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下天の華 プレイ感想 1 [ゲーム]

下天の華 プレイ感想 1

織田信長
外観的雰囲気から、基本的には俺様系のキャラはNGになる確率が高い・・
のですが、今回の作品では別格・・
というか、これ2人目でしょうか・・
吉原彼岸花は、シナリオは全体的に完成度高いけれど、俺様キャラだけは、どうしても好きになれず・・
代わりに、キャラによってシナリオの出来は違うものの、蝶の華毒の毒の鎖では俺様キャラにはまってしまい・・
そして、この天下の華は、シナリオもキャラも両方共に完成度が高い・・
といいますか・・
決して身勝手なだけではない・・
己の言葉に自信もあれば、その言葉にちゃんと責任を持った力強さがある
強引に見えるけれど、けして相手の気持ちを踏みにじるような行為ではない
実際、信長は言葉は強引にしつつも、本気でほたるが嫌がいっていないと認識できているし、自分で自分の魅力を理解できているからこそ、彼女の戸惑いや恥じらいを組みつつも、その腕に抱きしめる。
恋なんてものを知らぬ、まだ華憐は花の蕾は、そんな力強い信長の腕と、自分には見えていない世界を見通せるの器のある信長に、知らず知らずに花をさかせていく・・。
刃を向けてくるもの全てが敵ではないと刀を構えつつも、納めることのできる武将・・
己が手を血で汚すことにより、平和を得られるのならばと、憎まれ役もみずら被って見せることのできる男・・
方や魔王と呼ばれながらも、多くの民から慕われ祝福され豪快に笑う姿・・
そうして、世界を手に入れたいと子供のように無邪気にほほ笑む信長の姿・・
人が夢を求めるのはごく当たり前のことを知らなかったほたるには、本当に刺激が強く、きっと心を学ばされることも多々にあり・・
それによる一番の変化が恋心・・
そう、今まではお役目一番だったがゆえに、自身の、そんな気持ちにも気づけずにいたけれど・・
彼の身に危険が迫る・・そう、感じた瞬間、立場をわきまえるべき所で、その判断がとっさにできずにいた彼女がいた・・。
それでも、彼女自身、己の心には気づけぬまま、信長の時を計らうような大胆な言動に度々心動かされては、周囲の物に問いかけられ・・
最後の与えられた任務がきっかけで気付くことになる。
それは望まぬ任務であり、戸惑う彼女の心が応えを出しているようなものでしたが・・
それにいち早く気づいていたのは本人ではなく、信長であり・・
任務結構間近に迫る中、彼はその全てを見すかすような、強くまっすぐな瞳で、ほたるへと真意を確かめるように問いかけるのですが・・。
そんな、信長の心境は、なんとなくプレイヤーの私も大方は予想はついていたものの・・
その裏をかかれたな~
という展開に・・・
まあ、私の予想は途中まであたっていたものの、だけどそうなると、ほたるの身はその後どうなるんだ?
と、思っていた所の展開で・・・(笑)
本当、ほたるという少女に信長がひかれていく瞬間とか、けして言葉や心理描写にてそれらは細かく描かれていたわけではないけれど・・・
彼の彼女を見る目・・
忍びとしての才能はあるものの、人を殺めることのできない甘くも未熟なほたる。
信長の命が危ういと悟り、その思いを隠し切れなかった純真すぎる少女の心・・。
そのくせ、そんな、頼りなげない女にしておくには惜しい度胸の据わった姿に・・・
自身に仕えるだけでなく、語る夢に耳を傾け共感してくれる姿・・
ふとした何気ない言葉や雰囲気にて、信長の心情が酷く繊細に描かれていく物語の展開・・
己自身の命をかけながらも描かれる男女のかけひき・・
大人の恋模様‥と一言にはくくれない奥深さがあってたまりません
好感度あげるための選択肢の会話も、好感度が上がる度に・・
イベントが起きる度、衣擦れの音が響く度に、どんどん濃密になっていって・・
本当、この信長という男は、どこまで計算高い・・
策略家とは、こういう人のことをいうのでしょうね・・
高らかに皆の前にて宣言してみせた、信長の思い・・
身分の差など関係ない、自分がお前を欲しているのだと、強く抱き寄せる信長の行動は、彼女の心がここにあると確信しているが故・・
本当に、憎らしいくらいにカッコイイし、心を揺さぶられずにはいられない・・。
そして、そんな、一筋縄でいかないのは彼一人だけではなく・・(笑)
任務においても、彼女の恋心においても・・・(笑)
そして、身分も定めも乗り越える覚悟をした時、クライマックスを迎える最後の決断・・
命をかけた恋・・
自身の身を焦がしてでも、彼を救いその手に天下を・・
できるなれば、信長一人だけではなく、ほたる自身でもあるその夢を兼ね得るための、命をかけた手段が・・
本当・・
武士にとっては、天下こそ命そのもの・・・
きっと、そのために彼は生きる意欲を持っていたが故にあの決断。
愛する女と天下をとる世も又彼の願いであったろうけれど、結局それを実現させたのは、ヒロインであるほたるの覚悟・・。
結局、最後の最後、男って奴は女に救われてしまう所があるのかな・・
同時に、女は男が思う程に欲深に出来ているといいますか・・♪
そして、男の帰りを待つだけが女の仕事ではないですしね♪
この二人の恋愛成就は男や女とか関係なく平等の立場なもので、共に夢を分かち合い、求め・・
そして、願い、幸あるこの世で生きることを叶え・・♪
という終わり方にて、無事満足のいくハッピーED!
ということで、次は疑念イベントを発動させるために続きよりプレイ開始しますが~
うむ、こちらでも信長様の、ほたるへの執着心はあるものの、ハッピーEDとは違い、又怪しい色合いが・・
頼りなげな姫君故の愛おしさではなく・・
忍びとしての彼女の動向が気になるのか、違う意味での興味心を・・
そのまま、2EDも入手できるのかと思いきや???
2EDは他キャラ含め色んなED集めてかららしいので・・
まあ、それはおいおい・・(笑)


明智光秀
二人目のこの方・・
一言でいうなれば、一筋縄ではいかない~~
という印象で・・。
大人の事情ながらの、表と裏の切り替えの容量の良さが面白いです(笑)
クール通り越して冷たいというか、だんだんヒロインであるホタルの扱いが雑になっていく・・(笑)
あくまで仕事の関係であり、プライベートな関係には踏み込ませない~
という壁が非常に強かったのですが・・
まあ、相手は無垢な少女・・。
口づけの本当の意味さえはき違えている生娘ですし、光秀のような野心家ではなく、心根の凄く優しく純粋な子。
そして、それだけではなく、ちゃんと物事心うえるべき時は心得ているし、肝心な所ではちゃんと悟れる鋭さも持っている。
好感度低い間は、それはもう、刀で切り捨てるように、ばっさり~
という感じでしたが・・
なんだか、徐々に面白い玩具を見つけた子供のようなそぶりになっていき・・
かといって、それでも全てをさらけ出すまでにはいたらない・・
気まぐれで甘いバリトンを零しながらも、決してお国は踏み込ませず、気が付けば冷水をかけられるように冷たくもあり・・。
それでも、他の物に比べれば・・
冷酷で信用ならないとか、憧れるけれど近寄りがたい・・
などといっている者からすれば、悪戯や気まぐれ半分での彼らのやり取りも、はたから見れば仲睦まじい本当の兄弟のように見えるくらいには親睦があるわけで・・
イベントが起こる度に、二人の関係が少しづつ変化しています。
光秀が普段何考えているかわからない・・
優しいのか、冷たいのか・・
そういう疑問により近づこうとする距離感・・
周りのかれへの辛辣な評価・・
信長への忠誠心と、真心・・
人の目に触れない所で当たり前のように努力する姿とか・・
本人に直接文句言えない人は、そういう彼の誠が見えていない連中にすぎないんですよね。
冷徹に見えるようなそぶりにも、ちゃんと真意があって・・
それを理解してもらえない不器用な光秀・・・
そして、そんな彼を唯一理解し、信頼できる人間だと一番近くで見てこれたのが、ほたるという忍びで・・
こうなってくると、まあ、心の距離感が縮まずにはいらないはずがない・・。
身を挺して庇った後には、誰にも見られたくない弱みまで見られちゃうんですから。
そして、一度デレてしまえば、以外と、ここぞという時には・・
という奴ですか・・
でも、敵味方関係なく上手に騙し通してしまうのがこの男の手腕で・・
そんな鉄仮面をはぎ取れるのは、忍びというにはあまりにも純粋すぎる心・・
忍びでありながら殺生を嫌い、主人の命令よりも主人の心を優先し、そのための真意を探り信じたいと願い問いかけようとする、あまりにも純粋な・・。
そして、ここにきてようやく彼の本音が聞けたことにより、二人の絆、信頼が日の元になるといいますか・・
一度心を完全に開けると、絶対的な信頼をよせてくれる・・
それが光秀という男・・
そして、謀反を起こそうとしていた男の、なんとみじめなことか・・・
人を見、その心を見切る目もない男が、何を夢物語を語るか・・
一度はだまくらかせても、二度はない・・
そして、弱い犬程よく吠える・・
という奴でしょうか・・
そして、迎えたハッピーEDは・・
本当、何度となく、彼女の唇を奪ってやろうか・・という台詞を、光秀の唇から、脅しとも、口説き文句ともとれる形で聞かされましたが、その実現は、最後の最後になってようやく~という感じでしょうか・・♪
そして、なんとも艶っぽいEDに見えるのは、ほたるの忍び衣装がセクシーだからか・・・(笑)
にしても、このルートは、ヒロインホタルと光秀だけでなく、信長と光秀の主従関係による深い絆が描かれているが又魅力的なシナリオでもありました♪
本当、本当に信頼しあう者同士には不必要な言葉などなくとも、確かな絆があるといいますか・・♪
そういう、主従関係による絆物~も凄く好きです♪

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