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オルタンシア・サーガ 5~6話 [アニメ]

一言でいうなれば、人の思惑程に複雑なものはなく・・
逆に、真実を知れば、単純なことかもしれない・・
真実を知れないからこそ、理解できず反発しあってしまう・・
それが、この物語の今の現状なのではないでしょうか・・
という個人的意見です。
勿論、真実を全て知ったからといって、どうにかできることと、出来ないことと色々あるでしょうが・・
本当に、眼に見えるものだけが全てじゃない・・
目に見えな人の思惑が入り混じっているからややこしく見えてしまう・・。
かつては共に手をとりあっていたはずの間だったのが、一つの反乱により大きく変化し、今の彼らの立場がある・・。
敵に見えるか、味方にみえるかは、立場それぞれになるわけですが・・
その境界線が本当に複雑に絡み合っていく・・・。
それ故に、物語の先行きが良い意味で見えないのが非常に面白い展開でもあります♪
そんな現状を目のあたりにしていないからこそ、緊迫した状況でも、のどかな雰囲気を纏っていられた彼らですが・・
見えない力の均衡に挟まれることにより、危機感がより強くなっていくわけですが・・・
本当に、主人公アルフレッドはカッコよく、凛々しく成長していきます
力がないからこそ強くなりたいという思い・・。
そして、ただまっすぐだけでなく、現状判断により、真実と共に的を得た言葉でその場を上手く収めていく手腕・・♪
本当、力だけでも、思いだけでも駄目・・・
そこに、知恵、決断力、正確な物事の判断能力があってこそ、人をひっぱり惹きつける魅力というものが出てくる・・・♪
ただ、若くまっすぐな青臭いだけの青年ではなくなってく様が凄く好きです♪
そして、力ある立場だからこそ剣を抜けない葛藤・・
上手くいえないけれど、同じ立場にならなければその人物の気持ちを理解できない・・・
こうしてみると、アルフレッドよりも、まだ経験も物を見る目も幼い存在をみると・・
世間を知らないということは罪作りだな・・・
なんて、剣を抜こうとしない彼に向かって叫ぶ人物を見ると、なんだか複雑な心境になります。
気持ちは理解できでも、それだけじゃどうしようもないんですよね、本当に・・・。
そして、ひどく思います。
日本のリーダーって、人の上にたつ立場でありながら、民に納得させるだけの言葉としての力がないな・・
と、自身の犠牲を臆することもなければ、それに甘んじて民の命を蔑ろにしようとしない領主の姿勢・・
おかれた現状を正確に理解し、その上で何をどう行動できるか判断出来てこそのリーダーだな・・
と、心底思いました♪
誰が誰を慕いついていくは本人の自由であり・・・
彼の言うこの国の本当の姿とはいったい何なのか・・
国を裏切った地点で仲間だった人間は、傍目から見れば敵になるわけですが、この真相は何なのか・・・
君主の存在って、自身の身を犠牲にすることで民を守れるけれど、逆に自身の命を守らなければ民を守れない・・
矛盾しているようで、色々と時と場合によりけり変化していくといいますが・・
感情にまかせて突っ走ろうとする彼女へと、君主無くして誰が民を助けるのか・・・
と・・
またまたカッコ良い台詞をはいてくれるアルフレッド・・♪
敵にも、味方に向ける言葉も、なかなかに達観し出来ていて、立派な領主になりつつあります♪
彼自身が領主という立場だからでしょう・・・
そして、敵が敵を守ろうとする・・・
けれど、それは守ろうとする敵の意図ではなく・・・
という所で、いったんシリアスな話から、余興的なお話に・・
その余興な内容とは、偽物の姫の存在が出てくる・・・
という内容ですが・・
展開や、キャラクターの雰囲気なの、ガンダムシードのミーアともの凄く被って見えるのは気のせいでしょうか・・
テンション高くてキャピキャピしていて、髪の毛長くて、お気楽トークな所とか・・(笑)
王女のふりをしている身でありながら、内面の弱さや不器用さ・・
自分でできることは何かしたいという無垢な純粋さ・・
そこにいたるまでの流れというより、軽いノリでやってしまう姿は・・
ミーアの方はそれなりの覚悟を持っていたので、まだましかな?
本当、両者共に純粋で可愛いんだけれど・・
結局は可哀そうなことになるけれど、嘘をついていたのは事実なわけで・・
にしても、面白いのは、アイドルぶりっこなノリの王女を見て唖然とする姿と・・
そんな彼女を見て、戸惑いつつも、あれが本物の姫なのかと、ど真面目な顔でいうアルフレッドに、んなわけあるかとすかさず突っ込みを入れる仲間のやり取りが地味に面白くもあり・・(笑)
にしても、あれを王女と素直に思い込んでいる民衆もどうかと・・(笑)
なんて思いつつも物語は進んでいくのですが・・
何気に思うのは、どんなシーンでもアルフレッドってカッコイイな・・・
と、改めて思わされる。
こんな娘っ子にも、目線を合わせて話そうと、騎士らしく、さりげない仕草でひざまづき見上げる形で彼女と対話する仕草とか・・
低音ボイスも、大分安定してきたみたいで・・
適度に低い、いい具合の低音ボイスが本当に心地よく・・・♪
そして、この娘っ子は本当にイイ子・・
ただ、世間知らずなだっただけで・・・。
そして、そんな彼女を必死に庇おうとするものと、厳しくも正しい行いをさせようとするアルフレッドと・・・♪
逃げることで解決できるものはよくても、解決できないことからは逃げることは罪であると同時に意味のないこと・・。
そしてそんな現状で逃げ続けなければいけない苦しみと罪悪感・・
それを抱えるか弱き少女知った上でのアルフレッドの言葉・・
騎士であり、領主として守る側の人間だからか、器がおおきいからなのか・・
本当に守るべきもの、守りたいと思うものは何なのかと、問いかける言葉が、酷く胸にストンんと落ちます。
そして、もう一方は、守られるべき側の人間、嘘をつき続けなければいけない罪悪感を抱く人間の思い・・・
互いの立場が違うと、ここまで真逆の考え方になるのだな・・
と・・一つの物事も視点によってこうも変化するものか・・
と、思うと・・。
そして・・
彼女は多くの人達を騙していたけれど、彼女の嘘によって救われていたのも事実・・
そういうこともあるんですよね。
バレるような嘘はついちゃいけないけれど、誰かを気づつけないためにつき続けるべき嘘・・
というのもあるのかもしれません。
自分のために嘘をつくのではなく、誰かのために・・。
実際、全て真実だけでは生きてはいけないでしょうしね・・・。
私だって、家族に思う気持ち、姉と私では両親に抱く思いとかも、微妙に違うんですよね。
真実を知っているか、いないかで同じ物を見ていても違うものだ・・
と、色々あって感じさせられました。
でも、それはいっちゃいけない境界線ってのが家族の中にあるので・・
私個人としては知らされたくなかったな~
何で私一人だけが・・
と、ふとした時に思わされます。
母から告げられた言葉を姉も気化され、今でも同じ気持ちを抱き続けられるのか・・
と、心底思います(苦笑)
妹が故にラッキーなことも多い・・
けれど、そこに甘んじて生きてきたわけじゃない・・。
親に可愛がってもらえるよう努力を培ってきた自信があるわけで・・・
なんてふと思ったりもして・・・(笑)
物語は、少しファンタジックでおとぎ話のような展開で終わりつつ・・
次はシリアスな展開に再び戻るのかな?
というか、せっかくの森川さんというキャスティングなのに・・・
お子様役~だったのが、少し残念でしたね~
もっと大人でダンディなモリモリのお声が聴きたかった・・
なんて思いつつ、待て、次回!
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