京四郎と永久の空 全１２話 感想

京四郎と永久の空　全１２話　感想

不覚でした・・
私の記憶では、こんなにも切ない話だった～という記憶がなく、最終回で思わず泣きそうになりました。
確かにこの作品、キャラが個性的で、例え演出や台詞が芝居がかった臭くてキザな台詞回しの多い作品だったとしても・・
やはり面白い作品だったな・・と、思いました。
なんていうか、純愛でありながらも昼ドラっぽい、三角、四角～な恋模様がかなり強い作品で・・
ロボットが出てくるけれど、少女漫画なラブロマンス要素が強くもあり・・♪
腐女子向けな演出もチラホラ～と出たり、出なかったり・・・（笑）
ヒロイン、空があまりにも乙女モードなので、そういう部分への突っ込み～が思わず出てきたりしてね・・。
本当、彼女の言動には笑わされると同時に、目の前に突きつけられた運命に翻弄されながらも健気に夢の中の王子様ではなく、現実に目の前にいる少年京四郎への純真な愛に突き進む姿は可愛いな・・とも思えましたし・・
そんな彼女の無邪気さに、彼女の秘密を知りながらも気がつけばひかれていた京四郎の眼差しと苦悩・・
そして、そんな二人を見つめる、京四郎の盾であり道具・・
人の形をしているけれど、人ではないセツナの切なくも狂おしい思い・・
本当に、ここだけピックＵＰすると、昼ドラ感満載～な展開ですが・・
京四郎という男は、凄くいい男だけれど、けして強い男ではない・・
純真に、凄く優しい少年であり、弱いながらも強い信念を持っている少年・・
とでもいいましょうか・・
普通に人同士の恋愛ならば、彼も彼女達の思い、自身への思いもこんなに悩むことなく決断できたかもしれないし・・
なんだか、愛を求める余り傷つけられるキャラが多かったのかな。
どんなに体を傷つけられても、愛する人への気持ちは絶対に失わない・・
どんなに裏切られても、好きな気持ちは変えることは出来なくて・・
愛するあまり奪い、傷つけることしか出来なくて・・
て、こうしてみると、皆恋に不器用な少年少女が多いというか・・
ども、舞台は学園ラブストーリーでは収まらず・・
天使や、世界の崩壊・・
そういうテーマが含まれ、とてもファンタジックでありＳＦ的な雰囲気をもたらしていて・・
そのバランスが個人的には凄く好きなのかもしれません
後、～美少年&美少女の宝庫て所も個人的ツボポイント！
本当～～に、絵が綺麗で綺麗でたまらなくって・・
たま～～にリアクションオバーすぎる演出が混じりますが（慣れると以外に平気になっていくかも/笑）、それでも、やはり、魅力的な要素があるのは、なんだかんだでキャラの心情にちゃんとリンクできるところは出来るし、素直にカッコイイ、切ない・・
そんな風に思わせてくれるシーンやお話も沢山あったからで・・♪
◎ とまではいかないけれど・・
ラストの終わり方は神奈月の巫女よりはこっちの方が好きかな？
物語の展開や全体の印象的には神奈月の巫女の方が好きだけれど、やはりユリ系のＥＤよりは男女のノーマル的な終わり方の方が好きなので・・（笑）
切なさも京四郎～の方がなだかんだで強い感じでしょうか？
そう、台詞回しをもう少し今風～な感じにさえしてくれれば～（笑）
後、ヒロインの王子様～の連呼と、年齢よりも幼さの残る言動～
ここだけが気になります（笑）
後、京四郎の冒頭でのアノシーン！
いくらイケメンでも、あれは女性人皆びっくりしますよ～～～
私だったら、一発くらい平手打ちくらわしていただろうか（笑）？
そして、結局、優しいが故に残酷でもあり・・
クールな横顔にも、大人になりきれない少年の顔色が・・ね・・。
結果、純粋な少女を傷つけてしまう・・そういう不器用さもあり・・
それが、最後の最後でようやく思いが通じ合ったと思ったら・・
ですからね。
空も、愛しい人にもう一度会いたい・・
ただその一心で覚悟を決めたはずなのに、いざ、それを目の辺りにし、その恐怖に耐え切れず涙を流してしまうところが凄く印象的で好きです♪
そう、助を叫びたくても、京四郎に不安をあおらせたくない、その必死な思いに頑張って声をこらしてるところが、いじらしすぎて・・
うん、悪くないアニメだったのは確かでしたね♪

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