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千の刃濤 桃花染の皇姫 プレイ感想2 [ゲーム]

千の刃濤 桃花染の皇姫 プレイ感想2です。

はっきりとした主従関係・・
朱瑠の淡い恋心は正しき主従関係を曇らせるばかりだときっぱりとした、武人としての宗仁の言葉と思い。
けれど、朱瑠の思いは世話係でありもう一人の母でもあった彼女の亡骸ゆえに譲れないものがある・・
今の彼女には一人の主である以前に一人の人として、少女としての思いがなにより強すぎて・・
君主としての誇りはあれど人の魂を捨て去ることができない・・
なんとも、主君とは難しい立場の方です。
人の命よりも血筋を残すことを最優先にしなければならない、けれどそれは部下の命を見捨ててでも・・
そんな思いに悩んでいるうちに、宗仁の過去を知るやもしれぬ人物の登場です!
そして、宗仁に急接近~~するのですが、この宗仁という男・・・
けして下心ないとはいえ、あんなに朱瑠にみとれていたというのに、今度は可憐な少女に目を奪われてしまうとは~~(苦笑)
なんだか、複雑~~な朱瑠の乙女心が手に取るようにわかりそうです(笑)
まあ、野に咲く花を美しいと無意識に呟く感覚と、変わらないのでしょうけれどね・・
心にとどめるだけなので、許すとしましょう~(笑)
そう、なんだかんだいって、朱瑠の君主として戦場で式を取るべき凛々しくも、どうどうたるたたずまいに心より見とれてしまっているのが事実ですから・・・♪
手につけられない騒ぎを沈静化させるのも主君としての能力がとわれるところでしょうから♪
どんなに屈辱を浴びされようとも、それを飲み込み立ちい振るう舞う少女は、少しづつ本当の君主として成長し始めている・・。
そう、主としてなすべきもうひとつのあり方・・・へと・・・。
ヒロイン朱瑠はただでは転ばない、本当にしっかりものの姫君さんです♪
そして、道筋はいっきに明るい方へと向かいはするものの、やはりはむかう敵は一筋縄ではいかず・・
とんでもない出来事へと物語は進んでいきます。
そう、一人の男を選ぶか、それとも主としての責務を全うするか・・
愛しい男に自分の命よりも家訓を守れといわれる女心とはいかほどのものか・・
彼の忠義は主である朱瑠へと注がれる。
主が主としての責務をはたすのならば喜んで死を迎えよう・・
などと、まだうら若い少女には過酷すぎる選択を迫られます・・。
けれど、愛だ恋などに現を抜かすことは許されない、もちろん現を抜かしているわけでもない・・
そう、彼らは生き残るか、負け朽ち果てていくかの戦争をしているのです。
そこにはきれいごとは通用しない、戦争に加担するのに人の心などというものは必要ない・・
けれど、そんな世界だからこそ今を守ろうと、大事なものをなくすべきではない、人で無くなっていけないと、武人は古めかしいしきたりにすがりつく・・。
そこに正義派あるのかないのか・・・
人は、国を、自分の仲間を守るために戦う、その思いには確かに人の心はあるけれど、けしてその思いは戦場でやくにたつことなどなく、むしろ足かせ・・・
両者の言い分はどちらも正しくも、間違ってもいなくて・・
だからこそ、戦争というものはおきるのだ・・と・・
本当に、平和一つかなえるにしても、人それぞれの言い分というものが大きく違いすぎて、難しいものです
人の考えは、その場の培われた環境によって作れるもの・・・
全ての人間がまったく同じ環境下で生きるというのも難しいし、同じになったとしても、必ずしも同じ意見になるとも限らないしね・・
傷だらけになりながらも、奪われた主を取り戻そうとする宗仁の姿に胸打たれてなりません♪
そうです、生きることは楽ではなく、むしろ死に逃げることの方がずっと楽なんです。だって、死んだらそこで終わり、生きるということは、まだまだ長い人生を歩かなきゃいけないのですから
それは今も昔も変わらぬこと・・・
そのことを胸に、宗仁は強敵に追い込まれながらも、どんなに身を汚そうとも武士の魂を・・
精錬潔白な志を貫き通すっ姿は本当に立派で惚れ惚れするおのです・・・♪
傷だらけになりながらも守るべきものを見失わない姿って、何故こんなに胸強くうたれるのでしょう・・
そうして、ここにでってくるヒロイン達は皆それぞれに罪を犯し失ってきたものおがある。
罪は消せないし、失ったものは戻らない・・・ならばどうすればいいか、今できる精一杯のことをするだけで・・
そんな、それぞれの胸のうち・・
共通ルートは一つの1シーンをそれぞれの視点で繋ぎあわせた作りになっており、とてもキャラの細かな感情がみてとれて、すごく良いゲームです♪
ただし、その分共通ルートが以上に長くいまだに選択肢は出てきませんが・・・(笑)
本当、ゲームをプレイしているというよりも、物語を読んでいる・・そんな感じです♪
にしても、今までは目に見える敵でしたが・・
今から動き出すのは謎の何か・・
それがいったい何か気になりつつも話は進んでいきます。
そして、朱瑠の心にも、あの事件以来影が宿り始め・・・。
主である自分を求める宗仁に応えられないことへの葛藤・・
武人ではなく一人の男としてしか扱えない思いに苦しむ
けれど、宗仁にとっては、ようやく見つけた心から仕えたいと思える主の存在・・
互いの重いが強くなればなるほどすれ違い複雑に交差する二人の関係・・
逃げる朱瑠と、それを追い求める宗仁・・
けれど、その結末は・・
恐れを断ち切る強さ・・・
逃げることを止め、愛しい人の傷つき苦しむ姿も全て受け止める強さを得ることで・・・
二人の間に本当の主従の絆が生まれる。
主が強くもとめられれば、武人はどこまでも強くなれる・・
そして、その逆もあり・・
だからこそ、君主は情に流されてはいけない。
愛しい相手ならばなおのこと・・・。
だから、朱瑠の心情は非常に複雑なことでしょう・・
けれどもう、二人は命を分かち共に戦うことを決めた。
主が武士にしてやれることは消して先に死なないこと・・
武士が主にできることは、主を守りながらも、その命を簡単には投げ捨てないこと・・・
矛盾しているようだけれど、これが二人の主従関係・・・という奴なのでしょう・・・
二人の強く見つめあう瞳と心に胸が熱くなります♪
奇跡を起こしてしまう程の二人の強い絆に・・・♪
そうして、真の主従関係を結んだ二人の間に再び問題が・・
そう、ここでプロローグは終わり、本当の物語が始まる~~(笑)
という所で、ようやくここでOPが入ります!
いや~~~長いプロローグは朱色の主となるまでの話・・
ここから本筋となるのですね!
もう、その後の朱瑠の言動が立派な主らしい振る舞いがカッコ良いというか、その高潔さに魅了されていくのは宗仁だけではない・・・。
こうして、少しづつ姫としての気高さを確かにしては、心よりの信頼を得ていく様が・・・
なんともいえない心地よさで・・・♪
でも、状況はめまぐるしく変化していきます。
なんせ、学生恋愛~なお話ではなく、物語は戦争・・ですから。
ひとつのことがうまくいけばそれで終わりというわけでもなく、そのひとつの物事すら簡単に解決うるんいは難しいもの。
そして、そこに人の情や慾が混じればまた面倒になることは至極当然で・・・
なかなかに上手くいきそうで上手くいかない・・
玉座を取り戻す・・なんて望みはそうそう、たやすいものではないですね、当たり前ですが・・。
そんな中でも、朱瑠と、宗仁と、その幼馴染の微妙な三角関係に癒されたりもしつつも・・
女同士の親睦を感じあったりして・・・♪
そして、武人ならではの会話・・
忠義の意味・・
武人とは死と隣あわせ。おれは主のためであり武人の命は主のもの。その忠義を全うするために命を捨てても川舞わないが、忠義を貫くために望んで命をすてるべきではない・・。
人は結局は死んでしまえばそれがおわり、だからこそ、何がなんでも必死で生きて最後まで主をまもることが武士の名誉・・
目的は摩り替えちゃいけない・・・。
誰かを守るためならば他の誰かを傷つけたり・・
国のために誰かを犠牲にさせたり・・
それはあくまで最終手段であり、そうならないために人間は努力しなければならない・・
と、わかりやすく現代風にいえばこうなるのかな・・。
いじめに屈指、命をたつことでおもいしらせよう・・・なんてことも愚かなこと・・
死は尊い命を美しく捕らえられやすいけれど、それに目を奪わせようなんて考えは誤り・・
命をたったら、それで終わり、変化があったとしても、他人事でしかない加害者にとって、それは直ぐに過去となり元に戻り忘れ去られてしまいます。
どんなにつらくても生き抜いてみせてこそ、訴えることができるのだ・・と、ふと感じたりもします。
そして、今でこそ弁論の自由が許されている国日本・・(あまりに自由にさせすぎてネット上では無法地帯と化しているのが問題ですが/汗)
日本刀というものが存在している時代では想像もつかなかったであろう、今の当たり前・・
時代と共に日本の文化も変わり今になり・・
けれど、根っこ部分にある良くも悪くも日本ならではの文化が残っていて・・
国外の人にしてみれば想像もつかない文化・・
国は違えばこういう考え方も出てくるんだな・・なんて、当たり前のことを改めて感じてみたりもして・・
日本の美徳って、やはり侍魂なのかな・・・
忠義、強い信念・・そうう言葉私自身は好きだけれど、かといって、血筋で縛られすぎるのは嫌いだし・・
と、いろいろ考えてみたりもします♪
なんだか、こうしてみると、いかにも日本魂~な宗仁を改めて好ましく思えるのは、なんだかんだで私も日本人だからんあのかな・・・なんて思いつつ・・・♪
守りたいものを自分の手で守る・・
人の命を削ることは正しい行いではないけれど、人を傷つけたいがために剣を振るうのではなく人を守るために振るう
むやみやたら力を出すのではなく、必要最低限・・
火事が起これば火消しがいる・・
それと代わり映えしないのだといってみせる彼のたとえに素直に納得できるのは、彼が実直な人だからだろう・・
これが、むやみやたら好き好んで命を奪うような人なら、きっと説得力はないんだろうね・・。
誰かが傷つくくらいなら、自分が傷ついた方がいい・・なんて思える男です♪
思いがあれば過酷な行いも違って見えてくる。
パワハラや暴行と、スパルタ教育との違い・・とでもいいましょうか・・。
命をかけて戦ったことのない私には旨く語りきれませんが。
消して武士は人殺しがしたくて刀をふるっているわけではないのだということだけは、はっきりいえます。
そう、そうでなければ、彼らの命はただの無駄死にになってしまう。
女武人の過去はあまりにも痛ましく・・
フェイトセイバーを思い出させてしまいます。
多くの命の犠牲の上に一人だけ生き残らされた命・・・。
だからこそ向き合わなきゃいけない。
自分にはその資格がないとかいうのはただの言い逃れで逃げているだけで・・
人間だから悩み苦しむことだってある、一人じゃたっていられないときも・・
そういうときにこそ仲間の支えや何気ない一言って、すごく胸に響くもの・・・
まして、主である彼女は同じように大切な、多くのものを失った経験があるから痛いほどに理解できる所もあるのでしょう。
血筋だけでは誰からも慕われない。
血筋だけで良いというのなれば、今のお友達政財界も国民に受け入れられていたでしょう・・
でも、そうじゃない、やはり素質がなければ誰からも慕われることなんてない・・
それが現実なのだ・・。
そんな語らいを主と武人は語り合う。
そして、同時に適わぬ恋に身をよせる対等な女同士としても・・
こうして、心のうちを語り合うことで、人同士のつながりは急速に深まっていく・・・。
同じ人を好きになってしまったからこその思い・・・。
でも、彼女たちは仲間ではなく、あくまで主従・・何よりも深くつなげた絆の主と臣下・・・。
それ、今はきっといい・・
これから先も・・・。
その覚悟と共に、新たな波紋が・・。

という所で、今日の感想はここまでです♪
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