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後宮の鳥 10~11話 [アニメ]

美しき音色・・
似合わぬ恐ろしき男の姿・・
そんな、異質な被り物を求める男の心が知れぬといいますか・・
怖い物知らずと勇敢は大違いかな・・
なんて思わされつつ・・・
色んな事件を解決し、帝が彼女をお気に入りにしているものですから、長きにわたる言い伝え、決まり事に反感を抱くものが動きだす。
それは、帝をあだ名すものだけではなく・・
彼女の立場を知っているからこそ、言葉をそえる老人も・・・
本当に、二人が結ばれることは許されぬことなのか・・・
そう、思いつつも、このご老人の彼女を見る目は、けして彼女をあざけるようなものではなく・・
彼女に亡き姿の人を思う程度の思いはあるわけで・・
そんな老人の思いとは裏腹に、鳥妃の帝への思いは、本人の気づかぬうちに募っていく・・。
ただの友達では、少しづつなくなってきているような気がします。
友達相手ならば、手と手が触れ合うだけで、ああも照れる必要もないでしょうし・・
彼女は、彼とともにいる時間を少しづつ心地よく、又、彼と離れることに寂しさを感じるようにもなっていく・・
勿論、そんなこと素直に口になど、少しもすることなどないでしょうけれど・・
にしてもこうして、彼女の傍にいるもの達は、色んな理由、関わり合いから彼女への信頼を集め、そうして彼女の傍に仕えたり、集まるようになってくる・・。
それは、はたからみれば、とても良いことなのでしょうけれど・・
このまま、彼女のいく末はどうなっていくのか・・
表舞台にたつことを許されないはずの彼女が、表で名前を聞くようになる存在になっていくものにもなり・・
それでも、彼女の考え、行いは変わらない・・
この世に未練を残し幽鬼となった悲しきもの達を救っていく・・
結果、生きた人間の思いも救っていくことになるのですが・・
人が人のまま死を迎えること・・
人のまま楽土に向かうことができること・・
天国や地獄なんてものは信じてはいないけれど、拒むことができないのも又人の性・・
でしょうか・・
誰ももがき苦しみたくなどない・・
それは、生きている間も、命を全うした後も・・
彼女は、人よりも死人に寄り添える、寄り添うとする少女・・・
決して、彼女自身それを好いているわけではないけれど・・
その姿勢は、結果的に人の心に寄り添うことにもなり・・
けれど、ここから作り上げられていた人間関係が微妙に変化する・・
そう、彼女の存在を受け入れられていたのは、帝の足かせとなるものが静寂をつらぬいていたから・・
けれど、その者が静かな動きを見せた今・・
そして・・
今までとは違った事件・・
今ではこの世に縛られた幽鬼達に起こっていた事件ですが・・
それは、決して死者を出すようなものではなかったけれど・・
今回はそうではない・・
そして、その事件をきっかけに密に芽吹き始めた絆にほころびが出てくるようになる。
務めと思い・・
どちらを優先すべきか・・
変わらず、相変わらずなのは鳥妃と帝・・
同時に、二人の間の距離感だけが、近づいていくような・・
けれど、その距離が近づけば近づくほどに、それは悲恋へとつながっていくのか・・
情けと愛情は違う・・
きっと、この言葉は、表面だけでなく内面をしっかり見なければわからない線引き・・
そうして、物語は込み入った雰囲気へとなっていく・・
そしてそれは、彼女の心の祖にある闇が掘り起こされ・・
その痛みに一人耐えていくことになる・・
どんなに心許した相手であっても、何もかもをさらけ出せるものでもない・・
特に、彼女のように、ずっと一人で生きることを強要され、そうしてきた彼女ならば尚更・・
心許せる相手が頼れる相手とは限らないですからね・・。
そう、人によって、役割というものは色々あるわけで・・
色んな人との交流を深め、色んな人との付き合い方を覚え・・・
色んなことを学び、感じ・・・
幸せに包まれる・・
同時にそれは、人の支えがあってこそ生きられる人間になる・・・
喜びと同時に、弱さを身に着けることにもなる。
人は一人では生きていけないと・・
孤独であれば、失うものは何もない、だから、何も怖がる必要はないけれど・・
人との関わり合いを持ってしまえば、そういうわけにもいかなくなっていく・・・。
一人で頑張れるときは頑張って、無理な時は手を差し出してくれるものの手を取ればいい・・。
それが、人の生き方・・・
人の生・・
そうして、彼女が足を踏み込んだ場所・・
目の前につきつけられたものは・・
という所にて、待て次回~~!
タグ:後宮の鳥
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