもあんまり・・
それに、なんだかんだで、絵は確かに綺麗だけれど、少女漫画すぎるのを好むには、もう年齢が~
な~んてことを思いつつ、地味にスルーしてしまっていましたが・・
中古にて、1冊100円以下にて売られているのとみて、思わずまとめ買~しちゃいました!
そして、その決断は・・
購入してよかったな~良い買い物をいたしました♪
1巻の掴みはOK~
2巻からは、恋愛要素少なめ、やや内容も薄目で、よくある昔ながらの妖怪物語?という感じの内容にて数巻続き・・
6巻あたりから、徐々に面白さと深みがどんどんましていきて・・
ああ、やっぱ、古き良き・・
な舞台で描かれる作品は読んでいて面白いな・・
と・・
どんなに王道でよくある展開でも、作者らしさの色味と、内容がしっかり描かれていれば、俄然面白い・・。
過去作の蝶々事件は、最終巻にいくまでは、かなり面白かったですが、最終巻があまりにも駆けあしすぎて面白みがかけてしまい、お気に入り作品から外れてしまった~
という感じだったので、尚更、こちらの作品、手を出せなかったのかもしれません。
後、絶対彼氏~を彷彿とさせる、新作の漫画は・・・
想像以上の内容の薄さ・・
というか、ただのイチャラブ本か~
つまらん・・
折角この方の作品と期待して購入したのに~
という感じでしたが・・
多分、今の私が読めば、百千と蝶々事件以外の作品だと、全部チャラチャラ~とした感じのお話に見えていたかもしれませんね~(笑)
多分、それも理由に、少しづつ間をあけるようになっていったような・・
なんだかんだで、最終巻購入する前に、ストップしていたような気が・・・(笑)
主人公のビジュアルも、この年齢になると、ふわふわとした女の子すぎない、さっぱりとしたキャラ~の方が肌にあうのかもしれません♪
後、虐めにあってもめげない、人を憎んだりしない、どんな境遇でもあけらめない精神の持ち主
という所も非常に好きですしね♪
イチャイチャ度合いも程よい感じでしたし・・
シリアス、糖分、古き良き時代~のバランスが非常にとれた、個人的には好ましい作品でした~♪
こういう作品、もっと発掘出来ればいいな・・♪
今し、少年、少女漫画は転生系の話(コミカライズ)ばかりが目立ち・・
レディコミは、ヤクザやオフィスラブ、王子様圭の話ばっかで・・
古き良き時代を題材、舞台にしているものは、目につきやすいので返って有難いかも・・♪
転生、オフィス、ヤクザ系ともに、見た目も中身も、キャラと絵が変わっているだけで、作者の個性が、まったく光っていませんからね~
まあ、たまたま偶然、絵が好みで中古にて100円購入してみたら、以外に面白かった・・
というのも、一冊だけありましたが・・
絵が少女漫画、美少女系になりすぎていない作品は、流行りの作品も、比較的中身はまともなのかな
なんて思いつつ・・・
うん、ヒロインがヤローに必要以上にベタベタしていない、男も男で変に女にベタベタしていない・・ けれど、甘いときは甘い雰囲気を
という、メリハリ~のある作風が好きかな~なんて思いつつ・・。
本当、興味ないはずのうちの旦那も、ああ~ここレディコミコーナーだな・・
と、いえるくらいに、全部色合いも雰囲気も同じようなものですからね~
なんて思いつつ・・
ではでは~
タグ:少女漫画
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。