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蝶の毒 華の鎖 大正艶恋異間 スイッチ版 [入手~ゲーム♪]

蝶の毒 華の鎖 大正艶恋異間 スイッチ版
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密に気になっていた大正浪漫~といってよいでしょうか・・
日本の古き良き時代を思わせる作風に惹かれた作品で・・♪
物語は、急速な近代化の中で混沌に染まった大正時代。
華族として生まれながらも財政に苦しい中で開かれた、ヒロイン百合子には雅すぎる誕生日の夜会・・。
それは、家計を救うため、何より百合子の幸せのためにと企画されたパーティー
あまりの雅さに戸惑いつつも、父の思いを受け入れ、ドレスを身にまといパーティーに足を向けた百合子だったが・・
突如彼女の身に降りかかるいくつもの災い。
それは時代がもたらすものか、それとも、何者かによる策略か・・・
百合子と彼女を取り巻く5人の青年の達との、甘くほの暗い物語が始まる?
といった感じで・・
和を重んじた水彩画タッチの作風・・
瞳のハイライトを抑え、しっとりとしたキャラデザ・
少し、攻略キャラによって、肌色が青白っぽさが出ている部分は色彩で赤身を入れて調節しつつ・
何よりも、時代を感じさせるのは・・
言葉・・
最初のヒロイン、百合子の手紙の文字~平仮名が一切なしの・・
これは感じ?崩し文字?日本字?
とにかく、一切文面が読めない~~
当時の人達は、こんな小難しい文字を活用されていたのか・・・
今では平仮名も感じもカタカナも普通に一般的に誰もが使われていますが・・
それも時代の流れにより、今の文法がある・・ということなのでしょう・・
後、カタカナ文字
テーブルをテイブルと表現しているあたりとか、ドレスを夜会の衣装といったりとか・・・
当時の時代の雰囲気を壊さないで作って頂けているのが、またひそかに嬉しいですね♪
そして、主人公の設定も、華族でありながらも財政難に陥っていると・・
明日のパンを食することさえ厳しい状況下という・・・
やはり、貴族といえど、上級、中級、下級・・
その地位になるにも色んな条件や立場によって定められていたようですが・・
でも、お金というものは、使えば使う程になくなっていく・・・
浴びる程お金を持ってるのって、やはり伯爵とか公爵あたりなんでしょうかね~
すたれていくときは、すたれちゃう貴族もあれば、全然湯水のようにお金湧いてくるお貴族様もいらっしゃるので・・
豊な時代はあるだろうけれどヘタしたら簡単に没落しないように気をつけるべき人は気を付けきゃ・・ですね。
そんな環境でありながらも豪遊している母親を見、そんな母親の暴君っぷりを優しくも許してしまっている父親・・
娘としてはため息も出さざるおえない状況・・
それなのに、豪華絢爛に開かれる、己の誕生日・・
私が彼女ならば、同じように逃げ出したい気持ちになるでしょうね~
でも、すそを腰までまくり上げてベランダから飛び出そう~なんてお転婆っぷりはないでしょうけれど・・・(笑)
けれど、そういう主人公百合子の堅実的かつ、行動的~な所は嫌いにはなれないわけで・・・
モノローグでは、重苦しい気持ちを抱える彼女の心の声・・
けれど、攻略キャラが出てきたとたん、彼女の心の動きによるメリハリが出てきくるの構成が妙に好きです♪
軽やかかつ、穏やかな曲になる・・。
誠実で優しさのある使用人への思い・・・
叶わないとわかっている身分違いの恋心・・
凛とした物腰のしっかりした分け隔てのなく接してくれる大人の男性。
愛する父を大事にしてくれるそんな彼を慕う、純粋な好意・・
華憐な表情に、少し遊び癖のある、少し困りつつも美しい兄・・
昔は優し気だったのに、いつの間にか怜悧で冷たい眼差しになってしまった幼馴染・・
そして、そんな彼の口からきかされる、今夜の夜会の目的・・。
貴族ともなれば、当たり前のこと・・
ましてや、家計に苦しんでいるのならばこそ・・
そして、それこそが女にとって唯一の幸せといっても過言ではなかった時代・・
そして、同じ華族であっても、そこには差別があるもの・・
本当に、日本という歴史は、良くも悪くも古きものを重視し、新しいものを嫌い見下す・・。
古きを重んじるのは良いことだけれど、新しい物を拒む傾向に関しては、私も、そういう日本の歴史の一部を好きにはなれないですね
そして、ヒロイン百合子にある独特の体質が、元が18禁のPCゲーだな~なんてにおわせつつ~な設定・・・。
恋心というものを、少なくとも知っているからこそ、恥じらう百合子が又、少し可愛い・・・♪
そして、そんな彼女の悩みや弱さをさり気なく受け止める攻略キャラ・・
一人は少し不器用ながらにも、百合子のことを心配しては、急に寄り添ってきた彼女に戸惑ってみせたり・・・
もう一人は、彼女の心をどこまで察しているのか、ただ優しく手を差し伸べてくれ・・
もう一人は、穏やかな視線を向けつつも、悲しい現実を諭してくるような言葉を・・
そんな思いの中、事件がおこる。
突如響き渡る悲鳴と、ガラスが割れたような音・・
そこにかけつけてみれば、見知らぬ男たちの姿と、婦人たちの悲痛な悲鳴・・
荒らされた室内・・・
そして、百合子に向けられた刃・・
それを庇ったのは・・
酷く強い瞳を宿した、高慢もも呼べるような光を放つ視線の男で・・。
場は、それでひとまず収まったのですが・・
どうやら、物語の発端はここからのようです。
そう、想像もしない事件が・・。
という所で、内容説明はこんな感じになりますが・・
まさか事件って、こういう事件になるとは・・
そんな事件があっても、日は登り朝になる。
起こってしまった悲劇に、身を引き裂かれるような思いを抱きつつも、いつもとさして変わらない日常・・
そんな中、再び現れた男は、彼女の身の内をサラ家出すだけさらして、とんでもないことをいいだす・・・。
と、文面だけいえば、かなりの暴君に見えますが、外見のイメージよりは、ずっと落ち着いた、頭のキレた男のようで・・
女性の目のつけ所も嫌いじゃないといいますか・・
多少お転婆ではあるものの、強い意志と勇敢な心・・
人並のお嬢様よりは世間というものを知っていて・・
そう、ただ贅沢な暮らしを当たり前の、世間知らずのか弱いお嬢様とは違う百合子に目を止める・・
そして、そんな彼女を無理やり抱き寄せ、ささやく言葉が、なんとも官能的で・・・
確かに、目の前の男は魅力的な部類に入るだろう・・
けれど、彼女にとっては、決して受け入れるタイプの男ではない・・
そんな男に・・
という所でプロローグは終わるのですが~
て、どうでもよいですけれど、OPがなかなか流れないのですが~~
元PCゲーだと、こういう手法なのはよくありはするんですけれどね~
なんて思いつつ、続きはプレイ感想にて~♪

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