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緋色の欠片 おもいいろの記憶 VITA 振り返り感想2 [ゲーム]

映像加工、エフェクトによる演出加工が数段に上がったリメイク版緋色の欠片・・
アクションシーン等の加工はもちろん、落ち葉が舞い散る演出加工が素晴らしい出来だな・・と・・
多分、色んなPCゲームをプレイしているので、アクションシーンにおいての印象はそれほどないのですが、当時のオトメゲームの演出レベルと比べると凄いな・・
なんて、改めて思わされつつ、物語を進めていきます♪
玉依姫の伝承、守護者たちのこと、皆に協力してもらったり、一人で頑張って調べていくうちに、細々と色んなことを知っていく球妃・・
そうして学んで、知らされて・・
現実と向き合って、傷ついて跪く。
彼女は凄く努力家。
だけど、決して強いわけじゃない。
なんでもかんでも全て背負いこむには普通の女子高生で・・
でも、それでいいような気がする。
彼女の努力を認め、弱いながらも仲間として受け入れてくれている仲間がいるってことは、彼女は彼女なりに今できることをしている
できないことは、ゆっくり、少しづつやっていけばいい・・
今まで彼女が頑張ってきたことは決して無駄ではないから・・
彼女の行動を参考に、仲間である拓魔、真弘も同じように行動してくれる。
ただの慰めじゃない、そっけなくても、そっと背中を押してくれる存在がいる・・。
それが仲間・・。
恋だの愛だのよりも、やはり、こういった友情を深めていく中に生まれていく恋愛感情~な、ながれが私的には非常に好み♪
大事な所では仲間として、和やかな所では美鶴と拓魔の雰囲気に知らずにヤキモチをやく球妃の姿・・・♪
そんな、普通に恋する少女は愛しくもいじらしいもので・・
けれど、そのいじらしさが切ない物へと変わっていく。
彼女、彼らが、世界の命運なんてもの、何も知らない普通の女子高生ならば甘酸っぱい恋物語で話は進むし、終わっていくのだろうけれど、玉依の血筋を受け継ぐ彼女と、それらを守るべくして存在する、守護者の血筋を引くものではそうはいかない・・
特に、拓魔の存在は・・
思いだけではどうにもならない悲しい状況・・
知らない方が彼にとっては幸せだったかもしれないこと・・
二人の心が近づいていけば近づいく程に、悲しみは積み重なっていく・・
けれど、その痛みを抱え乗り越える強い思いがなければ、この戦いに勝利はないのか・・
死ぬかもしれない、そんな状況下の中、後ろ髪をひかれる思いで球妃はかけだす。
自身がすべきことは何なのか・・
仲間の思いを無駄にしないために・・
そして・・
拓魔の中に眠る秘めた力が・・
眠ったままの球妃の中にある玉依の血が・・
これは定めか・・
目の前で傷つき苦しむ愛しき人を守る術はないのか・・
強さを求めていたけれど、こんな形で臨んだわけじゃない。
何もかもが望み通りにいかなくて・・
それでも、どんなに苦しくてつらくても、彼女には彼がいる・・。
一人じゃない。
どうしたらいいか悩むより、まずは行動。
悲しい時は、さりげなく背中をおしてくれる。
危害が及びそうなら、身を挺して守ってくれる。
そんな存在がいるのなら、何も怖がる必要はない。
それだけ思ってくれる人に、応えられるだけの自分であれるように・・
彼のために何かできる自分であるように・・
そんな思いが募る度に、ふとした瞬間みせられる彼の初めての表情。
独りぼっちの迷子の子供のような、何処か弱弱しく頼りない顔。
悲しみではない、優しく静かな瞳・・。
きっと、球妃にだけにみせる、彼女にしかみせない表情・・。
互いが互いを思いあい、互いの支えとなっていく・・。
どんなに絶望的な状況になっても、彼は諦めない、球妃を見捨てることなんてできなくって・・
こういう時の演出は、アニメ版の方がクオリティ高いな~
なんて思う。
その分、アニメは拓魔ルートをメインにしてはいるものの、他キャラのルートも織り交ぜた作りなので、球妃と拓魔の恋話的な、凄くイイ会話が省略されているのが惜しいな~
なんて思わされる所もあって・・
けれど、球妃が拓魔の暴走を抑える所、拓魔が閉じ込められた球妃を助けるシーンの演出は、アニメ版ならではの演出は又捨てがたく・・
ゲームでは、あっさりとすませてしまう所を、拓魔の苦悶する姿や、雄たけびがいい相乗効果になっていてアニメの掘り下げた作りもイイかな・・
なんて思わされてしまうシーンが、本当に色々あるんですよね~~
これ、リメイクの際、球妃と拓魔の恋愛シーン、挿絵を新規に追加して欲しいかったかも~♪
なんて、思わされつつ・・
物語は、より悲劇といいますか、悲恋・・
ロミオとジュリエット的な展開といいますか・・
運命が愛し合う二人が結ばれることの許さない・・
おいこんで、追い込んで、後戻りもできない程に二人をおいつめていく。
球妃を守るために拓魔は身も心も疲弊し、ボロボロに・・
そんな彼を止めることはおろか、見守ることしかできず、ただ只管手に手をとって逃げ、走り続けていく・・・。
何が大丈夫なのか・・
互いを支えあう言葉は、自分がいるから大丈夫だ・・
そんな拓魔の声だけが、球妃の泣きたい気持ちをギリギリの所で抑える。
泣いてる暇なんてない、彼女達は前に進むしかない・・
そんな姿を見ていると、愛って偉大だな・・
自身を犠牲にしてでも、普段なら怯えて逃げ出したい所なのに、涙ながしながらも踏ん張って・・
どんなに頼りなくても、一人前に女してるんだな・・
球妃・・・
なんて、ふと思わされます♪
にしても、こうしてゲームを再プレイして思ったのは、結構名言が多いといいますか、琢磨の台詞は本当に胸に響く。
玉依姫が命と引き換えに務めをはたさなければならないと知らされた時の彼の言葉・・
運命がこいつに死ねというなら、俺が運命を叩き潰してやる
そういって、彼は閉じ込められていた彼女を救う・・
まさに、王子様・・
というに値する姿・・。
けれど、この王子様は無敵じゃない・・
無敵じゃないからこそ、こんなにも胸打たれるんだろうな・・
強さは力だけじゃない、心の強さ
支配されない心・・
何があっても信じぬく心・・
球妃は拓魔を信じ・・
守護者の皆は、そんな拓魔と球妃を信じ・・
信じあえてこそ、仲間と呼べるもの・・・。
因みに、TV版では、この時の去り際の真尋先輩の台詞が凄く好きで・・
好いた女だからこそ、信頼できるお前に託すんだ・・
的な雰囲気が非常に好き!
本当、球妃のこと好きだけれど、彼女には隣には拓魔がいるから~~
お前が笑っていられるのならそれでいい・・
と、一歩身を引いてみている所がめちゃくちゃ好きで・・
真尋先輩男前すぎだ~
なんて、TV見ていた時は思っていましたが・・・♪
ゲ^ームの真弘先輩ルートの一部だったか、アニメオリジナルのつなぎのシーンだったか~
記憶があやふやですが・・
アニメはアニメ、ゲームはゲームで楽しませていただいていたような気がします。
そう、ネタバレにならないように、アニメとゲームの同時進行は気を付けながらプレイしつつ~
な感じで楽しんでいましたっけ・・
という思いに浸りつつ、今日の感想はここまで~♪
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