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月影の鎖モラトリアム プレイ感想4 VITA版追加キャラ 藤堂兄 [ゲーム]

ということで、とうとうVITA版追加要素であり本命のプレイに突入です!
シナリオ選択の藤堂兄弟~共通シナリオ~ゲームをスタートとなり~
物語は、兄が仕事のため一人で灯篭を流し亡き義母を思うめぐみ・・
そこで語られる彼女の複雑な生い立ちと思いにひたっているとき、ふと聞こえてきた二人の男の声・・。
その会話は、この島の住人がきくには消してよくない内容で・・。
そして、それは彼女を危機的状況に陥らせる。
けれど切ないですね。
生きたい、自分を生かし愛してくれた人のために恩返しをしたいと思う一方で、そう思うほどに疎外感を感じてしまうせつなさ・・。
当たり前の家族が、当たり前に存在している人にはなかなか理解しにくくも、もどかしい感情。
でも、なんとなく、相手に迷惑かけて嫌われたくない・・
そういう思いがあるから、自由に、自分の思うとおりにする勇気が出ない・・
そんな彼女の気持ちは、幼いころの自分に酷く感じます。
本当の家族ってどんなだろ?
と、未だに、何気ない時に、ふと感じてしてしまう時もあります。
大人になってみて、ああ、やっぱ普通の家庭とは違ったんだな・・・と、感じてしまう時も、実際ありますからね(笑)
必要とさっる時は、役に立つとき・・
役にたたなければ、家族ではなくなってしまう・・
そんな危機感にとらわれた子供は悲しいものです。
そして、誰にも必要とされていないのなら、自分が死ぬことで誰かの記憶に自身の存在を残すことができる。
そんな囚われた思いに行きつきかねない。
そう、無差別殺人を起こす人間の心理の一つでもありますが・・・。
そんな迷惑きわまりない行いは本当にやめて欲しい。
そんな行いをする人は、自分さえよければいい身勝手で最低な人間。
今まで自分がどうやって生きて、生かされてきたのかまったく理解できていない愚か者以外何者でもない。
そして、そう、ちゃんと理解できている人は心で思っていても、踏みとどまれるんです。
自分にだってできることがある、自分の愚かな行動は大事な人を傷つけるだけだと・・
犯罪者と、そうならない人の紙一重の違いは、きっとそこ。
そして、めぐみちゃんにいいたい。血が繋がっているからといって必ずしも無償の愛が得られるわけではないのだと。
血が繋がってなくても無償の愛ってのは、存在すると思うんです。
貰えないと思っているのは、彼女の心がそうさせているだけなんであり・・。
そんな彼女とは対照的に目の前の男二人の行き方の自己満足なこと・・。
自分の意見を押し殺してしまう、めぐみには彼らのような生き方を少しばかり参考にしてもいいのでは・・
とさえ感じるくらいで・・。
そんな彼らは、この閉ざされた島に一つの風をふかせます。
けれど、めぐみにとっては、彼らという存在は消して心地よいものではない。
他人との一線をどうしても越えられない、越えるのが怖い・そういう思いに囚われ、他のキャラとも、徹底した距離感を保とうとする彼女の傷口へと塩を塗りこまれていく・・・。
そんな感じで物語はあくまでシリアス~に進むと思いきや・・
やはり、裏の顔というか問題ある人物も、素は憎めない、可愛い所もあるといいいますか・・
こういうギャップがあると、人間臭い雰囲気があって妙な親近感がわいてきます(笑)
て、所で共通ルートが終わり、藤堂兄弟のどちらか~選択した所で、ここから入るOPに、少しびっくりしてみたりもして・・(笑)
とりあえず兄の雅を選択~~
理由は・・
神奈延年弟君の方が本命だから、美味しいものは後に食べたい~という心理から(笑)
キャラ的には、好きか嫌いかいえば、凄い後者のタイプなのですが・・(苦笑)
俺様で、自分目線なものの言い方で、しかも相手選んでふんぞりかえる~なタイプはリアルでも二次元でも大の苦手~~ですからね(笑)
しかも、人を物のように扱うタイプはとくに!!
けれど、言うことはいちいち的を得ているから、余計に好きになれない・・(笑)
そのくせ、根っからの悪い人じゃない・・てのがまた頂けない(笑)
嫌な奴なら嫌な奴で通してくれた方が、返ってすっきりしますし(笑)
けれど、そんな相手に、どこまでも冷静に、謙虚にうけとめられる、彼女の対応がすばらしい!としかいいようがないです!けれど、そう思ったのもつかの間、彼女の欠点、自身の考えではなく他人の意見を優先させがちな部分。
私個人、お客様第一の彼女の考えは凄く立派。
困っている人からは無理にお金を支払わせない・・・というのも、なかなかできないことではあるけれど、それも時と場合による。
私は実際貸したお金を返されずに、トンズラされた経験があるので、それ以降はツケというものを一切しない。
それは友人相手も同じことで・・。
というか、お金の貸し借りを求めてくる友人~てのは、あんまり作りたくないし、作りませんが・・。
まあ、それは私の考えであり、めぐみちゃんにはめぐみちゃんなりの考えがあり・・。
どんなに駄目な人間でも、他人ではなく自分で考え悩みだした結論ならば胸をはっていってもよいかと思います。
他人の言葉に従い一番楽する人よりは、ずっと立派です
ひきこもりの人や、麻薬や大麻に手を出す人、危険なあおり運転、暴行、虐待、パワハラする人、インスタで下らない画像をUPする人、他人の迷惑を顧みない人だってそう。
結局は、その人たちは全員、その後の事を考えられていない頭の作りだから、できてしまう行いにすぎないと私は思います・・。
時はほうっておいてもすぎてゆくのです・・・
何も考えずに生きていくほどにもったいないことはなく・・・。
そう、何も得られない時間を無駄に過ごしているにすぎないのです。

けれど同時に、身を削ってつくしても、何も得られれないならば削ったままになり、やがて何もなくなる。
という言葉も又リアルそのもので・・。
善意というのは、何か得られるものを求めてすることではない。
けれど、世の中善意だけではわたれないのも又事実で・・。
何かを貫き通すためには、見極める目が大事
思いだけでも、力だけでも駄目
両方あってこそ見極められるものがある
私自身の人生はどうであったか・・
途中まで流されてはいたけれど、おぼつかないながらに自分の行きたい道を手探りで、支えてもらいながら進んできたような気がします。
だから、この気に入らない男の言葉も酷く納得できるし、受け入れることが出来る。
そんな厳しい言葉は、少なくとも彼女のことを思っての言葉。
だって、彼女のことがどうでもよいのなら、別にめぐみに厳しい言葉を向ける必要もなかったでしょうから。
そして、こちらのシナリオでも、やはりめだってきたのが他人任せで文句ばかりいう連中・・
そういう人間ほど浅ましくも、みっともないを通り越して子供の喧嘩になっていく。
余計なことさえ言わなければいいのに・・
苦しいのは自分だけじゃない・・そういう謙虚さが、この島の人間には一切なくて・・。
嫌なことには耳をふさいで、都合のいいことだけしか聞かない・・そういう現状を怖い・・と思えなくなったら、きっと人間おしまいな気がして・・怖いです。
そして、周りに流されるだけの流行・・
周りもしているから自分も・・という、今時の若い子の価値観・・
周りにあわせてばかりで楽しいのか?
な~んて、個人的には思わなくもないですが・・。
後、取り繕った上辺だけの関係とか・・
時にはそういう距離感は心地よいけれど、いざというときむなしくなる?
上辺だけの優しさなら、素の対応で、とことん嫌われて冷たいくらいの対応してくれる方が多分気持ちいいかな~て、思います(笑)
人間万人受けするわけじゃないんだし~
二人のやり取りを見ていると・・(笑)
そして、この二人の会話でふと気づかされたこと・・
日本という国は古いしきたりに従うことを伝統といって美徳化するが、西洋にはそういった習慣はなく、寧ろ個を大事にする国・・。
という言葉に思わず納得です。
日本の法律とかも、昔から・・それこそ侍時代が受け継がれている伝統が密かに残っているといいますからね。
虐待=しつけ、子供は親のもの・・党いったものがその例であり、だからこそ、その手の事案について、日本は対処に遅れている・・と・・。
いい加減、日本の法律というものに、西洋のあり方というものを組み入れるべきですが、それも組み入れ方を間違えば間違ったものになりかねない。
暴力としつけの垣根を極端に取り払いすぎるのも又怖いことで・・。
しつけと、暴力は違う
そして、しつけがなければ子供の教育が著しく落ちていく・・。
そういうのを考えた上で国は法律を考えていかねばならないのですが・
なんて、最近思うのです。
一つの考えに凝り固まっててもろくなことがない
人間には色んな可能性があり、答えなんてものは考え方一つで無限に広がっていく
だから、今の自分に納得がいかないのならば、変わろうとする努力をしなければいけない
何をどうすればいいのかを、考える努力をしなければいけない
それができてこそ望むものへと、ようやく手が伸びるのです
そんな話を、腹を割って話あっていくうちに、ふしぎと、高慢だった彼の態度が少しづつ変化していけるのです・・♪
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