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彼氏彼女の事情 4~8巻 漫画文庫 虐待への問題提起漫画 [漫画]

彼氏彼女の事情 4~8巻~と、漫画文庫、思ったよりも、欲しい関数はやめに揃えられました!
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アニメ版~は、ちょうど3~4巻~虐待された過去のある主人公有馬の心の闇が浮き彫りにされる~~て所で終わるんですよね♪
これからが面白くんる所なのに~~て感じで漫画を読ませて頂ましたが・・
人間は心の中、綺麗なだけではない・・
そして、そんな環境下に生きなければならない子供達・・
そう、親から虐待された子供のその後の人生・・というものを少女漫画にてダイレクトに伝えてくれる作品・・・
これを見て、思うのです。
今時の親やがいいます・・
裸足のゲンのような漫画は教育によくない・・と・・・言われ始めてから、戦争後からの人情や人の重みが軽んじつつあるような気がします。
良く無い物を見せず、親は子供を守るだけの存在でしかなくなっている今・・
その現場が、今の若い子の姿・・
人の痛みを理解できないから、くだらないことを平気でしては他者に迷惑や不快感や傷を与える若者達・・・
そう、人ってのは悪いことも良いことも学ばなきゃいけない・・
親は優しく温かいゆりかごで子供を育てるべきではないのです・・。
ある程度の厳しい環境と指導の下で子供は立派になります・・。
そう、それが出来て初めて暴力とスパルタ教育の違いが理解できるのだろう・・と、この漫画を読mi
、今の社会を思い浮かべ、改めて思ったものです。
良い事ばかりだと人間は頭を使いません、悪い出来事もあるからこそ人間は、それを回避、解決するために頭を使い賢くなっていくのです。
苦しいことに耐える、嫌なことからも目を背けずに生きていける強さを得るのです・・・。
けれど、この主人公は違います・・
今の世の中、小さなことでパワハラだの虐待だのいわれる世の中ですが・・
本当の虐待っていうものはこういうものだよ・・・
この漫画見て学ぶべきなんじゃないか・・と、思ってしまいます。
そして、親とはどうあるべきか、人とはどう生きるべき生き物か・・
そういうのを、分かりやすくストレートに教えてくれる作品・・・。
虐待を受け続けた子供が大きくなったらどうなるか・・
愛情の知らない子供は愛されること、愛することに極端に不器用になると同時に激しい執着心を抱きやすく、人との上手な距離感が作れなくなる・・・
大嫌いか、大好きか、まったくの無関心になるか・・
そして、表面上の取り繕いばかり変に上手くなったりもして、本音を言えずに一人抱え込みやすくなる・・。
そして、その生き方に注意をいれ、正しい道に導くのは同じ立場の人間ではなく、違う生き方をしている人間だからこそ出来るものがあるのかもしれない・・と・・・
主人公雪野は、家族に愛され平凡ながらにも幸せに生きてきた少女・・
そして、そんな彼女の恋人である有馬は、彼女のような陽だまりとはかけ離れた闇に閉ざされた環境下で育った子供・・
二人はまったく間逆の行き方をしてきたのです。
環境が違えば価値観が違う・・・
人間全て理解しあえることなんて到底無理です。
でも、違う価値観だからこそ、違う立場だからこそ、雪野は有馬を闇から引きずり出すことができた・・・
彼の全てを知っても、彼の全てが理解できない、それでも愛しいという思いが溢れ、同時に理解できないからこそ理解したいという愛情が溢れていく・・。
有馬も又、自分にはない物を持っている雪野だからこそ恋焦がれ、同時に同じ道を生きてはいけない存在だと認識する・・・。
それでも、愛しいという思いはとまらない・・
いや、だからこそ溢れてくる愛情なのかもしれない・・
そんな二人の中には愛し合いながらも分厚い壁があった・・
有馬にはその壁を壊す勇気はない・・
本当の自分を知られれれば嫌われる・・
そういう思いは、親に愛されずに育った子供が素朴に抱く感情です・・。
愛情与えられず育てられた子供は、自分に自信持てなければ、他人を信用するのも怖い。
だって、一番の理解者である親から教えて貰ったことのないことを、子供には知るよしもない事柄なんなんですから。
けれど、それでは仮初の幸せしか手に入らない・・それがわかっていても・・
誰よりも、わかっているからこそ出来ない・・・
最初は二人同じ目線で同じ世界を歩いていた・・
けれど、雪野は有馬と出会い、初めて心許せる友達を作り、勉強で一番をとる以外の新しい世界を見つけた・・。
ソコから二人の道はずれていった・・。
雪野一人、どんどん前を向いて歩いていってしまう。
新しい世界が楽しくて、夢中になって・・
彼の存在をないがしろにいたのではない、ただ一つの小さなエールを見過ごしてしまった。
彼には彼の世界があるから、自分もちゃんと独り立ちできる大人にならなければ・・と・・
けれど、そうじゃない・・
彼は彼女が思うほど大人ではない・・
嘘の仮面でごまかしてでないと生きていけない、不器用な小さな子供・・
そんな思い違いにより、一人取り残されていく有馬と彼女の距離はどんどん離れていき・・
そんな中、生みの親が突如彼の目の前に現れます・・
閉じていた闇の心を無理やりこじ開けられた有馬・・
そして、自分に偽りを見せているであろう有馬に気付き始める雪野・・
今まで、仮初でも幸せに恋人ごっこをしていた二人に迫る危機!
けれどこれは二人が本当の恋人同士になるためには乗り越えなきゃいけない壁で・・
と、6巻あたりから怒涛のような展開になっていくのですが・・
本当、表面上だけ取り繕うだけの人間関ではろくな関係は作れない・・
別に全ての人相手に本音で接するべきとはいわないけれど、心許せる人、ある程度本音で話せる人、対等な立場な人間・・というのは片手で数えられる程度には作っておくべきだな・・と、思いました。
自分が思っているよりも、回りは気にしていない・・なんてこともあるし・・
自分が思っているよりも、回りは自身のこと気にしていてくれる、理解していてくれる・・
そんなこともあるのだということを・・
ようは、たった一人に対する執着心と同時に、周りの自分に向けれる視線も、自分の思い込みによりガチガチに固められてしまう・・。
これも、虐待を受けた子供に出てくる傾向の一つ。
だって、親の虐待により選択しを完全に遮断され、それによって視野が極端に狭くなっているので、そうならざる終えないんですよね。
な~んてことを語っていると・・
本当に、登場人物、主人公達は高校生でありながら、抱えているものが人生という物に深く繋がる物語であり・・
けして、ただの娯楽漫画とはいえない作品だな・・と・・
本当に思います。
主人公有馬の心の闇が理解できるし、だからこそ雪野にひかれた彼の気持ちも凄く感情移入しやすく、面白く読ませて頂けた作品です。
いや~~本当、深く考えさせられる漫画です。
そして、改めて思いました。
虐待は撲滅されるべきだと・・・
心より思いました・・・。
これは、私の価値観なので上手く説明するのは非常に境界線があいまいで、説明難しいのですが・・
痣が残ったり、怪我する程に殴ったり、蹴ったりは駄目、それは虐待。
後、何度も執拗に殴ったり叩くのもNG
ただ、今時の子は、悪知恵ばかりが働きます。
教師のいうこと、校則を何度も破り、茶髪にピアスで宿題も平気で忘れて・・そんな大人をウザイから・・と、わざと大人の怒りをあおらせを貶めようとする場合は子供の方が100㌫悪いですね。
どんなに言葉でいっても聞かない知能の低い子はいます。
勿論、なんでも力技というわけではありません。
言葉で何度も何度も言っても通じない時や、他人に怪我させてしまったり、盗みをしたりとか、物事の度合いによって、力技でなきゃどうしようもな時もある。
スパルタ教育とパワハラの違いは・・。
暴力で解決しなければどうしようもなかった危機的状況と、話し合いを阻害して暴力で全て物をいわせようとする・・そういう違いな気がします。
厳しすぎても駄目、厳しくなくても駄目なんですよね
ひっぱたくと、軽くはたく・・
殴り飛ばすと、平手打ち・・・
急所を狙った攻撃、急所から離れた部分への処罰・・。
これらの、境界線は本当に難しいけれど、その境界線が理解できないってのは、それはその人の資質・・・
言葉で収めるべき、収められるべきときは言葉で収める、なんでもかんでも力に頼るのあ愚か者の行動 だと、私は思います。
優しい言葉だけでは諭せない、時には怒鳴って注意することも大事。だけれど、汚らしい言葉や、死を連想させるような言葉を感情にまかせて罵詈雑言浴びせるのはけして指導ではない、それはストレス発散なのです・・
個人的には、この馬鹿やろう!とか、こら!とかいう怒鳴りは、パワハラではなくただの注意。
やめなさい、いい加減にしなさい、の延長円状だと思います。
反対に今すぐここから飛び降りろ、とか、首をつって反省しろ、とかは立派な虐待
だって、死んだら反省も公正もない、教育にはまったく意味のない言葉であり、むしろ自殺をほのめかすような行為としかいいようがありません。
てか、死をもってその後何が出来るの?どうやって教育するつもり?何も出来ないでしょう?という結論にいたるのでは・・と、思います。
そう、怒鳴るときの言葉だって、選ぶ・・ていうか、無意識に選んでるんですよ、大人は・・。
なので、本当に相手のことを思っているのならば、死をもって償え~なんて大人はいえませんし、言葉に出てきません、てか、それ以前にそんな言葉の発送は浮かびません。それを平気で言葉に出来る大人は、ただ単純に子供にストレス発散しているだけ、その子がうっとおしいから自分の目の前から消えて欲しい・・という心の心理なのだと思います。そう、子供にとって、な~んの意味のない言葉なんですよね
そういうことを頭にそなえつつ・・・
子供達の教育というのは、厳しくしながらも、ちゃんと彼らに考える余裕を与える指導・・
何故厳しくするか・・
何故怒鳴られるか・・
どうすれば強くなれるか・・
大人に言われたことをするだけではなく、大人に言われたことを自分達で考え行動できるように指導するのが大人のやり方であり、そうすることで子供はちゃんお成長していく・・
力で支配するのは教育ではないのです。
教育的指導とは、自主的に物をいえさせるためにも厳しくするもの・・
どんなに厳しくても、本当に立派な大人なら子供達は尊敬し、ついていく・・
そう、ただ怯えさせるだけではなく、尊敬される大人として子供達を指導できてこその指導者なのです・・・
と、本当に思います。
凄く勉強になる漫画です。
その分、凄く重い内容ではあるかな~とは、思いまうが、色々考えさせられます。
いつまでたっても消えない虐待により奪われる命・・
国は心痛めないのでしょうか?
他人ごとのような態度の保護施設に意味なんてあるのでしょうか?
人で不足で大変だから、手の回らない仕事は放置プレイ・・なんて・・そんなの理由になりません!
人員を増やす前に、施設の一人ひとりの意識改善、虐待は罪であり撲滅しなきゃいけないものだと・・
被害者を守らなければいけない・・
かわいそうに、大人がちゃんと守ってあげなければ・・
そんな風に思える職員を育成するなり、入れるなりしなきゃ人員増やしても意味がないかと思うのです!
と、TVのニュースを思い出してしまいました。
本当、有馬は優しい大人に救って貰えたから生きてこれたけれど、そうでなければ・・
と思うと、怖いですね・・。
この漫画もずいぶん昔の作品なのに、今の時代、もう一度読み返すべきだ・・と思うのは、虐待という罪が今も存在している証拠なのですね。
と、改めて思いました。
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