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龍鎖の織 2,3巻 完結 [漫画]

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努力、友情、勝利
という、王道な少年漫画といえる作品。
初めての作者様ということもありましたが、美しく洗練されたキャラクターデザイン、作画。そして、苦境を乗り越えて成長していくであろう主人公・・
というコンセプトに惹かれ、一巻を新品で購入し,、秘かなお気に入り作品になったもので、なかなか次巻が行きつけの書店でみつからない~
致し方ない、と、購入を諦めていた所、他の古本を探している最中にて発見~
100円という金額ではありませんでしたが、3巻で完結~ということで、迷わず購入~
主人公の中にある能力抑制の力・・
その力のせいで、日々の鍛錬により培ってきた技術も思うように扱えずにいた彼が、ようやく自身の身体を思うままに動かせるようになる・・。
その能力の開放は、微かなるもんどえすが、日々厳しい鍛錬により鍛え上げられた彼にとっては、その微々たる変化で十分。
人にとってはすぎる力を得てしまった彼には、膨大すぎる力のコントロールにはむしろいい・・
まだ、その力を自身で制御できない状態で、使うことに恐れを抱いているのは、彼が真の強者といえる人物だからだろう・・
なんて、思わされる・・
というより、私個人が思いたいですね。
今まで、ずっと無能だと、自分を罵ってきた人たち・・・
その秘めた力をひけらかすのではなく、ただおのが思うままに自身の体を操れることの実感、喜び・・・
そして自信・・・
彼は、多くの修羅場をくぐり抜けてきた・・
学園の生徒達が知る由もない経験を・・
今までずっと、自身を卑下して生きていた彼・・
けれど、何よりも大切な人の尊い命と代償に、思いを受け取り、強くなれた・・
実技訓練の際、今までの彼ならば足手まといだと皆にいわれても致し方なかっただろうけれど、そういってチームである彼ごと敵陣をつぶそうとする裏切り物の行動をものともせず、見事なまでの反撃・・
そして、そんなクラスメイト達への怒り・・
今まで意思表示をしなかった彼の言動や能力に、周りの人間が威圧されていく様が非常に心地良い・・(笑)
そして、そんな彼の実力を見抜いた一人の虐めの大将は・・
本当に実力あるものだからこそ、彼の真の強さがわかる・・
殴りあって和解するわけではないけれど・・
主人公の強さを認めたことで、その関係性が変化していく・・。
ただ、素直になれなかっただけ・・
どんなにい酷い仕打ちをしても、超えてはならない一線は火みとどまれる・・
そういう子だから・・
そして、主人公の強さは腕っぷしだけじゃなく、心の強さ・・
本当の強さ・・
彼の本当の強さのわけ・・
といってもいいのかもしれない・・
偽善や慰めで物をいったりしない・・
相手が求めていないお飾りの言葉を発するのは、決して優しさじゃない・・
本当に相手の悲しみに同調できるのならば・・・
そういう時、本当に優しい人は同情なんてしない・・
そんなの、相手も求めていないから・・
わかるはずもない悲しみを、知った風な言葉で発せられると、返って感謝の気持ちなくなっちゃうんですよね・・(苦笑)
なんて、この本を読んでいて思わされます。
そんな彼が迎える、最後の試練は・・
て、コミカライズ版のであって、原作である小説は、まだ先を描いているらしく、続きがものすごく気になる所ではあるんですけれどね。
自身の力を使うことへの恐怖・・
けれど、それも、目の前で仲間達が危機に晒されているのを見て、彼は又一つ乗り越えて仲間を守る・・
そんな彼の姿を見て、改めて誤解を解き、仲間となっていくもの達
という家庭が、本当に読んでいて、最後、スッキリさせてくれた作品です。
戦う相手は基本的にはあからさまな的ではなく、仲間と自分自身・・
向き合いたくない現実から目を背けず向き合える心の強さ・・
それを得た後にて、仲間を衛戦いに~
という感じでしょうか・・
やや、専門的な場面では説明文が多くなったりはしますが、キャラの感情表現が丁寧で、絵も本当に美しく丁寧な仕上がりなのでお勧めです♪
微妙に年長者さである、師匠の目の輪郭等だけ、少し若すぎくないか~
という描写も、たま~にありますが・・(笑)
でも、本当瞳の描写や衣服の皺や背景のデッサン力は素晴らしいと思いますので、ぜひぜひに~♪
タグ:少年漫画
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