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吸血姫夕維 上下 最終章、吸血姫美夕 朔 1 感想 [漫画]

吸血姫夕維 上下 最終章、吸血姫美夕 朔 1、 感想

久しぶりに読ませて頂いて感じたのは・・
美夕は相変わらず、凄く彼女らしいな・・と・・
そう、美夕は夕維に比べると、何処か達観しした大人びた空気をまとう少女。
それは、人でありながら人でなくなることで永遠を生きざる終えない、限られた命の私達よりもずっと多くの経験と悲しみと苦しみを抱えていきてきた彼女だからこそ・・
そう、だからこそ人の死についてクールに見えてもクールになりきれない、ふとした人間だった頃の彼女の面影や雰囲気がカ今見えるのが、とても好きです。
そして、そんな思いは夕維も同じですが、彼女の場合は優しさが上回ってしまう・・。
元々一人っ子で大切に、おばあちゃまに育てられた彼女ならではなのかもしれません。
そして、今回の最新刊は・・・
同人誌をコミックにした~という感じのようで・・
おお、下巻は持ってないけれど、上巻はほとんど持っていた~~~(笑)
という展開に・・・(笑)
いえ、別に良いのですけれどね・・(笑)
花音は1話完結~という感じですが、今回の話しはそうではなく・・
上下巻あわせて1つのストーリーとしてまとめられた作りとなっています。
そして、そのラストは・・
まさか、こんな切ない結末になるとは・・
吸血姫美夕とはまったく違う、誰に対しても非情になることのできない夕維らしい選択・・・。
シリーズを通して、この夕維と、その彼女の保護者であり従者である彼との関係・・
美夕とラヴァとは同じ主従関係でも全然違って・・
恋人のようであり、兄弟のようでもあり・・・
ずっとシリーズを通して、この最終章によって、彼の望みを彼女はかなえてしまうのです。
彼女の吸血姫である自身を犠牲にすることによって・・
それは、彼が望んでいたことであり、けれど望んでいなかったことであり・・
彼自身は、最後はきっと二人で・・・
そう、願っていたのではないでしょうか・・
その結末が、それぞれ違う道で生きていくという形になり・・
これから彼女は、ずっと一人きりで使命をはたしていかねばなりません。
けして、心よりのハッピーEDとはいえないけれど、吸血姫としての彼女ならではのハッピーEDといえる内容かもしれません。
今まで、彼という存在は無骨で、どうも浮きにはなれなかったのですが・・
このシリーズで彼という成年を好きになれたかもしれません(笑)
純真に自身の心と彼女への思いに悩むその姿が・・
今までの、ぶっきらぼうすぎる彼とは想像もできなくて・・
ああ、これでこの作品は終わってしまったのか・・という切なさと、満足感が入り乱れています。
でも、この作品はコレでよかったのかな・・と・・♪
最後に、彼女が関わってきた多くの人の面影あ映されると共に・・
これにて吸血姫夕維 完結。
最終章、お疲れ様でした!
これからは、新シリーズの美夕を応援させて頂きます。
珍味に、ザ ワンダラーの続きも書いて欲しい~~♪
なんて思いつつ・・♪

タグ:垣野内成美
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