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緋色の欠片 8~9話 [アニメ]

球妃は凄く優しい子。
そして、真の強い子。
だからこそ、相手を傷つけてしまった・・
というのが今回の悲しい結果だったのかもしれない。
彼女は守護者の皆を信じていて、皆が自分を守ろうとしてくれる、だから、自分もそれに応えたい。
皆の努力や思いを必死に受け止めようとしているのだけれど・・
男の子たちにも、男のプライドというものがあって・・
結局は、彼女に頼りにされている分、その思いに応えられない自分達が情けなくもあり、とてもいらだっている。
で、拓磨や真尋は自分の心に素直というか、まだまだ大人ではないから、彼女の優しさに応えられずに声を荒げてしまう。
ゲームでの、真尋と拓磨のそれぞれのルートの台詞が、1シーンにて上手くまとめられている感じでしたが・・
それも、結局は二人の気持ちが、一致しているからなんですよね。
俺たちは、正義の味方でもないし、お前がいう程強い男じゃない・・
だから、これ以上俺たちに無理を求めるな・・
真尋の叫びに、声を荒げることはしなくとも静かに同意し、真尋の後をついて球妃の元をさっていく拓磨・・・。
それを見て、球妃は猶更、自分の力不足を責め、彼らを守りたいという思いを抱くようになる。
けれど、それが結局は守護者達の心に微かな戸惑いを生み、深めることになる。
信頼関係の確かなる崩れ・・
それでも、祐一や慎司は球妃の誠実な思いを汲み取り、出来る限り寄り添おうとする。
そして、それに呼応できるのが拓磨であり・・
多分、真尋は真実を知っているからこそ、頑なになってしまうのでしょう。
守護者と玉依姫との本来あるべき関係・・
仲間だとかいって、絆を求めあう玉依姫は球妃以外誰一人として存在しなかったこと・・
それは、玉依姫がその務めを迷うことなく全うするためものものであり・・・
そして、そんな複雑な真意を知らずにいる拓磨だからこそ、玉依姫として改めて認識を抱き、普通の少女ではないことの自覚に複雑な思いを抱く球妃の想いに寄り添えるのだろう・・
と、密かに感じさせられる。
ゲームの流れをアニメならではの演出や展開にすることで、キャラの心情をモノローグで語ることなく、現状を分かりやすく説明していってくれる・・
そんな物語構成へとなっている気がします♪
ようは、アニメならではの、派手な演出・・
ゲームでは玉依姫の過去の出来事を探るシーン、普通に本を読みあげていくだけのはずが、あんな演出になるとは・・!
アニメだと、本当に華やかになるといいますか・・
玉依姫として覚醒するシーン、球妃のような少女ではない、凛とした声色・・
音、声が入ると、想像が更にリアルになって凄い・・
と、このアニメを見て何度も思います。
そして・・
話しの話数が少ない中、守護者と、球妃の強固な結び目がいい感じに表現されているな・・
と・・
簡単にほぐせるものじゃない・・
別に球妃が憎いわけでも、嫌いなわけでもない・・
寧ろ、好意を抱いている相手だからこそ、自身の痛い所をついてくる彼女の存在が・・
というだけで・・
でも、まっすぐな彼女だからこそいえる言葉・・
彼らを思っていっていること・・
彼らのことを信じているからこその言葉・・
結局は、それに応えられない自分達に苛立ちを覚えているだけで・・
てか、こういう時は、祐一先輩の大人っぷりが素敵だな・・
と、感心します。
球妃のことを大切に思っているけれど、長年つれそってきた守護者の仲間の存在を蔑ろにすることもない・・。
お前がいかないから俺もここにいる・・
と・・
態度と、たった一言で示してくれる・・。
それは、遠回しに、お前が球妃の元に戻るなら、俺も一緒にいく・・だから、仲直りしろ・・
みたいな言い回しなのかな・・
なんて感じます。
そして、そんなこと言われて、頭ではわかっていても、心が追い付かず悩む真弘先輩の様子を、影で見ながら静かに笑みを浮かべる拓磨の仕草が又好きで・・・♪
てか、アニメ版の拓磨って、影でこそっと様子みたり、ほくそ笑んだり、本当、表立って感情を表さず、静かに見守るキャラになってる(笑)?
なんて、思わされます。
素直じゃない所がよく出ているといいますか、なんといいますか・・♪
球妃は、そんな彼らの心情など知る由もなく、彼らのために出来ることを本当に必死になって眠るのすら惜しんで頑張る・・
そんな球妃を見つめる美鶴ちゃんも、彼女の立場からすると色々複雑な心境があるんだろうな・・
玉依姫として頑張ろうとする彼女・・
と、同時に、自身のおかれている立場を思うと、思う気持ちもきっと色々あって・・
TV版の美鶴ちゃんは、彼女への想いをどれほど抱いているのだろう・・。
なんて思いつつ・・。
もう、物語の展開は、最早乙女ゲーの域をこえております
タタラ神~ならぬ、山の神とのバトルです!
はい、もののけ姫のタタラ神様が暴走している時の姿と凄く似通っていて・・
ああ、私は何のジャンルの作品を見ているんだろ?
でも、そう思わされる作品だからこそ面白い!
てか、気がつけば、丸々30分、アクション、化け物相手の大バトル物作品に~(笑)
てか、ロゴス本当にヤバイですよ・・
神様倒してしまうなんて・・・
と、彼らの強さをまのあたりにしつつ~
今回の感想はこのあたりで・・♪
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