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薄桜鬼 黎明録 土方プレイ感想2 [ゲーム]

嫉妬と羨望は、紙一重・・
とでもいいましょうか・・・
土方さんの芹沢さんへの複雑な心理が、ふとした瞬間見えてくる・・。
人の上にたつものに必要なのは、人望と求心力、人をひっぱっていける強さや威厳・・
優しいだけでもだめ・・
厳しいだけでもだめ・・
人情を重んばかりになめられては元も子もない・・
時には、鬼になって、憎まれ泥をかぶるくらいの行いが必要な時だってある・・
その時々の判断、発想、行動力・・
それら全てが兼ね備えてるのが理想の上司・・
なのでしょうか・・。
人には人それぞれのやり方がある
けれど、どんなに行動力があり、威厳があり、覚悟があっても、仲間からの信頼を得られなくては孤立してしまう。
けれど、それが逆に上に立つ者の孤独であり、同時にそれを補えるだけの能力がなければならない・・
気に入らないけれど、認めざる負えない・・
そんな土方さんの心情を垣間見る龍之介・・
彼は、基本的に、どっちつかづの立場なので、両者の立場が良く見える・・。
土方の複雑な心境、そして、どんなにひどい扱いをされても命の恩人であることにかわりはないと、孤立していく芹沢への複雑な心境・・
局長、副長という立場の芹沢、土方、近藤さん・・
それぞれに確かな魅力や能力があり・・
ただ、それらは同じものではない・・
互いに持ち合わせていないものをもちあわせている3人・・
そして、そんなないものを補いあっているのが土方と近藤という二人で・・
そんな彼らの姿を、芹沢という男は存外否定せず、何処か快く思いつつあるようで・・
そう、近藤の心意気は、彼の心に届いたけれど、暴言による説得は上手くいかず・・
そんな芹沢に腰巾着だった男も嫌気がさし、彼の元を去り・・・
それがきっかけで起こった事件。
死ななくてもよかった者達。
救いたくても命を奪うことしか出来なかった無念。
自身への力なさへの葛藤、怒りを・・
土方さんの足元に散らばった、大量の死体が物語っているようで・・。
今まで薄桜鬼というシリーズをプレイしていて、良い意味で一番血生臭さが生々しく感じられたシーンでもありまくた。
そして、その毛色はどんどん強くなっていく。
もう、芹沢さんの暴走は、彼ら新選組だけの問題ではなく・・
彼らにとっては、望まずとも、望んだ結果といいますか・・
とうとう、この日がやってきた・・
それは、龍之介にもいえること・・
何時かはこんな日がやってくるかもしれない・・
ただ違うのは、そんな未来をみじんも望んでいなかったということ・・
命の恩人・・・
どんな暴君であれ、彼にとってその事実は違いなく・・
又、同時に新選組の隊士達に向ける思いも、赤の他人ではなくなっていた・・。
時を過ごせば、多かれ少なかれ情がわく・・
仕事を共にこなせば仲間意識もわく・・
なんだかんだで、山崎にも、土方さんにも知らずの内に彼は仲間として受け入れられていた・・
そんな彼だからこその悲劇がおきてしまう。
見たくなかった光景、巻き込まれてしまった現状。
けれど、そこにも奇跡はあって、彼は救われることになるのですが・・
その存在は、なんだかんだで、一番龍之介を慕っていた、観察型として仕事をこなしてきた男で、唯一彼を友とよんでいた男・・。
物語の道筋を見ると、土方ルートであり、山崎ルートでもあるかな・・
と・
攻略キャラ以外のキャラとの親睦がこんなに深まるのは、他キャラには無かった物語構成・・。
そんな風に思います。
そうして、龍之介は新選組の皆から離れ、彼らの活動を遠く、近くから見届けることになります。
そう、他キャラルートよりも、その様子は丁重に描かれ・・
というより、新選組から離れるタイミングが一番早く、過去の新選組奇襲を竜の背受けませんでおっていくような・・・
本編ならば、千鶴的立場、千鶴がこうしていただろうな・・
そんなシーンをかい間に感じながら・・
そして思うのです。
彼が亡くなってしまったのは、芹沢さんのいうように彼は大将の器ではなかった・・・
そして、土方の強すぎる思いは、やがて近藤勇を苦しめるだろう・・
そんな言葉が、ふと思い浮かぶ。
優しさや人情だけでは、戦乱の世は渡れない・・
そう、物語ってもいて・・
同時に、心ない大将でなければついてきてくれる武士もいないのだろうか・・
なんて、真逆の答えも出てきて・・
命を奪うよりも、人の命を救う側になった方がいい・・
けれど、それでは土方の生きた証を目に焼け漬けることが出来ない・・
そう思った龍之介は再び土方の元に身を寄せようとするけれど・・
結局、土方にとって、彼は共に死を迎えて欲しい相手ではなく・・
残された者のために生きて欲しい・・・
そんな風に思える存在であって・・
きっと、最後まで共にしたいと思える存在は、彼ではなく彼女・・・
勿論、死を野蘇武のではなく、生きるのも死を遂げるのも共にありたいと思う存在と・・
何がなんでも生き延びて欲しいと・・
大事だと思う気持ちは同じでも、行動心理や求めるものが真逆・・
そう、大切な人でもまったく同じように思わなきゃいけないなんてものはない。
同じ大切に思っている存在でも、求める未来が違うのならば、在り方も違ってくる。
だって、最後の最後に龍之介が選んだのは、土方と共に死を選ぶのではなく、みっともなくても生き続けtていく未来・・。
そんな人間に、共に死を選べなんて、優しい土方さんにいえるはずがないんですよね・・。
なんだかんだで、彼の帰る場所は彼女の元であって・・
男にとっての最後の糧ってのは、信頼する仲間以上に愛する女なのだろうな・・・
と、乙女ゲームを見ていると思います。
勿論友情は友情で、強いものがありますが・・・
仲間同士よりも男女の方が弱みとか色々見せられるといいますか・・・
どんなに孤独でも、耐えられるのは愛しい女の存在・・・
とでもいいましょうか・・・。
そう、色々あって、土方さんはつつましやかな幸せを・・
彼のいうように多くの人の命を奪っている彼にとっては、過ぎた幸せなのかもしれませんが、その分苦労し、失った分だけの幸せを彼も手に入れても悪くはないといいますか・・・
なんだかんだで、土方ルートのEDでの二人のやり取りが一番好きかもしれません。
彼女だけに見せる彼の思いや優しい眼差し・・・
龍之介は龍之介で、新たな旅立ち・;・
人の生き方は人それぞれ、誰もが土方さんのように目的を持って、立派に生きなきゃいけないというわけではないのでしょうし・・・
ということで、土方さんルートが終わったので、次は小鈴と芹沢さんルートで黎明録の本編クリア~
後少し、頑張るぞ(笑)

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