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後宮の鳥 12~13話(最終回) 総合感想 [アニメ]

呪いや死者の生還・・
敵うはずのなければ、許されざる願い・・
死したものは決して生き返りはしない・・
土と骨だけでできた、まがい物の・・
そこに魂はなく・・
失った人ともう一度・・
そう、願うのは許されぬことではない・・
そう、願うだけならば・・
人間生きていく中、自由というものは最低限の規律や法則があり、その中で何を望み行動してよいか考える・・
制約があるから、自由がある
けれど、その制約がなければ・・
自然の摂理を無視した望みをかなえることは¥、それはすでに罪・・
どんなに願っても、それだけは行ってはいけない行為・・
私には、死してなお、この世に戻ってきてほしいとまで願い慕った経験はない・・
だから、彼女の気持ちを理解するのは難しい・・
ただ一つだけの大事な物・・
今の私には大事な物は沢山ある・・
そう、この世に生きていてくれるから、想像すらできないのかもしれない・・・
けれど、失えば初めて悲しいと思うだろうし、その後どうやって生きていくべきか悩みふさぎ込むかもしれない・・
けれど・・
とても、無難しいこ「とですが・・
意志疎通の通らない、本能のまま血肉だけを求める姿に、どうして愛しいと思えるのだろう・・
形だけではない、魂が存在してこそ、生者といえる・・
というのも、きっときれいごとなのかもしれませんが・・
そして、そんな禁忌を望み、犯してしまったからこその悲劇ともいえるでしょうか・・
語られる事件の真相・・
愛しき人に罪を犯させてまで、愛しい人を生きさせようとするその思いは・・
悲しいことです・・。
本当に愛する者だったとしても・・・
けれど、今彼女の目の前にいる物は、すでに彼女の知る愛する人ではなく・・
愛は盲目・・
いえ、この場合は受け入れられぬ現実から目を背けた結果というべきか・・
そして、そんな現状に一番悲しいのは残された物・・
苦しんでいるのを見ていながら、目の前の人を助けることのできなかった悲しみ。
自身の目的のために周りが巻き込まれている苦痛・・。
語られる、目の前の男の存在。
多くを語られているようで、謎が完全に解き明かされるわけではない。
解かれる謎の分だけ、再び謎が深まっていく
そこに語られる物語は、あまりにも幻想的で・・
ただ理解できるのは、二人の関係・・
その関係は、一般的勘圏形成とは、まったく別のもので・・
彼はあの徐の存在が愛おしくもあり、成し遂げたい目的があり、それを成し遂げるためには彼女の命が必要・・
そして、その原因となるものは・・
そして、最終回では、ED曲と映像がOPにもってこられ~
一つの事件、とりあえずうまく収まりましたが・・
又、新たな事件・・
とでもいうべきでしょうか、これは彼女自身の身の問題・・
そう、彼女が信頼している存在・・
そして、彼女の身を案じているかのように見えてもいたけれど、どこかはかりしれない感情を抱いていたであろう人物の・・
本当の思い・・
それは決して、暖かく優しいものではなく・・
語られる彼の過去・・
そして、前鳥妃のこと・・
そして、明確となった、二人の関係性・・
すぎる愛は時に歪んでしまうもの・・
どうすることでもできないからこそ・・
この者が本当に愛していたのは・・
そして、その後の話は・・
帝の気持ち、理解できなくもない・・
彼の幼き頃のことを思うと、亡き人のために流す涙がないことへの、静かな葛藤・・
そして、最後、亡き娘の身内からの言葉で初めて流す涙・・
決してこの人は心のはい人ではない・・
感情表現が不器用で、時分の思いに少し鈍感で・・
そして・・
鳥妃の方はというと・・
意味深なシーンと言葉によって終了~
という感じにて~

この作品を評価すると、こんな感じ?

☆☆☆☆☆作画
☆☆☆☆ キャラ構成
☆☆☆☆ キャスト
☆☆☆☆ 物語構成
☆☆☆☆☆シリアス、複線
☆☆☆  恋愛過程
☆☆☆  謎解
☆☆☆☆ 完成度
☆☆☆  満足度

物語構成に違和感はなく、綺麗にまとめられているし、作画もバランスよく美しい・・・
キャストさんの演技もナチュラルかつ自然体で悪くない・・
物語も、表面上だけの軽いテイストの物ではなく・・
ちりばめられた謎、複線・・
それが地味に多くて、複雑に絡み合って・・
正直難しい作風でもあり・・
それゆえに、感情を持って視聴し楽しむのではなく、客観的に見て楽しむ作品なのかな・・
と・・
物語を重視してみるには、非常に面白い・・
けれど、キャラに共感性を持って楽しむというのが目的の人には難しいのかな・・
そんな雰囲気の作品・・
といいますか、ざっくりと謎は明かされたものの、全てが白日の下にされたのではなく・・
さらなる続きは、本編にて・・
という感じでしょうか~
といいますか、この作品は、一度、二度と繰り返し見てみた方が面白いのかも・・
ということで、普通に良作といってよい感じです。
もの凄くはまったかどうかというと謎ですが・・
オタ友さんがキャラ萌えではまった~といっていましたが、個人的にはキャラ萌えするような作品かな~
なんて思いつつ・・
個人的には、帝と、鳥妃の関係性が恋愛には少し遠まきかな~
というのが、どっぷりはまるには、もう少し足りなかったのかもしれません。
けれど、互いの関係性、交流の深まり具合の変化は悪くない・・
単純に恋話にいかないのが、少々じれったといいますか・・
けれど、簡単にくっつきすぎるのも面白くないですし~
同時に、謎の全てが知りたくてしょうがなくもあり~
てか、今回、OPとEDの入れ替えの構成が、最終回っぽくてよかったです♪
そして・・
地味にアニメの続きがなるのならば、見てみたい気もするかな・・
という感じにて~
タグ:後宮の鳥
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