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グリザイアの果実 幸 プレイ感想1 [ゲーム]

グリザイアの果実 幸 プレイ感想!
感情が一切見えず、扱い辛い少女だけれど、扱い方さえ間違えなければとても便利な存在になってしまう・・。
好きか嫌いかでいうと、一番、どちらでもない・・
と、いえるような少女、それが幸。
みちるのように、馬鹿な子程可愛い~
という感情すらわいてこない不思議な子・・
生真面目すぎて、まったく融通のきかないやっかいな子この上なく・・
おまけに、感情の起伏が低いためか、とても感情移入しにくいタイプです。
そう、恋愛面においても・・
天音の方は冒頭から、かなりイケイケだけれど、この子の心理の明確な変化はわかりにくい。
恋と好意は違う・・。
なんとなく傍にいたい・・
彼女の雄二の感情は、そんな微妙なもので・・
そんな彼女が好意を抱くきっかけは、誉めれば誉める程に、高くなっていくタイプのようで♪
そういう意味では、ある意味わかりやすく、距離感縮めるには、意外と一番てっとり早い?
けど、何考えているのかは、相も変わらずわかりにくいし、言語能力に激しいズレがあるのが問題。
なんとなく、自分で考えて答えを出しているのではなく、いわれるからそうしている~な、雰囲気が微妙に好みではないのかもしれません。
けれど、こうして個々ルートに入っていくと、幸の不器用すぎるまっすぐさも、可愛いかな・・
なんて、思えてもくるわけで・・(笑)
罰ゲームの戦利品に求めるものが、あまりにも可愛らしいですしね♪
そんな幸に、なんとなく心癒されてるっぽい雄二の雰囲気も嫌いじゃないです♪
そして、そこから発覚する幸の異常さ・・
人間生きていれば、一回や二回は頼み事断ることもあるけれど、それがないというのは、本来異常な状態なのだけれど・・
それを、長所ととるべきか、おかしいととるべきか・・
人間、何でもできるわけじゃないし、なんでもかんでもやらなきゃいけないわけじゃない・
幸のお話は、その辺りがキーパーソンな物語になっていくのですが・・。
そう、幸の言動、思考回廊は、特殊な環境で育ったがゆえの価値観の雄二でさえたじろぐ程のもので・・。
何故、この流れでそういう行いにいたるのか、本当~~に、はたから見ると、一番わけがわからない子なんですよね。
頼まれごとだけではなく、何気ない会話までを本気にして、それを遂行する・・。
本当に、冗談や融通というものがいっさいきかない彼女の言動は、必要以上に他者を振り回す困ったちゃん。
一つ一つあげると、きりがないくらい・・(汗)
真面目と生真面目は違いますしね♪
それも、自分にできる範囲と出来ない範囲、又は危険なことと危険でないことの判別が出来ずに、言われたことだけを遂行するということは、真面目というには程遠い行い。
そして、そんな行動に人らしい感情がないのも、幸の特徴。
やめろといわれれば反論することなく、従うし・・
そんな日々に何のストレスも感じていないということ・・。
そう、私だって、ストレスをストレスと認識しない程度のストレスって、多分何処かであるんですよね。
普段は意識してなくても、ああ、言われてもなければないこともないけど、これもストレスになるのかな~
みたいな・・。
だからこそ、本を読んだり、洋画や邦画を見たり、アニメ見たりして気分を発散するわけで・・。
そういう、ちょっとした遊びや趣味というものを持っていないのって、非常に危険なことなんです。
だいたい、そういう趣味がない人って、何かしら事件をおこしたり、炎上したりと、迷惑かける人達になりかねない。
勿論、趣味ある人でも問題な人もいますので、断定はできないですが、趣味でストレス発散することが出来ずに、人にイライラぶつけやすくなる人は少なくないですからね。
趣味は、人と話すこと~なんて人もいますし・・
体動かすことでも、頭使うことでも、なんでもいいと思いますが、ないよりはあった方がいい・・
とは、凄く思います。
だって、正しいストレス発散方法があれば、他人を攻撃する必要はおろか、犯罪を犯す必要もないわけですからね
それでも、他者を攻撃するとしたら、余程視野が狭くて社会にとけこめない、常識のない人間・・
そもそも、趣味の持ち方を間違っている人・・・なのかな・・
なんて、思ったりもしますが・・。
だからこそ、他人の頼みは断らない、勉強も出来て、運動神経も悪くない、料理も手本があればちゃんとできるし、裁縫などの手先も器用だし・・
大人しく、不平不満もない、温厚な性格を含めて完璧な優等生・・・
ともいえる、ある意味ご都合主義すぎる所が、返って問題点な幸・・。
というか、そこに感情がないからこそ、怖いといいますか・・。
そういう人間は、問題ない時は問題ないけれど、そうでなくなったとき、どうなってしまうかがわからない・・
それゆえに酷く不安定で危険でもある。
そんな彼女だからこそ、疑問という興味を抱く雄二の心境・・。
そして、彼女の気になる本当の理由・・。
時間が全てを物語るわけではないけれど、それでもプライベートを知る、知らないでは、その人の人となりの印象というのも大きく変わるもので・・。
同時に、他者という存在が自身を変化させていく・・。
そうして、知らない相手を理解していくうちに、細々とした長所も見えてくるというもの・・。
そして、ふとした会話に見え隠れする彼女の過去と、雄二自身の幼い頃の思い出・・
それが、些細な出来事、事件の始まりとなる。
そう、本人ですら忘れられていた過去の記憶・・
人間、何か起こると、すぐにパニックになりがちだけれど、そういう時にこそ落ち着いて、頭を柔らかくすることが何より大事で・・
世の中は偶然ではなりたたない、必然、そして何より、物事には必ず理由がある
だから、わからないときは理由を探しだせばいい
ただ、それだけのことで解決できなかった答えが見つかることだってあるのです。
そうして、その答えが出ます。
これで一つの事件は解決したのですが、それは同時に幸の抱える異常さを改めて確認できることでもあり・・・。
本当、普通はおかしいと気づけられることを、気づけないのが普通になってしまっていることの怖さを、改めて通関させられた結末でもあり・・。
ずっと、幼い頃の思い出を、何年も何年も思い続けて、それが日々の行動の理念になっているなんて・・。
心の奥底に秘めているというのならば、理解はできるけれど、やはり、そうでない幸の行動は異常としかいえないもので・・。
その行いは、過去の悲劇・・・。
そう、幸は、お世辞にも裕福とはいえないけれど、幸せで温かい、ごく普通の家庭で育った子供。
共働きの両親、一人っ子で、質素な生活に我儘も文句もいわず、そんな両親をとても愛しているとてもいい子・・。
こういうの見ると、一人っ子特融の我儘な子供って、元々の子供の資質もあるし親の育て方次第で我儘な子にもなるし、幸のように聞き分けの良い子にもなるのだろう・・
と、改めて思ってしまいます。
それから、ご近所づきあい・
生活が苦しいからこそ、皆で助け合ってなんぼの生活・・
そういうのって、決して贅沢は出来ないけれど、人の真心が感じられて見てると心がほっこりしちゃいます♪
お家のお手伝いまで無意識にし始めたりする幸の姿を見ていると、子は親の背中を見て育つ・・
親が努力している姿を見れば子供も頑張るし、そんな子供を見れば親も頑張ろうとする・・
それはとっても素敵なことだけれど・・
仕事と家庭の両立って、私たちが思っているよりも難しい。
仕事が忙しくなればなる程に・・
有名な芸能界や、政治家、大手企業を親に持つ子供って、お金は裕福でも親との親睦の時間って、なかなか難しいものでもあるだろうから・・。
質素だけれど暖かいご飯と、豪華だけれど冷たくさめきった食事・・
沢山の綺麗な洋服と、母親の詩集の入った質素だけれど温かみのある洋服・・
贅沢な暮らしの引き換えに失った、家族の時間・・
結局の所は、お金なんてものは子供にとってはそんなに大事じゃないんですよね・・。
食べるものだけ与えてれば、子供は勝手に育つなんてのは大人の身勝手なんです。
子供は何より自分を見て欲しい、両親のために一生懸命勉強を、学校の行事にといそしんでいる自分を・・
そんな子供の心に大人が気づけずにいることで、家族の溝はどんどん深まっていく・・。
一度抱いてしまった疑念という奴は、そう簡単にはぬぐえないんです。
壊れるのは一瞬だけれど、修復するのには時間がかかる。
それは、心の問題ならば猶更のことで・・。
そんな時、二人は出会った・・
こうしてみると、二人とも境遇はよくにている・・
単純に、家に自分の居場所が見つけられない子供・・
形は違えど、親が子供を見ようとしない・・
そんな家庭環境の二人・・。
だからこそ、二人通じるものがあったのかもしれなくって、そんな二人を見ているとほほえましくなる。
特に、口数は少ないけれど、ちゃんと有難う・・と言葉を返す少年。
有難うって、魔法の言葉・・ていえば大げさかもしれないけれど・・
人に感謝できない人より、出来る人の方が幸せになる・
という彼の何気ない言葉が私は好きです。
多分、それは会社務めや、家族、友達関係全てにおいていえること・・
不平不満は、そのまま自分に返ってくるし、逆に感謝の気持ちだって自分に返ってくる・・。
だったら、有難うのブーメランを飛ばす方がいいんじゃないかな~なんて、ふと思っちゃいます。
まあ、不平不満口にする暇があるなら、他にできることもあるでしょうからね。
そういうのは、やることやってから口にしなきゃ前になんて進めないかな~と・・。
そういう意味では、幸は本当に頑張って、頑張ってきた子だから・・
目の前の少年の境遇を聞かされて、必死に貴方はいらない子じゃないし、駄目な子なんかじゃない・・
そんなふうにいってみせる幸・・
なんだか、この二人のやりとりが身に染みて理解できるから、凄く切ないような、暖かい気持ちになってきて・・♪
そして、家族以外に見つけた大事なもの・・。
人が人をh責めたり傷つけたりするのって、結局は自分に大事なものがないから・・。
大切なものがちゃんとあるなら、悲しみだってぬぐうことができる
ないなら、他の大事な物を探せばいい・・。
その努力をするかしないかで、人の人生って変わっていくのかもしれない・・。
人を好きになれるなれないも、その人の良い所をちゃんと見ようとするか、しないか・・。
誉めるだけじゃなく、ちゃんと悪い所には注意してくれるのも、その人を見てくれている証であって・・
そういうの、今の時代を生きる人って、どれだけの人が大事にしてくれているのかな・・
少なくとも、目の前の彼はそれを大事にしていて・・
そして、その行動が、現在の幸の言動になる・・。
そう、最初の雄二へのお願いごとも、ここにつながってくるのか・・と・・。
にしても、本当、心の溝というものは日増しにふえていくばかりで、気が付いた時には手遅れで・・・
子供の頃は感情的になるのは仕方がない・・
けれど、その結果がというか、積み重ねと、たまたま起こってしまった不運が、幸の心に埋まらない溝を作ってしまった。
それが、幸の異常な行動の理由・・。
そう、彼女は何が正しくて間違いなのかを考えようとしない、ただ一つの結果だけが全てであり、その結末のためには何がどうなっても良い・・
そんなおころしい答えを出してしまったのです。
人にとって一番必要なのは考えること・・
考える力があるからこそ、心がはぐくまれる・・・
考えずに行動するのは、機械やロボットだけで十分なのです。
そう、本当の良い子はちゃんと考えるんです。
でないと、何がよくて悪いかなんてわかりはしない・・。
そして、恩を受けることは恥ではない、恩を返さないことが恥だという雄二の言葉が好きです♪
そんな彼が出した結論が又男らしくって・・
運命なんてものは存在しないと信じていても、実際起こってしまった偶然は事実・・。
あの時、あの瞬間、確かに自分は彼女に好意を抱き、真剣に二人のことを考え始めた。
そんな相手を自分が幸せにしてやりたいし、後悔はさせない・・
自分以外に幸せにできる男が他につれてきてくれるなら、素直に身をひこう・・
それが、雄二が出した今回の出来事による、答え・・♪
こんなこと言われたら、少なくとも嫌いではない相手ならば、少なくとも女としては悪い気はしないし・・
そこまで思われて幸せな奴め・・
なんて思ってしまいます♪
そして、ここから雄二なりの幸が幸らしく生きるてめに彼ができることを~
という展開になっていくのですが・・・
本当、彼がいうように、彼が思い考える通りに幸がただの機械人間ではなく、幸個人として目覚めていく、良いきっかけになってくれたらいいな~
という所で、今日の感想はこのあたりで・・♪
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