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こどものおもちゃ 1~話 [アニメ]

20年以上前のレトロな少女漫画原作アニメ~
トキオがOP歌っていたり、主人公が芸能人ということもあり、トキオ役にて本物がちょい役に出てきたり
後、面白いのは、明石家さんま(作中ではでんじろう先生)大先生役的な、子供のおもちゃというバラエティ番組があったり・・
物語の内容はといいますと・・
倉田紗南は、子供の頃から劇団こまわりに入団し、映画やドラマにて少し人気子役な小学生
母・実紗子は、青木賞をとったこともある人気作家
家庭、仕事共に充実した生活を送っていた
ただ、問題なのは、クラスメイトの羽山秋人を中心とした男子の授業妨害
教師をなめ、弱音を握っては好き放題、授業がまともにできない状況をどうにかしようと試行錯誤する中、羽山の家庭に問題があると突き止めるが……
という感じで~
始めは、本当に、紗南ちゃんと羽山のドタバタコメディから物語は始まる~
ということで、最初は羽山の授業妨害と紗南とのバトルが3話まで続き・・(笑)
そこから、徐々に話が奥行をもって進んでゆきます
1話、1話のA面は紗南の元気はつらつな学校、仕事の姿・・
B面は、少しづつ羽山の家庭の事情を知っていく・・
知っていく度に、彼のことが気になっていく・・
理解できなかった彼の問題行動の原因・・
そんな、彼の家庭の事情が許せない。
彼女自身の今の家庭環境がが大好きだから・・
学校の皆も、職場での皆との関係も満たされているから・・
親は子供を放置したまま。
そのフラストレーションで姉が弟を罵る・・
別に変な人たちじゃない・・
話せば話はちゃんと通じる。
だからこそ、紗南ちゃん的には、そんな家族関係が納得できない・・。
ていうの、なんとなくわかる気がするといいますか・・
他人に優しくできるのならば、一番身近なはずの家族相手に優しくできないはずがないでしょうからね・・。
そして、家庭に問題ありきで、学校でいじめをする男子というのも、事実私の学校でもいましたし・・。
まあ、羽山程の問題を抱えているわけではなかったようですが・・(笑)。
だから、本当は人の痛みを知らないわけじゃない・・
だって、深い傷を背負っているのならば他人の痛みだって冷静になれば理解できるはず
ただ、当時はそれができる暇がなくて・・
羽山という少年もその一つ。
素直になりたいけれど、素直になれない・・。
別に親子、心の底から嫌いあっているわけでも、憎しみあっているわけでもない・・。
きっと、紗南のような存在がいなかったから・・
たった一つの大事な者を失うだけで、簡単に壊れてしまえるのも、デリケートな人減の精神ともいえるでしょうか・・
人は、温もりを知るからこそ人に優しくできる
だって、優しくしてもらえなければ、人にどうやって優しくすればいいかなんてわかりませんからね~♪
それでもって、すれ違いによる仲たがいをする相手ってのが、又部外者である沙南ちゃんのような存在で・・。
おせっかいで、強引だけれど、彼女の考えと行動で掛け違えていた家族仲も元通り・・
ほんの少しのきっかけが、ほんの少しの言葉のかけあいを作って・・・。
羽山家族の話は一見落着・・・。
それと同時に、彼の沙南ちゃんへの心境の変化・・
と、同時に彼女の環境を大きく変える大事な事件が・・・
そして気がつけば、恋の三角、四角、いや、五角関係か~~~~?
大人の彼氏の元カノと、自称今カノに片思いしている二人の少年と・・
こうしてみると、恋愛面は波乱万丈、いかにも少女漫画な
そして、ヒロンの唇への初キッスは、とんでもない形で・・(笑)
これも又少女漫画な、よくある展開~♪
本当、子供でも、小学生でも真面目に恋をしているんですね、
たとえそれが本物だろうが、偽物だろうが、その時の気持ちに嘘や偽りはなくて・・。
見知らぬ女にいきなり横やり入れられれば不安にもなるし、嫉妬もする・・
そんな中、羽山の予想できない行動に・・
もう、沙南ちゃんの頭の中は大パニック!
パニックになりすぎて、感情が暴走してとまりません。
子供ならではの猛烈アタックをかまし続けますが・・
けれど、やはり子供は子供。
大人と子供の恋愛は成立しない。
少女が年上の青年に憧れを抱くのは、背伸びしたがりの年ごろの女の子によくある行動で・・
けれど、いつかは現実を知って大人にならなきゃいけない。
そのためには、傷つくこともあって・・
そういうのを乗り越えて、女の子は少女から大人への階段を一段づつ上っていく~
という感じでしょうか・・。
それを理解はできても、切なくて悲しい・・
そう、沙南の恋心には嘘がないから・・。
こういう甘酸っぱくも苦い経験ってしておいて損はないだろうな~
普通の子供よりは、大人っぽいけれど・・
年ごろの女の子は、年ごろの相手がふさわしい・・
もっと身近でいいやつがきっといる・・。
沙南の恋人ごっこに批判的だった羽山の手厳しい言葉だって、彼女のことを思ってのこと。
けして優しくもないし、口数も多くないけれど・・。
改めてみると、彼の言葉は真実で・・
夢見る少女を少しだけ大人にさせた。
口ではなんといおうとも、ちゃんと彼女の話を真面目に聞いてくれた・・。
そう、彼女が彼を助けたように、今度は羽山が沙南の心を優しくほぐす・・。
今までどうしようもない奴だと思っていたけれど、そうでもない。
いい人だって、全てにおいて完璧ではないから・・
相手を思いやるのは、優しい言葉だけじゃない
真実を知って傷つくことの方が、先々の未来になることだってあること・・
彼だけが教えてくれたこと・・。
そうやって、二人は互いの家庭の事情を通して、少しづつ距離を近づけていく・・。
という、まさに、少女漫画定番の展開~~
てやつだね~♪
という所で、今日の感想はこのあたりで♪

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