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花咲ける青少年 1~9話 [アニメ]

少女漫画でありながら、恋愛だけでなく、友情、家族愛、政治等色々を、奥深く物語ってくれる・・
オタを卒業したからこそ視野が広がり楽しく思えるようになった作品・・。
10年以上昔の作品ですが、その10年で色々なものが変わったことを実感させてくれます♪
因みに、放送はNHKで、当時は(私好みの)アニメ作品が豊富でしたね~。
訳ありで一筋縄ではいかない美しき男達と、銀色の瞳にまっすぐな心をもった主人公、花鹿の物語。
恋愛物語であり、社会派物語ともとれる、少女漫画のトキメキと、大人視点、話重視でも楽しめる物語構成が丁度良いバランスの作品
2歳から12年間離島で幽閉同然に育った花鹿(かじか)は、社会の常識にとらわれないひじょうにおおらかで、心が豊な少女
豊過ぎるゆえに、少しばかり一般常識に欠けている所もありますが、そこが面白く、又魅力であり、物語を動かしていくのにとても大事な要素
そんな彼女は、14歳になったある日、父ハリーから「夫捜しゲーム」を持ちかけられるたことで物語が動きだす
それは、これから花鹿が出会うであろうハリーの選んだ3人の男の中から、花鹿のことを生涯守ってくれる伴侶を選べというものだった
それは、彼女と兄妹のように育ちながらも、一人の少女として思いを寄せていた(ファン・リーレン)としては複雑な思いを抱きながらも、彼女がお夫として誰を選ぶのか、その相手が夫として相応しいかを見届ける役目を背負うことになり・・
その一人目の出会いが、彼女の最愛とも呼べる、幼き頃に亡くした美しい銀色の豹・・
信仰心の強い離れ小島、その中でも生まれ変わりを強く信じていた教育係の影響を強く受けた花鹿は・・
考えるよりも、先に行動
悩むよりも直感
そして、疑うよりも信じる
本当にまっすぐすぎる彼女の感性は、周りの人間を振り回しては度肝を抜いていいきます(笑)
けれど、その行動力と、飾り気のない澄んだ声は頑なに閉ざした青年の心の扉をたたくきっかけにもなる。
彼女にとっては、異性とか同性とか関係ない。
好きか嫌いか・・
冷たい眼差しよりも、綺麗な瞳・・
命は尊いもので軽んじるべきではないもの・・
死んでほしくない、生きて欲しい・・
貴方が欲しい・・
そう・・
少年のような真っすぐ透き通る声で・・
それでいて少女らしくか優しく包み込むような声で彼女は語りかける・・。
そんな彼女の思い・・
リーレンは自分以外の男を、ためらうこともなく好きだといってみせる彼女に対して、どんな心境なのでしょう・・。
普段はクールで、めったに怒らない・・
けれど、彼女のこととなると見境なくて・・・
彼女にふさわしくない、地に汚れた、危険な男だとわかれば、是が日にでも婿候補から必死で阻止したり・・
連れ去られたとなったならば、全精力、権力をフルに使っては彼女の居場所つきとめたり・・・
彼女の身を危ない輩からクールに助け出してみせる、普段の彼とは想像も出来ない変化っぷりが非常に好感の持てる男であり・・
声が森川さん~~
という所が又たまりません!
そして何より、そんな男を傍においておきながらも、年頃の娘である花鹿にとっては、彼も家族の一人にすぎない。
というか、どんなイケメンを見ても異性としてみない彼女だからこそ、この物語は花が咲く。
勿論、最終的には今後出てくる男達から夫を選ばなければならないのですが・・
その辺りの変化が今後どうなっていくか・・
なんせ、罪を背負った男達の罪を許し、全てを見通しては導きの応えを授ける・・・
神様なんて程神々しい存在ではなく、寧ろ真っ白な心の天使・・
だから、人の心には鈍感なのかも・・・
リーレンの心にも・・
ですが・・
異性に向けての好き、友達に向けtての好き、家族やペットに向けての好き・・
これらの違いが彼女にはわからない・・
というか、女が男を愛するということがどういうことなのかがまったくわからない・・・
だから、彼女の言動にリーレンは振り回されつつも、そんな彼女を守るためならばどんなに残酷にも、優しくもなれる。
彼女に害をなすものは彼にとって何よりも排除すべきものであり、敵であり・・
心配しすぎて怒ることもあれば、怒こるのを通り越して抱き寄せ&せずにはいられない・・
彼がそんな感情を見せる相手は、きっと彼女だけであり・・・
そんな彼の男心に鈍くはあるものの、何も感じ取れていない花鹿でもない。
時折みせられる彼の怖さも、彼女を思ってのこと・・
それをさせているのが自分だということ・・・
そういう所では、この二人は互いを理解しあっていて・・
ただ、少しだけ花鹿の方が彼の過去については、知らない所もあるでしょうけれど・・
そんな、ふとした時に浮かび上がる微かな劣等感も、彼という男が異性とは関係なく、彼女に特別な存在であることは確かといいますか・・。
そういう関係でいられるのも、彼女が彼女故・・
なのでしょう・・
貴族は貴族らしくというけれど、彼女にとっては、それは縛りでしかなく・・
同じような立場で、同じ価値観を抱くものからすれば、その自由奔放さが又羨ましくも感じさせられる・・・。
多くの人が傍にいて愛された少女と・・
多くの人にかしずかれつつも温もりを知らなかった少年・・
学友は友達であり心通わせるものということを知っている少女と知らなかった少女・・
簡単に壁を乗り越えてしまえる彼女のまっすぐ差は、本当に羨ましくもあります。
自由奔放で無鉄砲だけれど、決して考えなしなわけじゃない・・。
ただ、純粋でまっすぐすぎる所が危うい存在でもありますが・・。
不思議と惹かれずにはいられない存在・・。
どんなに立場があっても、将来を持つ身であっても彼女自身が求めるのは普通の人付き合い、少女の生活。
それが許されない環境が堅苦しくて、それが微かなコンプレックスでもありますが・・
多分、本当の友と呼べるべき相手ならば、そんな肩書なんてきっと関係なくて・・
世の中、お金や身分につられるような人ばかりではないといいますか・・
花鹿が気にっている、友と呼べるべき女の子が、そんなことで簡単に彼女を見る目を変えたりしないだろうな・・
なんて思いつつ・・
日本に戻ってきてからの9話の話は、なんとも和やかでいかにも少女漫画~
という味が出てきて非情に萌え度が高くて楽しかったです♪
一般家庭のテーブルに、日本人離れしたイメケン勢ぞろい~
て、リアルで見たらどんな感じなんでしょう・・(笑)
そして、花鹿という少女を巡って、普段クールな振る舞いの大の大人が火花散らしている姿とか・・・(笑)
王族の跡目争う等の緊迫した、政治がらみの話の後に入れるには非常にバランスの取れた回のお話だったのが非常によかったです♪
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