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赤い砂堕ちる月 汪明 プレイ感想 [ゲーム]

凄くリアルだ・・
と、話しを進めていく度に思わされます。
最終試験に合格し、市から教えて貰うことはなく、今後の生き方は己たちで選択していきなさいと・・
与えられた力を正しく使えるかどうかは本人次第・・。
それを導くのは師ではなく、己自身。
己の力をどんな人間のために使い、どうつくすのか・・
師は遠回しにいっているのでしょう・・。
その選択も己の能力次第だと。
それゆえに非常に難しいこと。
与えられ、教えられたままに行動出来ること程、人間楽な道のりはないのですから・・
その事実に驚愕し、茫然とする友をよそに・・
主人公は強いですね。
自分を変えるため、自分を変えてくれるような人につくしたい・・
と、それも又人としての生き方の一つ・・。
この子は、とても控えめだけれど、意思の強い少女でもある。
お役人が民のくらしを蔑ろにして、ふんぞりかえっている姿も、今の日本の在り方と酷似していて・・
自分達の懐事情は気になるのに、市民の苦しいくらしぶりを身てなんとも思わないのかといっている農民の言葉に、いてもたってもいられず、行動出来てしまえるこの子、春霧は立派だな・・
と、心底思います。
当たり前のことを当たり前にすることって、以外と勇気のいることだったりもしますしね・・♪
にしても、この作品は真面目に物語が進むように見えて、以外にコミカルで楽しくすすめられていくのは・・
彼女が誤って召喚してしまった、どうにも可愛くつぶらな瞳の狛犬にしかみえない妖という存在のせいか・・(笑)
それゆえ、妙な形で主人公春霧と、攻略対象の汪明との再会による繋がり・・
それは、恋愛なんて、余ったるいものではなく・・
けれど、彼は彼女の巫術士としての能力を求め、欲している。
同時に、春霧自身も、使えるのならば彼のような人に・・・
と・・
恋とは違った二人の繋がりのきっかけ・・・
そして、物語りは主人公春霧視点ではなく、その友の視点で進んでいき・・・
事件が起こります。
理由も、何もかもがわからない中、どうあがいてでも友の命を助けたい・・
諦めたくない・・
そんな思いのまま、彼女は道なき道を進んでいき・・
そんなおり、無関係だと思っていた何気ない出来事が悲恋の真実へと明るみになるが、それでも事件は終わらない。
犯人までたどり着けても、証拠がつかめない。
太刀打ちできる相手ではない。
そう、嘆いていたけれど、予想外な展開になり・・・
全てが明らかになったというわけではないけれど、時間が解決してくれることもあるかもしれない。
今回の事件で得られたのは、友の命と、そして確かなる女同士の絆・・
信頼、返るべき場所・・
胸一杯に広がる感謝の気持ち・・
そして、同時に浮かんだ疑問・・
自分が信じ、信じようとして生きてきた今までの自分・・
現実から目を背け続けてきた結果・・
そして、隣にいる友・・
傍にいながら、ずっと心のどこかで閉ざしていた想い。
そこに何時しか、救いを求める思いが生まれてきて・・
人間、時には躓いて悩んでみるのは大事なこと・・・
上手くいくことよりも、いかないことの方が多くて、自身の力のなさに憤りを感じたり・・
おかれた状況に甘んじることのない生き方は、とても苦しいことだけれど・・
それでも、己のすることを信じ、仲間を信じ光導いていくような・・
そんな汪明のような聡明な男にはなれないけれど・・
そんな人の元で働かされる部下は凄く幸せだろうな・・
話しをすればする程に、とても聡明でいい男だ・・♪
彼女のいう誠実は、聡明という言葉の表現の方が非常にあっているといいますか・・♪
そして、彼女が彼を誠実というのならば、彼女も又然り・・
自身を危険にさらしてでも友を救おうとする彼女の姿に心を打たれない人などおらず・・
まだ彼の全てを語りきかされる所まで二人の仲が深まったわけではないけれど、きっとそれも時間の問題なのだろう・・
心同じにしているのならば、更に一歩、歩み寄れる機会はいくらでもあるでしょう・・。
そして、語られる彼の幼き頃の、残酷なまでに非情な出来事・・
救えなかった命・・
それを悔い改めるためるように、彼はいついかなる時も民のためを何より考えて行をしようとしている。
けれど、思いだけではどうにもならないのが、今も昔も変わらぬのが苦しい現状・・。
市民のことを考えて行動しているといいはするものの、本当に辛い思いをしている人間の気持ちに寄り添わなければ、民を本当の意味で救うことなど出来ない
それを阻止するだけの力が、今の菅総理にはないのだ。
そう、今の、口先だけの菅総理に変わり、汪明のような男が総理大臣であってくれたのならば・・
なんて、ふと妄想めいたものを膨らませてしまうのですが・・(苦笑)
権力だけで、物をいわせようとするお偉いさんを見ていると、どうしても菅総理や、国会の与党達と重なりつつも、理想的な立ち居振る舞いの出来る身分のあるキャラクターと比較してしまう~(苦笑)
しかもしかも、春霧のピンチに、さっそうと現れては助けてくれる姿は、まさに王子そのもの・・・♪
別に王子様が好き~なんてガラではありませんが、女性を権力と力でものをいわせよう~とする異性は、この世で一番嫌いな部類ですので、そういう輩から守ってくれる異性は逆に頼もしくも心惹かれるものがあるといいますか・・♪
ただ、この汪明という男は、上に立つには、相手の気持ちを優先するあまり、少しじれったいくらいに優しすぎるといいますか・・
それでも、やるべきときにはやる。
自分の言葉と言動に責任のとれる人間は男女関係なく魅力的ですし、そういう人間にこそ、無条件でついていきたい・・・
と、思えるといもの・・。
罪を憎んで人を憎まず・・
囚われるべき所を間違っていれば、大事な真意を見落としてしまう・・
そう、今の総理大臣のように・・・(苦笑)
彼らは、そんな過ちを犯す者達ではない。
何が間違いで、誰を選ぶのが最良か、正しき目を持っている。
一方的な思いではなく、互いに通じ合える思いを分かち合う・・。
それが何よりの力となり、信頼となる。
そして、それを真に分かち合った瞬間、何気ないやりとり・・
今までは気にも留めていない小さな出来事に・・
春霧と、明王のなかで微かな変化が起こる。
主と呪術師という立場以上の何かが・・
けれどそれは、切なくも叶えることの出来ぬ願い。
彼らの関係を祝福してくれるものも少なくはない。
けれど、そんな二人を阻もうとする存在があまりにも強大・・。
それを乗り越えるために必要な物は・・
もう、二度と会えないかもしれない、失うかもしれない、永遠の別れ・・
そんな瞬間に気づかされた思い・・。
それは、汪明の彼女を思う強い心と覚悟・・
そして、かげながらに支えてくれた心の友・・
それは、彼女が長時間をかけ、又短いながらに親身によりそい、嘘偽りない暖かな心で接してこれた彼女人柄ゆえ・・
ようやく、これでひと段落したと思いきや・・
敵もさることながら・・
しつこい男は嫌われるぞ~
と、いいたいくらいに、自分の立場をどこまでも有利にするために、敵はどこまでも姑息な手段を使ってきて・・
思いだけでも、力だけでも物事はなせない。
ならば、彼らの手元に存在するものは何か・・
それは愛する者を思う心・・
友を、仲間を家族を裏切らねばならぬ主に尽くす義理も義務もないのです。
何が本当に大事で、正しいことなのか、・・
人には色んな過去があるけれど、その過去があるから何をしてもいいというわけではないのです。
悪しき心の持ち主は、遠かれ早かれ裁きが下される。
それは神から下されるものではなく、人は人の手によって裁かれる・・
そうして得られた、真のハッピーED・・
これで全ての人に認められた・・
命をはって汪明を守り切った春霧の存在以上にふさわしい女人など他にはいないと・・。
そうして、二人はここでようやく、身も心も一つになる。
その後の子話も、短いながら単純に甘いだけではなく、時系列がちゃんと描かれていて非情に良かったかと・・♪
さてさて、次は誰を攻略しようかな~と・・
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