SSブログ

蝶の毒 華の鎖 尾崎プレイ感想 [ゲーム]

蝶の毒 華の鎖 尾崎プレイ感想になります♪
プロローグでの彼との会話が、ここにつながる。
何気ない会話、今まで百合子は気にもとめていなかったこと・・
自分も彼も、もう何も知らない子供ではいられないこと・・
そして、大人になるということ・・
女としての務め・・
男としての務め・・
自由恋愛が許され始めた時代でありながらも、それを許されない身分や立場な人々・・
不器用ゆえに素直に伝えられない思いに・・
まだまだ幼さの残る少女には、そんな彼の複雑な心境が理解できるはずもなくて・・
なんとももどかし気な二人の距離感と関係が嫌いじゃない雰囲気です♪
幼馴染という間だからこその微妙な距離感・・・
近いようで遠い・・
けれど、腹を割って話してみれば、変わったようで変わっていない所も確かにある。
人の根っこ部分なんて、変わろうと思っても、年月がたっても、そうそう簡単に変わるものでもなくって・・
百合子の何気ない好奇心に・・
少しだけ素直になって見せた秀夫の優し気な眼差しと、かいま見せられた本音・・
そう、互いに作られていた壁で気付けなかっただけで、気持ちは同じだった・・。
それが、現状の二人には、何よりの喜びでもあって・・
他キャラルートでは疎遠になっていた秀雄君も、百合子の身に起こった身の上もあって、頻繁に彼女を気にして足蹴に通ってくれるようすが健気で・・♪
そして、時には無邪気にもなる。
というか、立て続けに起こる不幸にふさぎ込んでいる百合子を元気づけようと、つれていく場所が動物園とか・・
なんとも可愛い発想じゃないですか・・・♪
ほの暗さとはかけ離れた、凄く癒される時間を見せてくれる、二人の逢瀬は、本当、穏やかで可愛い・・・♪
年頃の娘と青年・・
というより、彼女がいうように、動物を目の前にしてはしゃぐ姿は、幼き頃の二人のようで・・
それからというもの、二人は頻繁にでかけるようになるのですが・・
本当、百合子のいう通り、彼の立場を考えれば、素直に喜んでいいものか、女としては複雑・・・。
自分の将来すら自分でき決めることの許されない、籠の中の鳥・・・
野犬に殺されたりする危険も、食べ物もなくひもじい思いをすることもないだろうけれど・・
翼があるのに、自由に飛ぶことを許されることのない哀れで美しい鳥・・
時代が違えば、もっと簡単に幸せになれていたかもしれないけれど・・・
そんな二人だからこそ、そんな当たり前の時間がとても幸せで大事・・・
そんな初々しくも見える二人だけれど、ふとした瞬間に思い出す、互いの立場・・・・
いけないとわかっていても、今、この静かな時間を密に望んでしまう二人の心・・
そして、その思いは、心だけでなく・・・
今の時代ならば、結婚前の男女が~なんて言葉はきっと古臭くて・・・
どちらかといえば、結婚してから夫婦以外の異性と・・・
という批判が多い。
不倫もネタの肥やし・・・
なんて時代もあったし・・・
もっと昔をさかのぼれば、男は自由に女の家に忍び込んでは、あっち、こっち~と恋人を作って~
というのが、当たり前に存在した時代もあることですしね~
同時に・・・・
何時死ぬかもわからない・・
戦、戦争・・
そういう物と隣り合わせの時代もあった・・
まあ、今でも、刑事・・なんてお仕事もあるので、まったく無縁・・とはいえないでしょうけれどね・・
それでも、今に比べると人の命は軽く和使われていた時代だったのかな・・
そんな立場故に、とってしまった男の選択・・
本当、男って自分一人で決断して、自己満足して~という所が昔も今もありますからね・・。
女の気持ちなんて二の次で・・
本当に、そんな選択しかできなかったのか・・
でも、決まってしまったことに、今更文句いっている時間もない・・
だって、時は一刻一刻すぎていくのですから、残り限られた時間ならば無駄にしちゃいけない・・。
そう、もう二度と会えないかもしれない・・
決して死にに行くわけではないけれど、そんな覚悟を持たずして戦地に向かうことは難しい・
だからこそ、最後の最後で二人は身も心も一つになる・・
その様が又初心で初々しくて・・・
女物の着物の脱がせ方がわからず戸惑う所とか・・
眼鏡をはずすと百合子の全てが見れないからといって、外そうとしない所とか・・・
いちいちお伺いをたてながら百合子の着物を脱がせていく所とか・・
なに、この初心さ100㌫は~
か・・可愛いすぎてたまらないんですが~~
そして、そんな彼の帰還をただひたすら待ちわびる様子の百合子の健気さが・・・♪
本当、瑞人&斯波ルートでは駄目兄でも、他キャラルートになると、優しく情の熱いいい兄貴になるね
この人・・
そして、どのルートでも変わらないのが使用人の藤田・・
何気ない、ほんのちょっとした仕草一つが、百合子という主を大事にしているな・・
というのがにじみ出ていて、それが又凄くいい!
そして・・
女同士の会話・・・
一人の男を二人の女が真剣に思いあうからこそ、嘘偽りのないまっすぐな瞳と言葉・・・
多分、きっと、百合子がはっきりとした態度をとっていなければ、きっと目の前の彼女も百合子の存在など認めず、秀雄を自分のものにしようと・・杠しないと、宣戦布告になっていたかもしれない・・
女同士って、妙な所で通じてしまうものがある・・・
得に嘘には敏感だったりするので、腹を割って話した方が通じやすいのかもしれません・・。
そんな女同士の語らいが終わった後・・
どのルートでも、やはり、最後には黒幕の彼が出てくるのですが・・
そのピンチを救い、真実をつきつめるのも攻略キャラの役目~
個人的には、あんなみすぼらしい親父にではなく・・
見目麗しの彼に組み敷かれる百合子の所に、救世主秀雄君登場~~
てのが理想でしたが・・・(笑)
うん、悪くないハッピーED~
ですが・・・
個人的にはバッドEDの方が燃えてしまうのですが~~
切ない・・
はいからさんが通る・・
の、1シーンを彷彿とさせるような・・
戦地から帰らぬ男を思い、嘘つきと涙にくれながら、外に飛び出した真っ白な雪景色の中、彼女は寒さも忘れて夢を見て・・
そして、もう一つのEDは・・
女同士の真剣な話に、誠実になれなかったが故の、百合子の愚かなる行動により、せっかくの秀雄の決意も台無しなことになる・・
その結果は・・
というか、百合子が選んだ結末は、秀雄のような潔癖で生真面目な男に難しい・・
もっと、割り切って人生生きれば、ここまで苦しまずにすんだかもしれないのに・・・
変化においつけづ、いつまでも子供のまま、半分、DV男化している秀雄と・・
環境に馴染みつつ違う気持ちではありながらも二人の男を思いながら、秀雄の行為を許す百合子と・・
と、こちらのEDは、なんだか途中まで切なくはありましたけれど・・・
でも、ハッピーEDよりは、なんだかんだで好きかもしれません・・・(笑)
普通の甘く優しい恋愛物語になると、どうしても悲恋展開を望んでしまうようですね~
ハッピーEDを望む際は、もっと激しくも切なく、悲しくも狂おしく・・・
という展開だからこそ、私はハッピーEDを好む傾向にあるようです~
なので、斯波ルートはハッピーEDは凄く好きで・・
バッドEDは切なくて~
でも好きなんですけれどね・・・
結局は悲恋が嫌いじゃないということでしょうか・・
ということで、次の攻略キャラは藤田あたりで~♪
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。