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下天の華 プレイ感想2 [ゲーム]

森 蘭丸

一言でいうなれば、生真面目~~
もう、度が付くほどの生真面目ってぷりが、妙に愛らしくも感じさせられるキャラです・・♪
本当、与えられたことをもくもくとこなすのは得意でも、臨機応変さや融通のきかないタイプであり・・
それも、見ようによっては彼なりの誠意であり、嘘のつけない純真さを持っている・・ともいえる。
欠点も時には魅力になる・・というのを体現しているかのようです♪
そんな、真面目かつ、純粋な彼ですから、ほたるの言葉をとても素直に受け入れ・・
そして、よせられる好意をも、又素直に受け入れるがゆえに、落ちるのが非常に早くもあるかと・・(笑)
照れる顔が本当に初心で可愛い♪
信長と、光秀をプレイした後だからこそ、余計に感じさせられる・・♪
というか、ほめれば誉めた数だけ照れては可愛くなっていく・・・
なんだか、可愛い弟・・いや、大人の仲間入りしたばかりの体の大きな息子を持つ母親のような気分になりそうです・・(笑)
そう、悪魔で、そんな気分に・・ですが・・
にしても、無自覚って怖いですね。
努力をするのが当たり前、人に必要とされていないならば倍の努力を・・
という精神は強く好感もてるし、とても良いこと・・
でも、信長への忠誠心、それゆえの武道、忠義等の武士の道に一直線すぎるせいか、自分がどれだけ姫に対して大胆な発言をしているか気づいていない様子で・・(笑)
彼女への感謝の気持ちとか、好意、思ったことを思ったまま伝えるし、実行にも移す。
若さ故に血の気が多いので、それ故によくも悪くも行動が早く・・
実行に移している間は、周りの視線なんて気にならないのか、入っていないのか、目の前のことに精一杯で・・。
信長だけでなく、優しく、心広く見目麗しい姫君への誓、忠義の表し方が、本当にもう・・
真面目も度をすぎると天然ボケ?
そして、そんな彼故に、多くの人にマスコットキャラ~ではありませんが、なんだか、すっかり弄られ、可愛がられ役になっていく(笑)
本当に若い。
武士としても、一人の青年としても・・
ほたる自身も、忍びとしても、女としても、初心もの同士・・
最初に意識したのは蘭丸の方だけれども、まっすぐすぎる彼の言動に、次第に揺れ動く乙女心・・
彼の心使いが嬉しくもあり、又、姫ではない自分の存在にと・・
自分で自分にやきもちやく姿は本当に可愛いこと・・♪
頬を染めるシーンも何気に多くて・・
王道な乙女ゲー展開に、より近いかもしれません。
すぐ勘違いしてヤキモチ焼く蘭丸の姿とかも含めて・・・(笑)
そして、やがて訪れる二人の生涯となるものは・・
もしも、ほたるが忍びではなく、普通の少女だったなら・・
逆らえない主の命がなければ・・
そんな思いにとらわれることになる。
従いたくないのは命を奪いたくないという思いと同様に、自身が思い慕う人を裏切り、そのまっすぐな心を踏みにじる行為・・
好いた相手に憎まれてもおかしくない行為・・
二人には約束された別れがくる・・
けれど、結局二人の間に立ちはだかる一番の壁は・・
男ってのは、女のために命かけられてはじめて一人前になれる・・というものなのでしょうか・・
あんなに、与えられた職務に忠実なだけだった青年が・・
主への忠義以上にかけても良いと思える程の物に出会えた・・。
これこそ、主である信長が求めていた彼の姿・・
誰の命令でもない、自身で考え、出した応えに誠をささげられてこそ、真の誠・・
例えそれが、どんなにみっともなく青臭い展開であろうとも・・♪
というべきでしょうか・・
そして、色々騒動があったものの、無事ことなきを終えた今・・
本当、一時はどうなることやら・・
ほたるを思う気持ちを最優先しておいて、結局最後を共にするのは愛する女ではなく、主を選ぶとは・・
つくづく武士の魂という奴は・・
と、いいたいけれど、その決断も、愛する女を守るための一つの方法であり・・
男って、結局は女を守ることが一番わかりやすい愛情表現なのでしょうか・・
そして、命よりも大切な誠の志・・
結局は、そういう男達の楔を抜いてしまえるのが、女であり忍びのホタルだったといいますか・・
信長と蘭丸の主従も凄くカッコ良くて大好きなんですけれどね♪
そして、無事ハッピーED~てことでしょうか♪


織田信行

この男、最初は色々な理由から、どうしても好きになれなかったのですが・・
好きと嫌いが凄く折り重なったキャラクターのようにみえます(笑)
嫌いになるには情がわいて嫌いになりきれないし、かといって、好意をよせるには人への憎悪が強すぎて好感が持てない。
だって人間、綺麗ごとでは生きていけない
上辺で上手く取り繕って生きなければ生きられない・・
そういう世界だって確かにある・・。
けれど、上辺の取り繕った優しい笑顔だって、100㌫嘘じゃない。
人を思う気持ちや、家族を思う気持ちも、決して嘘ではない
同時に、同じくらいに人を憎んだりねたんだりする気持ちも本当の自分。
善も悪も両方あってこそ人なんだ・・
ということを、シナリオを進めていく度に酷く感じさせられていく・・
最初はどっちが真実で嘘か、よくわかりませんでしたが・・
そんな風に、白黒はっきりできれば、人が人を理解することに時間も苦労もしないのでしょうね・・。
優しさは時にはアダとなる。
純心すぎるからこそ、心が汚れてしまうこともある・・。
理解も、共感する部分もある・・
だからこそ、好きにはりきれない信行きというキャラクター
多分、私自身、彼が抱くような裏切りに心痛める気持ちや、願っても届かないような劣等感ってのは、少なからずとも持った経験がるからこそ、否定も肯定も出来なくなる・・
あの時、ほたるのように全てを受け入れようと手を差し出してくれている人間がいたら、私は今の私でいたのだろうか・・
こんな考え方を抱く自分がいたのだろうか・・
と、色々と複雑な心境にならざるおえない・・。
そして、あの時の行動・・
光秀ルートでは、ただの計算による行動ととらえられていたけれど、実は本人自身も誤算だったと・・
そういう見方で物語を見ると、又違った色合いの物語へとも変わり・・
結局は、彼も人の子・・
ただ、優しくももろい・・
戦乱の世に生まれるべきではない人だったのかもしれない・・
だって彼はは、自分で自分のことある程度理解できていた・・
そして何より、弱者は守ろべき対象だと、この人は理解できている、心優しき人
自分より力あるものには刃を持たず、自分より力なきものには平気で拳をふるう者達とは違う・・
本当の愚か者とはそういう連中であり、それがどんなに醜く映るかすら、理解なんて出来ていないのです・・。
強さとは誇示するものではない・・
本当の強さというのは、どんなことがあっても己が意志にゆるぎなく貫き通せる・・
ほたるのような娘なのかもしれない・・
人は弱い・・
そして、どんなに平等とたたえていても、天才と凡人はいる・・
凡人はどんなにあがいても、生まれ持った天才にはかなわない・・
そういう現実って、確かにあって、そういう現実を打ち破る程に彼の心はタフではなかった・・。
それに気づき、挫折し・・
見るべきものが見えなくなるほどに心を闇へと閉ざしてしまった・・
きっと、少なからず、昔の私もこういう所はあっただろう・・
ただ、その闇をぶつけるべき相手がいなかっただけで、違いは、唯一そこだったのかもしれない・・
いや、もしかしたら憎んで憎んで、その思いを内に秘め続けていたのかもしれない・・。
未だに、仮初とはいえ、一度は友と思った人間の裏切りや肉親の言葉なき刃ってのは、数年たった今でも、ふとした拍子に思い出しちゃいますしね。
行為を抱いていた相手だからこそ忘れられないってこともあるでしょうし・・。
なんだかんだで情の熱い男だったんですよね、この青年は・・。
そして、彼が思う程、彼は無能な男ではなかった。自分のこと程に自分が見えなくなることって、追いつめられとよくある現象といいますか・・。
家族であろうとなかろうと、他人は他人、自分は自分と割り切らなければ見えるものも見えてこない
そして、それを気づかせたのは・・
最後の最後まで、織田信長という男は、死ぬほどカッコイイ!
やはり、信長様、一番大好き~~
と、信行攻略中に、最後の最後で出てくる言葉が・・・(笑)
やはり、器が違うんでしょうね。
生まれ持った才能とかいうよりも、性格なんでしょうね・・
にしても、一瞬バッドEDになりはしないかと、ハラハラさせられながらも、無事ハッピーED~てことで・・♪
今回のプレイ感想はここまで♪
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