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恋色 DEVIL 全5巻 [漫画]

恋色 DEVIL 全5巻
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三浦ひらく作品、初の連載物作品、愛×獣より前の連載もの!
商店街にある神社で祖父と二人暮らしの少女鈴
そんな、彼女の目の前に、一人の悪魔、シャールが現れて・・・
喧嘩しながらも、いつしか互いにひかれあい・・・
そんな彼女の周りに、いつもいてくれる仲間達・・
幼馴染で初恋の人、章
シャールの従者、アル
そして友達の桜におじいちゃん
悪魔に恋した女のこと、人間の虜になった悪魔のお話・・
等いった内容で・・
たまたま100円で売っていたので、何気に購入して凄くみると・・・
記憶に残っていた印象よりも全然悪くない(笑)!
多分、面白くないな・・
と感じたのは連載になる前のもの・・
多分印象悪かったのは、前作品の蜜色DEVIL!
こちらは、本当にイチャラブだけの話でしたが、こちらでは何気に家族愛とか、人と魔族が共に平和に暮らしていくためのお話とか・・
キャラも、物語構成も、ぐんとよくなっている感じです♪
勿論、恋愛における大事な部分も、よいしょよいしょで語ってくれる。
素直になるのは恥ずかしくて難しいけれど、素直になってみなければわからない・・
互いに同じ思いならば、自分が勇気出して素直になれば、それは相手と同じ思いにもなる・
そんなささやかで当たり前の語りかけに・・・
ヒロインってば、スタイルも顔もいいので、妬んでくる一部の女子による集団虐め?
悪口いう女の子の話を、うのみに信じるクラスメイトによる現状で・・・
そんな中でも、噂話に流されず信じてくれる友達と呼べる存在が出来たおかげで・・
とたんに掌返すように誤り出すクラスメイト達・・(苦笑)
本来ならば、何を今さら・・
という所ですが、母親を早くに亡くし、父親も遠く離れた場所でプレゼントを送り付けてくるだけの関係・・・
そんな彼女にとっては、そんな彼女達の虐めよりも受け入れてくれる気持ちの方が、数倍嬉しくて泣いてしまえる出来事なのも又理解できて・・
やはり、拒まれるのは気持ちの良いものでもないし、心苦しくないといえば嘘になりますからね。
そう、純で優しいんですよね。
虐めあっても相手を恨んだりしない・・
嫌な気持ちを一人で抱えて、頑張って・・
けれど、そんな彼女にも、孤独な気持ちを癒してくれる、唯一の存在だった青年がいて・・
幼馴染で片思いを抱いていた章・・
シャールがいなくて、女の子の嫌がらせに男達に襲われるそうになった鈴のピンチにちゃんと助けてくれて・・
けれど、今の鈴には、彼だけじゃない、シャールという恋人がいる・・
父親のいない寂しさを、今では彼が心の隙間を埋めてくれる存在で・・
けれど、シャールという存在が現れたゆえに、今までの抑えていた感情が抑えられなくなってくる章・・・
そんな、今彼と、元初恋の相手との間に揺れ動いてるど真ん中で、父親が絡んでくるので話は更にややこしくなっていく・・。
父親は、どこの馬の骨ともわからないあ男とは縁を切ろと騒ぎ続けます。
父親とすれば当たり前の言動でしょうけれど、だったら何故傍にいてあげなかった?
父親に子供を押し付けて仕事をして、子供をほったらかしにしている大人がいうには無責任かな・・
なんて思えてならなくて・・
本当、人って悲しみを経験したからこそ、それを補うために、自分以外の人間にはそんな思いをさせたくない・・・
そういう思いを抱くが故にすれ違いで傷つけてしまうこともある・・。
幸せになりたかった・・
幸せにしたかっただけなのに・・
その気持ちは同じはずなのに・・
親の子供への対応って、本当難しい。
子供は何も知らないようで、とても敏感だから・・
子供は無垢なようで残酷だから・・
小さな積み重ねが大きなすれ違いになる・・
愛されているのに、知らずに孤独だと思い込んでいて・・・
愛されることに不器用で、又一人になるんじゃないかと不安になって・・
いて欲しいじゃなくて、傍にいたい。
そんな純真な思い・・
けれど、シャールは悪魔で、鈴とは違う世界の住人であり、その国の王・・
立場や現状から、そうそう上手くはいかないことも多い・・
国王は国を滑るもの・・
何時までも鈴の傍にいるわけにはいかない・・
けれど、彼女との約束を守るために自身の身を削っていく・・
そんな彼を見て、自分には何も出来ないのかと悩み自身を責める鈴・・。
人は残酷な生き物・・
同じ種族でありながら、平気で傷つけあえる醜い生き物でもあり・・。
そんな生き物を守りたいと思う魔族・・
それがシャールの父親・・・
そして、その橋渡しとして生まれたのがシャールという存在で・・
それを引く都合と頑張るシャールも、そんな彼女に何をしてやれるのかと悩み苦しみ・・・
互いが互いを思いあう切なくも甘い物語になりつつも・・・
そんな彼らを見守る存在・・
最初は恋のライバルだったり、なんだったりしていたはずの存在達もいつの間にか・・
という流れになってきたからこそ・・・
二人の絆を再び確かめあう問題へと発展していきます。
国か、一人の人間の存在か・・
互いのことを思うがゆえに、真逆の行動をとる。
愛する女の傍にい続けるという約束を守り続けようとする男・・・。
そんな彼の身を心配し彼から離れようとする少女・・
けれど、深く互いを思いあう気持ちは魔力で断ち切らせるには限界があり・・。
結局、たどり着いた答えは・・
力では人の心を動かせない、人の心を動かすのは心だけ・
一人の人間を守ることすらできないで国を守ることなど出来ないだろう・・
守りたいものを守るためには、その対象物だけでなく、その周りのもの全てを守かなければ守れない・・
失った時初めて知り、認識できるものがある・
自分たちの身に危機が迫って、初めて気づき、変かしていくことが出来る・・。
その小さな波紋は、どんどん全てが良い方向に変わっていき・・・♪
その後の、魔族と人間の関係や・・
シャールと鈴の間に新たな生命が生まれ・・
新たな命により語られる物語にて・・
完結!
という感じで、記憶していた以上に、凄く良いお話でした~(笑)
人間の記憶って、やはりいい加減だな~
と、密に反省させられたのでした・・(笑)
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