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最終兵器彼女 9~13話 最終回 感想 [アニメ]

地球が最後に震える音・・
それがちせの心臓の音に聞こえた
それは、この星と僕らの最後の精一杯の歌声・・
ラブソング・・
そして、僕たちは恋してく・・

もう、戦火がとまりません。
人の命を奪って奪って・・
悲しみによる憎しみの連鎖はとまらず・・
男と女の愛ってなんだろう・・
男と女が愛し合うのって綺麗ごとだけでは収まらないのが事実・・
男が女を求め、女もそれを求めてしまう行為・・
そこには嫉妬など醜い心もあるけれど、今回の話の中ではそうではない・・
消して恋愛感情だけではないのです、人と人が肌を触れ合わせるのは・・・。
生きることの恐怖や、寂しさ、愛する人への渇望・・
願っても届かない、目の前に繰り広げられる惨事・・
大事な人とひきさかれ、大切な者をいとも簡単に奪われていく悲劇・・
それら全てに目をそむけたくなる現実・・
そして、自分が生きているかどうかを確かめたい・・そんな意味も含めて、戦場で男と女は求めあうのかもしれません。
動物を抱きしめると暖かい温もりを感じます。
そこで、ああ、やはり命ある生き物なんだな・・と、改めて実感させられることがありますが、それを感じるのと、きっと同じこと。
そこに愛があるわけじゃない、けれど、心や思いがないわけじゃない・・
苦しみと悲しみで頭がおかしくなって、寂しさに求めたくなってしまうのも人の弱さ・・
そう、男と女のあり方・・・
人が生きるということも、綺麗ごとではやっていけないのです。
生きるか死ぬかわからない、そんな現状では・・
そばに一番いて欲しい人がいない、自分が自分でなくなる恐怖との葛藤・・
人間って、本当浅ましくて、利己的で・・
心のある生き物で・・
だからこそ、反対に、とても綺麗で純真で・・
いろんな面を持っているのが人のあり方なのだな・・と、心より思います。
一世一代の愛の告白がさよならの瞬間・・。
見てわかる、助からない命にどうすることもできなくて・・
恋人ではない、生まれたままの、その人を抱きしめ、その体を確認して・・
苦しんで欲しくない、その苦しみから解放してあげたい。
もっと自分にふれて、温もりを感じて生きることを感じて欲しい・
一人おいていかないで・・
そんな強い悲しみと絶望が・・
あまりにも悲しくて、涙にならない悲しみがあふれそうになります。
傷だらけ、血だらけで倒れいている人。
ベッドを真っ赤なシーツにそめて、抱き上げれば血が噴出して・・
最後は、生きたい、死にたくない、怖いと嘆きながら最後をとげる・・。
その、生と死のシーンが、あまりにも生々しく強烈で・・
結局、守るべきものの全てを失ったちせとシュウ。
ここで、ようやく二人は再会することができ、つかの間の幸せな時間をすごすことになる。
けれど、そんなささやかな時間もつかの間の出来事で・・
非常な現実は、刻一刻と近づいていきます。
平和を望むこと、それは彼女の死を意味うること・・。
そう、戦争なしでは、もはや彼女の体は・・・
そんな窮地を悟りながらも、ちせとシュウは二人の生活を求めます。
目の前に奪われていく命に絶望しながらも、もはや二人の存在意義は互いの存在しかなく・・
苦しみながらも人でなくなっていく彼女を見るのが苦しくて・・
シュウがとった行動とは・・
そして、その後再開した、ちせの姿と心のあり方は・・
それでも、シュウはちせを求め・・
そうして、二人は初めて互いの体を求めあい・・
そして、そのラストは・・という感じですが・・・
そうですね、凄く良い作品だったことは確かです。
なかなか悲劇性が高く、切なくなるシーンも多くありましたし・・
でも、残念ながら、ネットの好評かのような、泣くレベルまではいきませんでしたが~旦那、私共に・・(笑)
個人的には恋愛系よりも家族向け(クラナド)のお涙頂戴とか、病気(AIR)だとボロ泣きだったのですが・・(笑)
多分、ラストがわかりにくかったんですよね・・
どうなったのか理解できはしましたが、あまりにも抽象的で、リアルさがないので、実感のない終わり方だったせいでしょうか?
どうせなら、ここは、もっと悲劇性を直接的な演出にすれば・・・
とか、思わなくないです。でも、面白かったことは事実です。
けど、泣けるレベルにいくかどうかは、人それぞれの感性~~でしょうか?
泣くには演出がユルかったのかな?
そこにいきつくまでの展開があまりにも盛り上がり、盛り上がるに盛り上がりすぎたせいか・・・
ラストは肩透かしでした・・。
なんだろ・・・(笑)
まず、ちせちゃんが、なぜあんな姿になってしまったのかが理解できず・・
何がどうなってそうなるのだ~~
と、色々つじつまあわせをする私としては、それが理解できず、微妙に、まあ、そういうことなのかな?
と、感性よりも理性が先走ってしまったせいで涙までには到着しなかった・・という感じでしょうか。
ようは、うまく話しまとめきれなかった・・ということなのでしょうね。
お涙頂戴系には目が肥えてるせいでしょうか・・
アニメだけでなく、ドラマとか、映画とか・・
もっとなける作品は沢山あると思います。

因みに、いつもの5つ星評価はこんな感じ~

☆☆☆☆☆キャラ
☆☆☆☆ 構成
☆☆☆  情景、背景描写
☆☆☆☆☆演出
☆☆☆☆☆悲劇、悲恋、過酷
☆☆☆☆ 純愛
☆☆   泣き系
☆☆☆☆☆切ない系
☆☆☆☆☆トライアングル
☆☆☆☆☆生死、フラグ
☆☆☆☆☆抽象的
☆☆☆☆ 完成度
☆☆☆☆ 満足度

と、いった感じです~
最後の最後だけ、つめが甘かったな~て感じです。
ラストの説得力があまりにも弱く、もっと、何がどうなって、どういう状況か~という所を濁さずにちゃんと描いてくれていれば100点満天のアニメだったのに~
泣き系アニメではなく、亡き系の切ないアニメとしては満点~て、所でしょうか・・♪
まあ、なんにせよ、悲恋物がお好きな方には普通にお勧めです~~と、いうところでしょうか。


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