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グリザイアの楽園 プレイ感想3 [ゲーム]

グリザイアの楽園 プレイ感想3
風見雄二という男の言葉には、どこまでも真実味があり、だからこそカッコイイし憧れてしまう何かがある
圧倒的な強さがあるわけではない、強さだけでいうのならば、きっと、人の命を奪うためだけに価値を見出した殺人マシーンであり、化け物といえる目の前の存在・・。
雄二はよくいいます、
経験のない者程に成長は不可能だと・・。
彼の師匠はこういった・・
どんな男と出会ったかで、その男の価値がきまる
雄二にいわせれば、男は、どんな女に出会ったかで価値がきまる
そう、雄二という男は弱虫で、決して強くはない生き物だった・・
けれど、麻衣子という女と出会い、美浜学園の少女達と出会い、彼は自身の生きる価値が見つけた。
きっと、その出会いがなければ、雄二が今、目の前にいる感情も心も捨てた化け物になりはてていたでああろう・・。
そして、そんな風に思う雄二の気持ちなど、この男には理解できるはずもなく・・
死をいとわな姿はい潔しといえば聞こえは良いが、生き残った者に責任をなすりつけていく生物にすぎないと・・
どんなにみじめな姿になろうとも、しぶとく生き抜いていこうとする生き物・・。
そんな、正反対の生物同士が語り合ってもかみ合うはずもない・・。
雄二という男は弱い、だからずる賢く生き抜いてきたし、生きてこれた・
機械は悩むことなく楽だけれど、矛盾が生じれば、そこでストップする・・
それが人との違い。
人は悩んで、矛盾を抱えながらも進んでいける・・・
何も感じ、考えることを捨てた地点でそれは人ではなく、無駄を嫌う機会人形と同じ・
それは、人の進化をとめる以外の何物でもない。
だからこそ、人は矛盾と隣り合わせで生きていかなきゃいけないんです。
人を傷つけたくないのに、傷つけてしまったり、嫌いになりたくないからこそ嫌いになったりして悩むし、考え、感じながらも、日々を生きる・・。
というか、人間、何も感じられなくなったら、マジで魂の抜けた動く人形か、殺戮マシーンなり、人に害をなす最低な生物にしかなれないので、本当気をつけなければいけませんよ~~~!
因みに、私は前者です!
死んでも殺人は犯さない~~
怖いです、自分の体を手術でメス入れられるのでさえ怖いのですから~~!
自分の血は平気でも他人の血だと又別・・
動物の無残な姿見るだけでも心痛めるのに、それが人間となると猶更恐ろしい・・・
人と深くかかわる日常を送っていれば・・・命を理解していれば、そんな風に思えるのです。
逆に、人と深くかかわろうとしないから、そんな愚かで恐ろしい行いが出来るし、閉鎖的になる・・
閉鎖的な心の人間は他人に何か期待を抱くこともない代わりに、自分の都合の悪いことを平気で貶すことだけを口にする。
相手の、当たり前の何気ないことを思いだせてこそ、人付き合いは良好であり、それを求めることが苦痛なのは良くない関係を表す・・
という言葉に、はっとさえられてしまった気がします。
それって、細かい所を何気に見ているか見ていないか・・
気になる人だから目に留まり、気にならない人物だから気に留まらない・・
そういうことなのでしょうか・・♪
雄二という男の過去と向き合い、それでも今までと変わらぬ愛情を注いで待つことが出来るのか・・
そんな語らいを二人の女はしていて・・。
早く彼に返ってきて欲しいと願うのは彼女達だけではなく、美浜の女子全員と、彼の元直属のJBにもいえること。
本当、雄二にとっては帰えるべき場所であり、彼女達にとっては自分たちが彼にとってそれだけの存在になりえる存在なのか思い悩んだり・・
無事に帰ることを信じてただ待つことにしびれを切らし始めたり・・
彼を思う思いは一緒でも言動が少女達によっては様々・・
人は人に優しくされれば、自分もその優しさを他人にわけたいと思う、そうして差し出した優しさが、今度は他の人が他の人に・
そうして、人の優しさは広がり、大きな鼻を咲かせる・・・
人は臆病で、それでも人との深いつながりを求めているのが風見雄二という男・・。
そんな彼はようやくたどりつく・・。
頭、腕、腹と、全身血で真っ赤に染まったボロボロの姿で・・
決着をつけるべき相手の元へと・・
そして、その戦いは、結局は肉を切らせて骨を断つ・・という形になり・・
けれど、話はそこでは終わらない。
雄二は、目にしてしまう。そして、知ってしまう、真実を・・。
そして、その決断を迫られる選択肢~が、主人公と、プレイヤーに与えられるのですが・・
ここは、とりあえずNO~の選択肢で・・
雄二の最後の決断は・・・
帰るべき場所が何処かにある、けれど、そこはどこかはわからない・・
ただ、彼の脳裏には形見である麻衣子の刀と、その彼女の笑顔・・
そんな彼が気づき、見つけた変えるべき場所は・・
その一方で、彼の帰りを待つ中、美浜学園生徒達の新しい楽園・・
それが、この作品の題名、グリザイアの果実・・の由来なのだな・・
なんて改めて思わされたりもして・・
そうして、なかなか帰らない雄二を待ちながら、緩やかな時間の流れ・・
刻一刻と世界は小さくも変化していく・・
そんな環境の中、楽園での新しい生活を少しづつ便利に、豊かに、ゆったりとした時間を過ごしながら、少女達は逞しくも、頼もしく生きていきます。
自分たちで野菜を栽培し、動物を育て卵を産ませ、海では魚をとり、飛行機の免許をとっては補えない物資をとりにいく・・
こんがりと日焼けした少女達・・
とは対極的に、勉強づけで肌の白いみちると・・
頭の悪い彼女に向ける彼女の言葉、最近の体罰教師、虐待をする親や保育士全てにいえることですが、先生は生徒のテストに点数つけるだけが仕事じゃない、生徒がどこで躓いたかを理解し、そこで初めて指導プランを組み立てるというもの。そこまで出来て初めて教育となる・・。
そうして、いつも通り、賑やかで楽しくて・・
そして、そんな中には・・
二度と銃は握らない、かといって過去を消すつもりもない・・
新しい生き方、見つけ方と共に過去とも上手くつきあっていく・・
そんな選択をしてみせた男の姿が・・。
そう、まさに、大団円~
という奴ですね。誰のものにもならず、彼女達のいる場所を自分の生きる場所にして・・・
楽園なんてどこを探したってない・
ないのならば、自分で作ればいい・
そうして、手に入れたのが、今の雄二の場所・・
人生なんて、最後を迎えてみなければ、良いか悪いか、正しいか間違っているかなんてわからない・
でも、それでいいい・・。
彼の、綺麗に最後を迎えられる場所・・・
それが、みつけられたのだから・・
ということで~
楽園EDを迎えられたので~
残りのED集めにいきます!
まずは、最初の選択肢・・・
託されたものを使うか使わないか・・
今度は使わない・・を選択してみると・・
そう、最初の目的を優先させるあまりに、目の前の敵に勝つという大事な目標を見誤ってしまった結果・・・
知らされる、もう一人の雄二の壮絶な過去、生い立ち・・
そして、卒業試験の最、彼と対戦し卒業していった少女の真実の末路・・
そして、再び選ばされる選択・・・
そう、なるかならないか・・
こんどはなる、を選ぶことで彼は大切な物を守れたのかもしれない・・
そう、その大切な物を捨てることによって・・・
そんな彼の様子を見ながら傍にいる、一人の少女・・
天音達と会話していた時と、まったく同じセリフなのに、全てが変わってしまった現状では、まったく違う意味になっていく・・
楽園って、なんなのでしょう・・
自分だけに都合のいい楽園と、皆と幸せに生きられる楽園と・・
貴方はどっちを選びますか?
な~んて、質問してみたくもなりますが~
そして、ショートストーリーを見つつ、これにて、グリザイア果実シリーズ、フルパッケージ完全プレイ終了!
ということで、後は、総合感想のUPをしつつ~
ですね。
ではでは、今回の感想はこのあたりで・・(笑)
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